【訂正のお願い】 『ココイルグリシンK』 間違えてました! | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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突然ですが皆様にお詫びとお願いがございますm(_ _;)m


もしかずのすけの拙著「間違いだらけの化粧品選び」をご購入頂けた方は、

本書の234ページの

『かずのすけ流洗浄用陰イオン界面活性剤の洗浄力早見表』

をお開きくださいませ。



このページの表の一番下に記載しております、

『ココイルグリシンK』

という成分について誤りがございましたので訂正をお願いいたします(_ _;)



具体的には以下のように、

image


ココイルグリシンKの洗浄力を

『極弱』 から 『やや強』 に変更してください!




訂正のお願いは以上です。







当ブログでの界面活性剤の洗浄力予想は界面活性剤の持つ「親水基」という構造の元になっている酸性物質のpHから推定しているものです。

構造から洗剤の刺激を予想する方法


元になった酸が強力な酸性を持つ(pHが低い)ほど洗浄力は低く、刺激も弱くなるというのがこの推定方法の肝です。


例えば『ラウリル硫酸Na』であれば元の酸は『硫酸』なので、

pHは限りなく1なので強力な洗浄力と刺激性が予想されます。



そしてカルボン酸や特定のアミノ酸などはpHが3~4あたりになるので、

それほど強力な洗浄力を持たず刺激も弱いと推定しています。



しかし「ココイルグリシンK」の親水基の元になっているのは『グリシン』というアミノ酸です。

この物質はpHが限りなく中性(7)に近い物質のため、

当サイトでの推定法によると「殆ど洗浄力も刺激も持たない洗剤」となり、

かずのすけはこの評価を信頼しきっておりました。。



しかしこの成分については色々なサイトで「洗浄力が高い」などと記載されていて、

何度か読者さまからも質問を頂いておりました。

ただかずのすけは恥ずかしながら自分の考え方に自信を持っていたので

「ココイルグリシンKで洗浄力が高いなんてあり得ない!」

などと思っておりました。



しかしあまりにそういう評価をするサイトが多いことと先日頂いた読者さまのコメントが引っかかりまして、


ココイルグリシンKをベースにしている洗顔料を取り寄せました。


image


これですね!↑

アサヒ研究所の素肌しずくプラセンタ泡洗顔。

image


ご覧のように「ココイルグリシンK」ベースです。




元々4つ星で「洗浄力低めで低刺激!」という評価をしてたのですが、、


使ってみた感じ、

「確かにかなり洗浄力高いような・・・?」

という使用感でした(・_・;)


存外さっぱり感があって、

しかも泡もかなりもちもちで弾力があります。

そして泡切れも悪くないのです。


ん~、、これはなんだか『あの洗剤』を彷彿とさせる使用感・・・;;




そう、「セッケン」です。


この使用感の感じはセッケンと非常に似ている。。



というわけで測りました。『pH』


image


中身を取り出しまして。

いざ滴下!

image


あ。。。


image


あ~~~、、これは、、緑色…!!

image


およそpHは「8」くらいです。


つまり、やっぱり弱アルカリ性ですね…(*_*;)

(pH8~14はアルカリ性)


セッケンが平均的に『10.5』くらいだと思うと比較的弱いアルカリ性ですが、


それでも皮膚の「弱酸性」とは反対の液性になります。



弱アルカリとなれば構造的に全く洗浄力を持っていないはずの洗剤でも洗浄効果を発揮するようになります。

なぜなら皮脂が弱酸性だから…。

中和して洗浄出来てしまうんですよね。


あとアルカリになると陰イオンが発生しやすくなるので、

元々持っている洗浄力以上の効果を発揮するようになります。


その最たる例が「セッケン」ですね。


セッケンは親水基の構造だけで推定すればカルボン酸塩なので洗浄力や刺激はかなり弱いはずです。

ですがアルカリ性の洗剤なので高い洗浄力と脱脂力と刺激性を持ちます。


ですからセッケンは例の推定法では性能を推定出来ない洗剤だったのです。


そしてこのココイルグリシンKもセッケンと同じような性質を持っていたということですね…(_ _;)



思えばアミノ酸系界面活性剤は中性の域のアミノ酸を親水基とするときは構造に「メチル基」というものを差し込まないと弱酸性で安定しないはずでした。
(だからラウロイルメチルアラニンNaは「メチル」がついてる)
つまり本来ココイルグリシン塩は弱酸性の洗剤にはなりえなかったのです。
その為に改良されたのが「ラウロイルサルコシンNa」という成分で、
サルコシンは別名「メチルグリシン」。うまく中性~弱酸性に対応する為にグリシンにメチル基を差し込んだ成分がラウロイルサルコシン塩だったというわけです。



つまりココイルグリシンKは弱酸性では構造が分解してしまう可能性大で、

性質的に非常にセッケンと似ていると言えます。


ただpHの低さ的にはセッケンほどの洗浄力や脱脂性、刺激性は無いということになるので、

アミノ酸系だけどアルカリ性で比較的さっぱり洗える洗浄剤
(セッケンよりマイルド)


と言うことになるでしょう。

今後の解析では以上の性質を踏まえて解析を行なっていきますのでよろしくお願いいたします。




一応これまでの解析でぱっと目につくものは既に訂正を済ませたのですが

もしまだ直っていないもの(ココイルグリシンKベースで洗浄力1とかになってるもの)があれば直ぐにご連絡くださいm(_ _)m



当ブログの解析を参考に該当商品を購入してしまった方には大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます。



以上「ココイルグリシンK」に関する訂正のお願いとなります。

どうぞよろしくお願いいたします。



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