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少し話題が飛ぶのですが、ちょいちょい質問を頂くのでこの際に説明をしておきたいと思います。
ちょっと前にものすごい話題になった「DHCスーパーコラーゲン」というもの、ご存知でしょうか?
宣伝みたいになっちゃうから正直この動画リンクは貼りたくないんですが、
そんなことより説明がめんどくさいので読んでもらうのが1番手っ取り早いと思い貼ることにしますね(^_^;)
ご存知無い方は少し長めですが一度動画を御覧ください。
まぁ全部見なくても冒頭5分くらいで大体の内容はつかめるかと思います。
簡単に掻い摘んで内容をまとめると、
・これまでのコラーゲンは分子が大きすぎて皮膚に浸透しなかった。
・しかしDHCが世界初の皮膚に浸透する「DHCスーパーコラーゲン」を開発!
・分子量を非常に小さくすることで皮膚の奥深く真皮層にまで浸透して新しいコラーゲンも作る!
というようなことをご丁寧に動画を使って説明してくれているのですね~。
へぇ~、それがほんとなら凄いことですね~…(*_*)
しかし、かずのすけのブログ歴が長い方は分かるかと思いますが、
これは色々と「なんだかおかしい」ということに気が付くでしょうか?
今回のDHCさんの企画は動画のセットも作っちゃったりして見るからにとてもお金がかかっていますし、
今まで自分たちで売っていた普通のコラーゲンすら顔色一つ変えず否定した華麗なる手のひら返しも批判を誘うことで逆に宣伝効果を高めました。
「世界初の大発明!」みたいに宣伝したのでなんともセンセーショナルに市民の興味を引きましたね。
新商品の宣伝企画としては大成功だったに違いありません…。
ですが僕は今回DHCさんがやったことはあまり褒められるものではないと思っています。
理由は大きく分けて2つあります。
ひとつは「宣伝手法」と、もうひとつは「DHCスーパーコラーゲンの正体」が理由です。
宣伝手法の際どさについてはこれまでコメントで何度かお返事をしたことがあるのですが、
スーパーコラーゲンの正体についてはまだあまりお話したことがありません。
ここで結論から先に言ってしまうと、
「DHCスーパーコラーゲン」は、厳密には「コラーゲン」ではないのです。
これをコラーゲンだと誤認させて販売していることを考えると、
やはりあまり褒められることではないですよね…。
ということでいきなり衝撃的なことを申し上げましたが、
まずは宣伝手法の際どさから説明したいと思います。
その後、衝撃のDHCスーパーコラーゲンの正体についてお話しますね(;^_^)ゞ
◎なぜDHCは「真皮層への浸透」を明言できるのか
これまでの当ブログの内容をしっかり読み込んでいて頂ければ、
「化粧品」の宣伝では角層以下の皮膚細胞層への成分の浸透を謳ってはいけない
という基本的なルールがあることをご存知だと思います。
ご存じない方は詳細は▶どこまで入るの!?~化粧品成分の「肌浸透」~に譲りたいと思います。
つまり化粧品は肌の安全を第一に考えるべき商品なので、
皮膚の内部に浸透して生理的効能を与えることを禁止されているのです。
世の女性の多くは「浸透=良いこと」と思っていますが、
実際には外部の化学物質やばい菌や細菌などがおいそれと皮膚から吸収されたらそれはとても大変なので、
人の皮膚は外から入ってこようとするものを強力に遮断するバリア機能を持っています。
このバリア機能を無視してスイスイ成分が肌に浸透できたとしたら、それって本当に良いことなのでしょうか?
いいえ、実際にはとても危険なことです。
そこで「化粧品」や「医薬部外品」などの日常的に使用する商品はあくまで皮膚表面の【角層】までの効果しか持たせてはいけないことになっており、
角層以下に浸透させて薬効効果を発揮できるのは「医薬品」の範疇となっています。
DHCは医薬品メーカーではなく化粧品もしくは医薬部外品の企業ですから、
商品の宣伝の際に「真皮層に達する」と記載したり明言することはルール違反なのです。
↓このように「肌の中に吸収」とか、「根本的に効く」というのは医薬品の表現範囲なので、本来NG表現のはずです。
しかし今回の動画を見る限りではそのような表現がかなりたくさん見受けられます。
これはどういうことなのでしょうか?
◎ポイントは「商品」ではなく「成分」の説明をしているところ
「本来ダメなことを堂々とやっている、ということは、つまり本当のことだから!?」
と思ってしまう人も多いようですが、これは違います。
極論を言えば例え本当にその成分が角層を突破して真皮に浸透出来るポテンシャルを持っていたとしても、ルールはルールです。
それが化粧品に分類される商品の宣伝であれば、そのように広告宣伝してはいけません。
たとえ本当だったとしても「出来ない」のです。
(DHCスーパーコラーゲンが本当のことを言ってるかどうかは別として。)
なのに出来ている…ということはもっと別のからくりがあります。
それは、「商品の宣伝」ではなくあくまで「成分の説明」をしている…
ということに限れば、それは広告表示法には触れず、
商品の広告では言えないことが言えるようになるのです。
実際、この動画を全部見てもDHCスーパーコラーゲンを配合した化粧品の宣伝は一切出てきません。
(「テスト美容液」ってのは出てきますが、値段とかそういう話はありません。)
もちろんこの「DHCスーパーコラーゲン」を配合した商品は既に販売されており、
動画にこの商品の広告を貼ることも出来ますが…
それをすると商品の宣伝になってしまうのでDHCはそれもやっていません。
徹底して「成分の説明動画」としているのです。
なのでこのDHCの動画では
あくまで「DHCスーパーコラーゲン」という成分を淡々と紹介することで、
「真皮層への浸透」や「使用前使用後の肌の変化」
など、
本来化粧品の宣伝ではやってはいけないことを可能としているわけです。
またテレビや書誌ではなく【YouTube】を使った動画解説というのも、
まだまだ法整備が追いついていないWeb媒体なら公の団体から批判されにくいというメリットもあるでしょう。
逆に言えばこういう方法で紹介を行えば、
実際にそういう効果がなかったとしてもまるで本当のことのように説明することもできます。
Web上の動画で言っていることなんて、誰が内容を保証していると言えますか。
それが例えウソでだとしても、誰にもその真偽は分かりませんからね。
何はともあれ本来化粧品に言えない効能を市民に印象づけるには、
非常に画期的かつ賢い方法だったと言えるでしょう。
もちろんこれが良いことか悪いことかは別として…。
◎仕上げに「成分」と同じ名前の「商品」を発売すると…
そしてその後、「DHCスーパーコラーゲン」という名前の【商品】を発売してしまえば、
成分なのか商品なのかを区別している賢い消費者っていうのはかなり少ないですから、
上の動画の内容を商品そのもののことだと思って購入してしまう人が増えるでしょう。
このようにしてDHCは、
「ただの成分の紹介動画」を、いつの間にか「商品の宣伝動画」に変貌させたということです。
なんとも賢い方法ですね~!(゚Ω゚;)
まぁ商品自体は案外お求めやすくて成分内容も全然悪くないんですけどね。
DHCスーパーコラーゲン
2,916円
Amazon |
DHCスーパーコラーゲン スプリーム
4,968円
Amazon |
これが10000円とかしてたら酷いもんでしたが(;^o^A
ただし、
まだお話は途中でしたね。
冒頭でお伝えした「DHCスーパーコラーゲンの正体」についての話をしていませんでした。
DHCスーパーコラーゲンは実はコラーゲンじゃなかった、という衝撃の事実…。
この詳細については、後編にて。
▶実はコラーゲンじゃなかった!? 話題の【DHCスーパーコラーゲン】徹底解説 後編
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