オイル?リキッド?クレンジングの種類とその違い | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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まだ発売日が未定ですが近日中にクレンジングを発売することになっていますので、

しばらくクレンジングについての特集を組んで行きたいと思います。


本日は最も基礎編のお話で、

成分から考えるクレンジングの種類とその違いについてです。



ちなみに今日の記事の概要は

スキンケア講座第一弾!クレンジングの種類は?W洗顔は必要?

↑こちらのコラボ記事でも動画解説付きで説明していますので、

よろしければこちらも御覧くださいね(^_^)




◎クレンジングの基本的な種類


クレンジングの基本的な種類は主に4種類があります。

これは皆さんもよくご存知の通り、

【リキッド】 【ミルク】 【クリーム】 【オイル】

の4つですね!


ちなみに「ジェル」というものも最近は人気ですが、

これはリキッドに『カルボマー』などのジェル化剤を加えているだけなので

基本的にはリキッドクレンジングの仲間ということになります。




そして重要なのはこの4つが一体どのように違っているかということです。



◎クレンジングの違いは「水」と「油」の配合量で決まる


ある意味分かりきっている話かもしれませんが、

クレンジングはメインに配合されている「水」と「油」の量によってその様態を変えています。


その名の通り「リキッド」であれば主に「水」が主成分となっており、

「オイル」であれば、主成分は「油」になっています。


またミルクやクリームは水と油を混ぜ合わせたもので、

「ミルク」の場合は主成分が水で少量の油を加えたもの。

「クリーム」は水と油をほぼ等量程度ずつ混ぜ合わせています。


 

 


 

◎各クレンジングにおける【界面活性剤】の役割

 

 

そして次に重要になってくるのは「界面活性剤」です。


水や油だけでは当然クレンジングとしては働かないため、

各クレンジングにはそれぞれその種類に適した界面活性剤が配合されています。



【オイル】や【クリーム】など、オイルベースのクレンジングの場合は

「油は油に溶ける」というオイル同士でよく混ざり合う性質を利用してメイクを落とします。

なので、メイク汚れそのものを浮かす役割は主成分の油分が担うため、

界面活性剤は洗浄用のものではなく水に流れやすくするためのものを配合しています。





対して【リキッド】や【ミルク】の場合は、

「水」に油を溶かす性質は無いため、

メイクの洗浄はすべて界面活性剤の力で行う必要があります。


よって、

リキッドやミルクタイプのクレンジングにはメイクの洗浄に特化した洗浄用の界面活性剤が主に配合されています。


 

 

◎各クレンジングの特性について


これらのことから想定できる各クレンジングの特性をまとめると、


【リキッド(ジェル)タイプ】
・本来水に油は溶けないため、界面活性剤のみの力では洗浄力が不足しがち。
・洗浄力を高めたものは界面活性剤の濃度が濃い。(乾燥しやすく肌に負担が大きい)
・一般的に摩擦を加えなければ洗浄できない。
・値段が安く大量に使用できる。
・濡れた手でも使える。
・肌に残留しないためW洗顔は不要のものが多い。

【ミルクタイプ】
・ほぼリキッドと同じだが、油分を少量混ぜたことで洗浄力がよりマイルドになっている。

【クリームタイプ】
・詳細は別記事でまとめるが、「転相」という現象を応用したクレンジング。
・油と水の濃度変化に非常にシビアになので濡れた手では使えない。(お風呂場もNG)
・オイルオンリーより洗浄力がマイルドになり、乾燥しにくくなる。
・油が肌に残るものはW洗顔が必要。
・オイルベースで処方が難しいので価格が高め。

【オイルタイプ】
・油同士で溶け合うため、界面活性剤に頼らずとも洗浄力は高め。
・油の種類によっては肌に必要な油分も根こそぎ奪う場合がある。
・油の種類によって洗浄力を調節できる。
・濡れた手でも使用できるが水が混ざると洗浄力が落ちる。
・W洗顔が必要なものが多い。
・オイルベースなので価格が高め。
(安価なオイルもあるが洗浄力が高く乾燥しやすい。)


などのことが言えます。

ひとつひとつ見ていくともっと詳しく解説もできますが、

記事が骨太になりすぎるのでここではこの辺で抑えておこうと思います(;^_^)ゞ



もちろんこれは一般論であって処方を工夫すればいろいろと常識を覆したようなクレンジングも作れますが、それはまた追々取り扱いたいですね!




というわけで今回はこのくらいにしておいて、

次回はクレンジングの「界面活性剤」についてもう少し詳しくお話していきますm(_ _)m




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