「美」を求めるなら医薬品より化粧品を | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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「化粧品」安全性を第一に考えて作られている商品で、

 

「医薬品」生理的薬効効果を持つ製品として作られています。

 

 

「医薬部外品」はその中間に位置する製品ですが、

 

 

 

今日は医薬部外品はちょっと脇に置いておいて、

 

 

主に「化粧品」と「医薬品」の話をしたいと思います。

 

 

 

 

◎化粧品は『効果を持たない』アイテム


我々が日常的に使用できる化学製品として、

 

 

「化粧品」とは生理的な薬効作用を持つ『有効成分』を含んでおらず、

(含んでいても効能を保証されない)

一言で言うと「効果」と言えるものを持っていない製品として作られています。

 

 

もちろん洗浄して汚れを落とすとか水分や油分による保湿作用などはありますが、

 

例えば「肌の細胞生成を促す」というような薬効的な作用を持っていません。

 

 

 

 

化粧品の作用はすべて「角層」までと決められているので、

 

 


細胞生成は基底層や真皮などの肌のより深いところまで成分が浸透しないと効果がないので、

 

「化粧品」というカテゴリーに属す製品だとそのような効能を訴求することが出来ないのです。

 

 

 

なので結局のところ、

 

「化粧品」と呼ばれる製品には特に大きな効果はなく、

 

「適切な洗浄と保湿」を心がける程度のことしか出来ません。

 

 

 

◎医薬品は『効果を持つ』アイテム


対して『医薬品』と呼ばれる製品は、

 

 

人体に対して何らかの薬効効果を発揮する有効成分を配合しているので

 

実際に「効果・効能」を有したアイテムということになります。




医薬品は化粧品とは異なり有効成分を細胞生成している基底層や真皮まで届けなければならないため、

 

有効成分そのものが浸透しやすいものというだけでなく

 

界面活性剤などの効果で浸透性を上げていたり、貼り付け式にして長時間かけて浸透できるように設計されています。

 

このため化粧品とは違ってしっかり肌の奥まで浸透していきます。

 

 

 

このようにして成分が実際に人体に対して効果を及ぼすため、

 

細胞の修復を手助けしたり炎症を沈静化したり、

 

増殖した菌類を殺菌したり角質の代謝を早くしたり遅くしたりできます。

 

 

 

 

 

◎「化粧品」は意味のないもの?

 

 

 

という話になると「化粧品は意味がないものだ」という意見もでてきます。

 

 

それはそうですよね、

 

特に効果を持たない製品ですから、「効果」という話では化粧品は医薬品には絶対に勝てません。

 

 

たとえ3万円のクリームだろうと病院で処方される数百円の医薬品には効果で劣るのです。

 

 

実際この事実から「化粧品は製薬業界では軽んじられている」という話を聞いたこともあります。

 

 

どうせ大した効果もないものなのだから、医薬品の方が凄いに決っている…と。

 

 

 

かずのすけ自身化粧品の効果はそんなに大きなものではないので

 

高いものを沢山使うほど肌に良い!という意見には反対のスタンスですが、

 

 

 

ただ、だからといって「化粧品より医薬品の方が凄い」というのは絶対に違うと思います。

 

 

 

というのも、

 

こと「美容」という話になると、

 

医薬品に頼っていては絶対に本当の健康的な『美』は手に入らないからです。

 

 

 

 

◎医薬品には必ず「副作用」がある

 

 

『医薬品』は確かに強力な効果を持っていますが

 

必ずその強力な生理効果に相反するような「副作用」を持っています。

 

 

 

 

例えば美容関係でよく用いられる医薬品

 

主に以下の二種類に分けられると思います。

 

 

アトピー性皮膚炎や脂漏性湿疹など「痒み」や「炎症」を治療するために作られている

 

『抗炎症剤』

 

と、

 

ニキビやフケ症、水虫などの「菌類」が原因の疾患を治療するために作られている

 

『殺菌剤』


です。



抗炎症剤には「ステロイド性」のものと「非ステロイド性」のものがあり、

 

殺菌剤にも詳しくは「殺菌剤」「抗菌剤」「抗生剤(抗生物質)」などの色々な種類があります。

 

 

 

それぞれの医薬品ごとに効果の強さもまちまちで、

 

大まかにはその強さに合わせて

 

「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」

 

と分類されています。

(一般には第一類が一番効果が強く、第三類が効果が穏やかなものになります。)

 

 

 

まぁ医薬品の諸事情については僕は門外漢なのでそんなに詳しくはお話できませんが、

 

美容系に使われているこの「抗炎症剤」「殺菌剤」についてはそこそこよく知っている方かなと思います。

 

 

 

僕はアトピー体質なので特にステロイド系の抗炎症剤は小さい頃から良い意味でも悪い意味でもかなりお世話になりました(^^;)



殺菌剤についてもブログをはじめてから特にニキビ関係のご相談を頂く機会が増え、

 

否が応でも調べざるを得なかったので今ではそこそこ物知りです。



ステロイドなどの抗炎症剤は皮膚科に行けばまぁまず十中八九処方されるお薬なので

 

大体の方が使ったことがあるはずです。

 

痒みなどの炎症を沈める効果のお薬ですね。

 

 

 

殺菌剤も身近に色々なところにありふれているので使ったことがない人は稀でしょうね。

 

一番有名どころだと「オロナイン」なんかも殺菌薬の一種です。

 

 

 

image

↑かずのすけが持っている医薬品

 

 

 

◎常用厳禁!「ステロイド性抗炎症剤」の副作用

 

 

ステロイド系の抗炎症剤はかなり強力で、

 

使うとたちまち痒みが治まってしばらく塗り続ければ数日のうちに掻き傷が修復されます。

 

(ちなみにステロイドにも5段階の効果の強さがあり、塗る部位や炎症の酷さによって使い分けが必要です。)

 

 

化粧品では「細胞生成を促す」などの表現は禁止されており、

 

実際そういった効能を持つ化粧品は額面上存在しません。

 

 

しかし医薬品の場合、

 

「ステロイド薬」は塗るだけで簡単に細胞生成を促すことができます。

 

 

 

このため昔は「魔法の薬」のように認識されてかなり乱用された時期もあったようです…。

 

 

実際には非常に深刻な副作用があり、

 

 

・使い続けると肌の正常な回復が困難になりゴツゴツした皮膚が生成されたり色素沈着を起こす。

 

・さらに免疫機能が著しく落ちるため様々な細菌疾患にかかりやすくなる。

 

・自前の皮膚の再生能力も落ちるので薬なしでは常に痒みや炎症を伴うような状態になる。

 

・あくまで対症療法薬なので使い続けても根治はしない。

 

 

などなど、

 

現在ではこの副作用が広く周知されたのでそこまで酷くなるような使い方を指導する先生はほとんどいないはずですが、

 

小さな副作用に気づかず何年も使用し続けてしまったりなどして、

 

現在でもステロイドの副作用に悩む人は少なくありません。

 

 

 

 

 

◎治ったと思ったら再発…「殺菌剤」の副作用

 

 

殺菌剤はその名の通り菌類を殺すお薬の総称です。

 

 

化学的な性質によって生き物全般にダメージになるものを「殺菌剤」などと呼び、

 

生物学的な性質によって特定の菌やウイルスのみに特攻的な効果を持つものを「抗生物質」と呼びます。

 

 

 

いずれにせよ菌類を殺したり繁殖を抑制するための薬なので、

 

「ニキビ」など菌の繁殖が原因で起こる疾患に多用されています。

 

 

あとは消毒剤として「化膿止め」のようにも利用されていて、

 

普通の傷薬=殺菌剤というパターンも結構あります。

 

 

特にニキビ悩みを抱える人がこの殺菌剤を使用する機会が多く、

 

ニキビに対しては特効薬的に使用されています。

 

 

 

ただし殺菌剤の困ったところは

 

 

・そもそも大抵の細菌疾患が肌の免疫を司っている「皮膚常在菌」の過剰繁殖によるものなので殺菌しすぎると肌の免疫機能そのものが落ちる。

 

・長期間使い続けると薬剤耐性を持つ「耐性菌」が発生して治りが遅くなったり症状が悪化してしまう。

 

・根本原因を取り除かないと絶対に完治させることはできない。(殺菌剤を使い続けても根治はしない)

 

 

という感じで、

 

これもステロイド同様に使い続けるほどに悪化してしまうリスクがあります。

 

ステロイドほどやばい副作用ではないので今のところあまり知られていませんが、

 

 

これまでのブログでのご相談を聞いてきた限り

 

ニキビに長年悩んでいる人はこの殺菌剤の長期利用者であることが大半です。

 

(殺菌剤は医薬部外品でもかなり強いものがあるので医薬品でなくてもなる場合はあります)



特にニキビ薬は使うとそのときは確かにはやくニキビが治るのは事実ですが、

 

周囲の免疫機能が落ちるので、

 

薬で抑えたニキビはかなり高い確率で似た所に再発してしまいます。





◎根治させたければ「医薬品」に頼る習慣を見直す必要がある



つまり結局のところ美容系で利用されやすい抗炎症薬(ステロイド)も殺菌薬(ニキビ薬)も、

 

これに頼リ続ける限りは絶対に症状が完治することはありません。

 

 

何かのっぴきならない理由があり、

 

素早く炎症を抑えたいとかニキビを一時的に治したいという場合に医薬品を頼るのはありですが、

 

 

もしあなたが長い間ニキビや炎症に悩んでいて

 

「毎日のように薬を塗る習慣」がある場合、

 

その習慣はできるだけはやめに見直す必要があると思います。




もちろん医薬品とバランスを取ってその状態で良いと言う場合は別に無理強いするつもりはありませんが、

 

 

こと「美容」を求めるならば、

 

どんな小さなものでも医薬品を毎日のように使う状況では

 

本当に健康的な「美」を獲得することは困難です。

 



※経口医薬品のビタミン剤やトラネキサム酸などの栄養剤的なものなら問題ありません。




◎「美」を求めるなら医薬品より化粧品を



医薬品というのは化学物質の作用によって人体に生理的な効果を及ぼしています。

 

 

これは元々人体が持っている生体システムのバランスをどこかで崩しているということ。

何か薬を使えば、その崩れたバランスのしわ寄せが多かれ少なかれ必ずどこかで発生するのです。

 

 

 

医薬品は「美容」のために作られているのではなく「治療」のために作られています。

 

症状の治療はできても美しくなれるか?というとそれは全く別のお話です。

 

 

 

 

実際にはアトピーの痒みやニキビの悩みも、

 

その原因を突き詰めれば医薬品に頼らずとも化粧品のみで完治させることはできますし、

 

多少の肌荒れやニキビ程度であれば薬を使わずとも自己治癒力で回復できます。

 

 

自己治癒力のみに頼るとちょっと治りは遅いですが、

 

原因さえ取り除けば再発はほとんどしないし何より綺麗に治ります。

 

 

 

もちろん炎症やニキビに化粧品を塗り込めと言っているわけではなく、

 

 

かゆみを伴う炎症は洗剤での洗いすぎや今使っている化粧品、衣類などを見直せば大体改善しますし、

 

ニキビも寝食生活の改善や使用している洗剤や化粧品の見直しで完治する場合が大半です。

 

 

 

 

 

「適切な洗浄と保湿」

 

 

というと凄くショボいことのように思いますが、

 

実際のところ大体の肌荒れの原因がここにあるので

 

 

これを改善できるのは医薬品ではなく「化粧品」です。

 

 

 

 

人間はそんなにやわな生き物ではありませんから、

 

毎度のように薬の力で細胞を修復したり菌を殺したりしなくても

 

身体本来の力と、それをそっと手助けする化粧品さえあれば十分綺麗になれるのです。

 

 

本当の意味で健康的な『美』を求めるのであれば、

 

医薬品ではなく化粧品を上手く活用していきましょう。




「効果を持たない」化粧品にだって

 

医薬品と同じくらいかそれ以上に十分な価値があると僕は思っています。





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