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最近はバタバタしすぎてあまりブログに触れられませんでした(^^;)
コメントもお返事が遅くなってしまっていて申し訳ございません…m(_ _;)m
少しずつお返事していきますのでしばらくお待ち下さいませ!
今日は前回の化繊肌着に関する記事に引き続いて
▶【ヒート◯ック】でボディ肌荒れ…化繊が肌に刺激になる原因とは
化繊にまつわるちょっとした【着合わせトラブル】についていろいろと説明したいと思います!
◎奮発したジャケットやコートにホコリや毛が沢山ついてしまう?!
奮発して購入したジャケットやコート…、、
なのに気づくとホコリや毛が沢山ついていてしょっちゅうコロコロローラーでお掃除している…。
毎度毎度こんな風にお掃除するのは非常にめんどくさいですし
町中でホコリまみれのジャケットやコートを着ている人を見るとあんまりかっこよくないなぁと思ってしまいますね。
実はこのホコリやゴミまみれになるジャケットやコートの原因は
前回記事でも紹介した「ポリエステル」や「アクリル」などの【化学繊維】です。
これは前回お見せした『帯電列』の表ですが、
ホコリや毛が張り付きやすいジャケットやコートは静電気によってゴミを吸着しやすいのです。
ホコリとは人間の皮膚や毛、また衣類や布団の繊維が固まったものです。
基本的に皮膚を多く含んでいるためプラスの静電気を帯びやすいと言われています。
そのためマイナスの静電気を帯びやすいポリエステルやアクリルなどの
化繊素材で出来たジャケットやコートはほこりがくっつきやすく、
その他にも自分の髪の毛なども張り付きやすいです。
犬や猫などのペットを飼っている場合も動物の毛がくっつきやすいので要注意!
基本的にそれなりに価格がしっかりしたジャケットやコートは
『毛(ウール)』や『カシミヤ(毛の一種)』で作られているので
こういったトラブルは起きにくいですが
最近はかなり高額のジャケットやコートでもポリエステル素材のものがあり
「高いのにゴミが張り付きやすい」
なんていう場合も…。
先日伺った某高級洋服店では20万円もするジャケットが半分以上ポリエステル素材だったのでがっかりした覚えがあります…。
(しかも店員さんが素材をしっかり確認もせず「素材は天然だと思います」などと適当なことを言っていて心底呆れ返りました…。怒)
高級ブランドでもデザインが特殊な服は特に化繊がかなり入っている場合が多く、
それだけ高くするなら素材は良いものを使って欲しいなぁとついぞ思います。
◎コートやジャケットが天然素材でもマフラーやニットが化繊だと…?!
またコートやジャケットを天然素材で揃えたとしても、
インナーに着るニットや防寒で身につけるマフラーなどがアクリル素材のものだと
今度は逆にニットやマフラーの繊維がジャケットやコートに張り付いてしまいます。
もしコートやジャケットをウール素材にしたなら、
同じくその他の防寒着もウールなどの天然素材のものにしなければ結局同じように毛が張り付いてしまう原因になります。
その場合はコートもアクリルやポリエステルのものにした方がむしろ毛は張り付きにくいですが、
ホコリや髪の毛などがくっつきやすくなるので
結局1番お勧めなのは全部天然で揃えることだと思います…。
ちなみに基本的にカラフルな色付きのコートやニットやマフラーはアクリル素材の場合が多いので、
カラフルな色モノを購入する際には素材表示を必ず確認しましょう。
◎コートやニットに毛玉が出来やすいのも…。。
こうなってくると「ニットの毛玉」の原因もなんとなく想像できそうなものです。
実は『毛玉』もアクリルやポリエステルなどの化繊が原因です。
特に毛玉が出来やすいのは
「毛&アクリル」や「毛&ポリエステル」などの天然&化繊の混紡素材で、
同じ一枚の服でも別の異素材がおり合わさっていると、
繊維同士が擦れあった際の静電気で異素材の繊維が少しずつまとまっていくわけです。
そのまとまりが蓄積していくと最終的に毛玉になります。
これが同じ素材のみで出来たニットやコートだと
擦れあっても静電気が発生しないため繊維がまとまりにくく、
毛玉そのものが発生しにくくなります。
毛素材100%のニットやコートはそれなりに価格がお高めに設定されがちですが
とても暖かいですしなにより毛玉も付きにくく、
きちんと防虫しておけば劣化させずに化繊製のものより長く着ることも可能というわけですね。
◎冬場になると静電気が…私って静電気体質?!
また繊維のゴミがひっつきやすくなったり毛玉が出来る以外にも、
帯電異素材の衣類を着ていると単純に身体全体が静電気を帯びやすい状態になってしまいます。
こういった状態を
「静電気体質」
とまるで生まれ持った『体質』のように言う場合がありますが、
実際のところこれは殆どの場合化繊素材が原因です。
肌着は綿だけどニットはアクリル、ジャケットはポリエステル、コートはウール・・・
のように帯電性が異素材の組み合わせを折り重ねるように着込んでいたりすると
特に衣類間で電気の交換をしやすくなって静電気を帯びやすくなります。
前回の記事にあるように化繊素材の耐寒肌着を着るだけでも同じ。
◎足にまとわりつくスカートやパンツも…。
女性の場合「足にまとわりついてくるスカート」の経験がある人もいると思います。
これも大抵が化繊(特にポリエステル製)のスカートの場合に起こりやすいです。
皮膚そのものは比較的無帯電性に近いのでよほど乾燥していないとなりにくいですが、
ストッキングを着用している場合ストッキングは「ナイロン」素材のものが多いので、
ご覧の通りナイロンはかなり強めのプラス帯電性の素材ですから
「ストッキング×ポリエステル素材のスカート」
はビタビタに張り付く原因になります。
足に張り付いているスカートはやはり見た目にみっともないので
できるだけウール素材や綿素材のスカートを選ぶと回避可能です。
(ちなみにハンドクリームなどで絶縁性の油分を塗布したり柔軟剤でも回避可能ではありますが、繊維素材で対処したほうがスマートかと思います。)
あと男性の場合はスーツのパンツの裾がまとわりついてきてみっともないことがあります。
これは女性のスカート×ストッキングと似たような感じで、
アクリルやポリエステル性の紳士靴下を履いたうえにウール素材のパンツを履いている場合は
静電気によってパンツが靴下とひっつきあってしまいます。
パンツの裾がまとわりついているスーツスタイルはやはりあまりカッコよくないので、
スーツパンツをウールにした場合は履く靴下の素材にも注意しましょう。
◎ジャケットの表地が「ウール(毛)」なら裏地は【キュプラ】一択
あとジャケットやコートは市販のものだと安価品が「ポリエステル」、
ある程度のブランド品や高価格帯のものは「ウール(毛)」で縫製されているのが一般的です。
そしてジャケットやコートは普通「裏地」というものが張ってあり、
素材表にも「表地」の素材と「裏地」の素材を表示しています。
(ただし夏場のスーツや安価品だと「背抜き」と言って裏地が無いものもあります。)
裏地は脱ぎ着した時の摩擦を少なくして着やすくしたり、
繊維の擦れによる摩耗を少なくするという役割があります。
もちろんファッション性もありますね。
この表地と裏地の静電気的な関係を考えると、
表地がポリエステル製のものならば裏地もポリエステルで貼るのはまぁ比較的ありだと思います。
(無論ポリエステル系なので全般的にホコリや静電気を帯びやすくなりますが)
しかし例えば表地がウールならば、
裏地にポリエステルを貼るのは帯電防止的な視点だと絶対にNGです。
プラス帯電のウールに対してマイナス帯電の裏地を貼るのは
静電気を帯びやすくなり脱ぎ着したときにバチバチなりやすいですね。
なので表地がウールの場合は必ず裏地には【キュプラ】という素材が使われているものを選ぶべきです。
キュプラとはレーヨンの一種でウールと同様にプラス帯電の素材なので、
脱ぎ着したときの静電気バチバチをしっかり防いでくれます。
ちなみにポリエステル裏地は吸水性が低いため湿気がこもりやすくジメッとしやすいのに対して
キュプラは吸湿性が高く湿気を吸い取り常にさらっと着れるという点でもポリエステルより優秀です。
その分価格はやや高いですが、
ウール素材のスーツやコートを着る場合は絶対に裏地キュプラのものを選ばないと機能的に損をすると思います。
ちなみにキュプラ素材の裏地ジャケットを着る場合は「アクリル製のニット」は控えましょう。
アクリルはマイナス帯電なので裏地との相性が悪く脱ぎ着するときに猛烈に静電気が発生します…。
◎正しいおしゃれをするにはある程度の繊維の知識が必要
というわけで「繊維の帯電性」という観点から衣類の着合わせについて解説してみました。
実際にはここにある以外にも帯電性によるNG着合わせは存在すると思います。
まぁとりあえず基本的に「綿・毛・絹・麻・ナイロン・レーヨン・キュプラ」あたりの繊維を狙って購入すればこういうことは根本的に起こらないと言えます。
ただ最近のアパレル市場はほんとに不景気なのでコスト削減かどんどん繊維の質が悪くなっているように思います。。
大抵がポリエステルやアクリルで出来ているので僕的に購入でいる洋服屋さんが本当に限られています…m(_ _;)m
ところで実はかずのすけ、学生時代は某有名アパレル店でアルバイトをしていました。
それはもう過酷な労働に見合わない低賃金でやりがいと心の強さが育まれる素晴らしいお仕事でしたが(苦笑)
何より色んなオシャレの知識を磨くことが出来たのは大きかったと思います。
あと敬語の正しい使い方やお接客のノウハウを獲得できたのも大きかったですね。
僕がブログのコメントを大切にしているのはこの時にお接客の大切さを実感したからに他なりません…。
まぁ接客云々の話は置いておいて、、笑
僕が当時アルバイトをしていた時にお洒落について右も左もわからなかったとき、
「本当に格好よく綺麗なお洒落を楽しむためには素材や色やその服の歴史など様々なことを知っていなければならない」
と教えてくださったとても博識で優秀な先輩スタッフさんがいました。
その方は後に独立して個人のセレクトショップを開業してしまったので
今思えば元々その職場には不釣り合いなスペックを秘めた方だったのですが、
その方の仰ることはまさしくその通りで
服を本当にお洒落に着こなすためにはかなり膨大な知識量が必要だったりします。
「こういう服はこうやって着ないとかっこよくない」とか「こういうトラブルを生む原因になる」とか「こんな着合わせをするとすぐに傷んでしまう」とか、
ファッションには知らないと回避できない様々な要注意事項が存在しています。
(「化繊肌着が肌刺激の原因になる」…というのもその1つですね。)
僕は化学系が専門なので繊維の帯電性のお話を中心に書かせてもらいましたが、
本当は歴史的な話とか礼節マナー的な話とかもたくさんあって、
これだけ書いても一個面白いブログ書けそうだなとも思いますが…(^^;)
また気が向いたときに他の洋服のお話も挟んで行けたら良いかなと思います。
では以上、今日の記事はここまでです!
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