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先日の記事で女性の間で「足のケミカルピーリング」が流行ってるというお話をしたかと思います。
→足の角質除去アイテム 『ベビーフット』 を化学的に見てみた
顔の皮膚にはまず使いたくないアイテムですが、
こういうのが思いの外浸透していて驚きました^^;
そしてネットの声を見てるとこれがケミカルピーリングであることを知らない人が凄く多いのにも驚きました…。
僕だったら「メカニズムを知らないでよく試せるよな~、、」と思っちゃいます…
(逆にメカニズムを知ってるからやりたくないのか…?)
まぁ一時的でも硬い皮がめくれれば嬉しいでしょうし、
皮を剥く事自体を楽しんでる人もいるのかもしれませんね(^_^;)
しかしグリコール酸というのはそもそもタンパク質変性剤ですから、
その成分自体が皮膚に対して優しいなんてことはありません。
その辺のサイトでは「フルーツ酸だからお肌にマイルド♪」とか言ってますが、
フルーツ酸ってのは皮膚刺激があるから皮が剥けるんです。
ここんとこ勘違いしちゃあダメですよね。
で、こういうフットピーリングパックってメリットの方ばっかり注目されている印象があるので、
ちょっと僕が思う問題点もいくつか挙げてみたいと思います。
こんな荒業アイテムなので良いことばっかりじゃないはずですよね…。。
◎敏感肌にはかなりの刺激!
皮膚を剥がすような成分です。
当然敏感肌にはかなり刺激が強いはずです。
『刺激』と言っても、
このアイテムを使っているときにリアルタイムでヒリヒリを感じる人も稀には居ると思いますが
基本的には使用後に足に「痒み」とかが出てくるようになると思います。
微弱な痛みは痒みとして感じるものなので…。
刺激を感じれば皮膚は炎症を起こすことがあります。
敏感肌の方にはあまりオススメできるものではありません。
ケガや炎症が元からある場合には絶対に使用しないように。
◎ピーリング後に出てくる皮膚は未成熟の皮膚
ピーリングして急激に作られる皮膚というのは、
いわば未完成の急造品です。
「柔らかい皮膚」というだけでも想像出来そうなものですが、
当たり前のようにその皮膚はバリア機能などが弱くなっています。
ケガもしやすくなってますし細菌感染などもしやすくなるので、
皮が剥けた直後はしっかり素足を守ってください。
普段は問題無い場所でも裸足で歩けばケガをしてしまうかもしれません。
◎水虫などがある場合は悪化する恐れあり
足に「水虫」などの細菌感染による疾患がある場合は使用しない方が良いと思います。
中には「足の皮が剥ける→水虫を取り去れる」と考えて使う人も居るらしいですが、
これは逆に悪化させてしまう可能性が高いです。
水虫の原因菌(白癬菌)は角質層の奥底の奥底まで根っこを伸ばしているものなので、
角層の表面だけを破壊するこのピーリングでは水虫を一掃することはまず出来ません。
それどころか皮膚が剥けた後はバリア機能が弱まるので、
弱った皮膚に水虫菌が移って感染が拡大することも考えられます。
水虫の治療のためにこの商品を使うのは止めたほうがいいでしょう。
◎皮膚常在菌が死滅する
元々人の足は皮脂線が少なく皮膚常在菌の数も少ないです。
そのため足の常在菌によるバリアが上手く働かず雑菌の繁殖を許して足の異臭を招きやすいです。
「フットピーリングをすると足のニオイが良くなる!」
というネット情報が結構あるようですが、
これはどう考えても一時的なものです。
グリコール酸などは強力なタンパク質変性剤なのでその中に長時間足を入れておけば、
当然多くの雑菌類も死滅します。
なのでその一時は足のニオイがかなり改善するはずです。
ですが元々数少ない皮膚常在菌も一緒に滅菌している(しかもかなりの広範囲)ので、
当然ですが足の雑菌の繁殖がこれから抑えられるというわけはなく
直ぐにニオイは再燃するはずです。
皮脂腺が少ない足裏は常在菌は繁殖しづらく、
逆に汗腺が多く湿気の多い環境のため雑菌は繁殖しやすいです。
この条件を考えれば、
フットピーリングを重ねれば重ねるほど足のニオイは強くなる…
という可能性も見えてきます。
足臭対策のフットピーリングはもしかしたら逆効果かもしれません。
◎逆に足の角質が固まりやすくなる
足の踵の角質が固まる理由は簡単で、
「刺激を受けるから」
なのです。
刺激に対して負けないようにするために角質は硬くなります。
そのため踵だけでなく肘や膝は硬くなりやすいですし、
ギタリストの指先とか野球選手の手のひらはカッチカチです。
つまり刺激を与える=皮膚が硬くなるわけですね。
(ちなみにこれは顔の皮膚でも同じことが言えます!)
なので刺激になるようなことはすればするだけ皮膚を固める原因になるのですから、
刺激を与えるようなケアは実は逆効果なのです。
それは物理的に削るのも化学的に剥くのも大差ありません。
むしろ化学的に薬剤を使ってなぜ皮が剥けるのか、
それはこの刺激に耐えられる新しい皮膚を生成するために違いありません。
つまり次に生まれる皮膚はやがて前の皮膚より頑丈になるということです。
ですからこういうケアはやればやるだけ皮膚を固くします。
柔らかい皮膚を維持するならかなりの頻度でやらなければならなくなりますよ。
◎本気で足の裏の皮膚を柔らかくしたいなら…
常在菌や足臭への影響を考えると、
まだ物理的に削った方がマシなのかも…
という気がしてきますね(^_^;)
ただどちらにせよ刺激を与えるのは皮膚を固める第一の原因になるので、
結局は何も触らないのが一番だと僕は思います。
ちなみに
一度固まってしまった皮膚はもう二度と柔らかくならないのか?
と思う人も多いでしょう。
かずのすけの見解としては恐らく、
一度固まってもしばらく刺激を与えないようにすれば
皮膚はどんどん柔らかくなるはずです。
というのも、
僕自身昔『ギター』を趣味で弾いていて指の先の皮がかなり硬くなっていました。
しかしもうやめて4年ほど経つのですが、
今ではすっかりプニプニに戻ってしまいました。
(どれくらいで戻ったのかはあまり覚えていませんが…;)
なので足の裏の皮も出来るだけ刺激を与えないようにし続ければ、
いずれ柔らかくなっていくものと考えられます。
女性の場合はハイヒールなどの靴が足裏にものすごく負担を与えるはずですし、
普通の靴でも内側で擦れるようなものはあまりオススメ出来ません。
軽石などでこするのも可能な限りやめた方が良さそうです…。
乾燥して踵がひび割れてしまうのであれば、
そういうときは馬油などの『油脂』を塗って保湿して、
(足裏は皮脂が出にくいので…)
洗剤ではできるだけ洗わないようにすると良いです。
そうやって極力足裏に刺激を与えないようにすれば、
まぁ「赤ちゃん肌」とはいかないまでも
かなりまともな足裏の皮膚が手に入れれるかもしれません。
何ヶ月か何年か…、
その足を手にするのに一体どれくらいの時間がかかるかは分かりませんけどね^^;
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