父娘2人旅☆シニアとおばさんがジョグジャカルタを行く!【35】 | おしゃれダマシイ

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2019年秋に実家の父と2人で行ったジョグジャカルタの旅行記の続きです。

 

シニアとの旅行という視点を交えながら書き進めています。

 

★これまでの分をまとめてみました★↓

【1】デスティネーション急遽変更!ジョグジャカルタへ

【2】胸に刻んだシニア旅行に必要な心構え

【3】セントレアの朝は大賑わい!

【4】ビジネスクラスの価値と乗り継ぎ専用保安検査場

【5】シニアの通信環境整備は完全サポートが鉄則!

【6】近くて遠いヘリンボーン配列/もう一度食べたいBaso tahu

【7】セキュリティエリア内もわりと充実のスカルノ・ハッタ国際空港

【8】到着!ジョグジャカルタは広く、そして開けていた……!

【9】とってものどかなホテル周辺/遺跡への無料シャトルサービス有り

【10】VISAかMASTERが安心/遺跡は日本語ガイドさんOK

【11】登りきれば解脱!?ボロブドゥール寺院は仏教遺跡

【12】そういえば赤道直下だった……!朝も早よから灼熱地獄

【13】仏像だらけ!レリーフだらけ!あちこち黄ばんでいる理由とは?

【14】地震、そして噴火、今なお乗り越え中のボロブドゥール

【15】かなり歩きます!遺跡のある公園内

【16】ホテルのクラシカルな魅力。ルーフトップバーでのアフタヌーンティー

【17】外国人観光客も国内旅行者もなPlataran Borobudur Heritage Hotelと、シグネチャーレストラン

【18】ホテルのオリジナルツアー仕立てでも、送迎だけでもOK。サンライズツアー

【19】サンライズツアーにガイドは必要か?について

【20】シニアに断然おすすめ!サンライズツアーが快適

【21】シニアに断然おすすめ!サンライズツアーが快適・その2

【22】帰り道に迷うと早朝からお土産物売りさんに遭遇するという話

【23】サンライズツアーには朝の軽食もついてます

【24】シニア旅行はチャーターツアーに限る!と思った話

【25】プランバナン寺院群ほど近く。川沿いの素敵レストランでランチ♪

【26】それなりに現金を持っていきたいジョグジャカルタ旅

【27】プランバナンに広がるヒンドゥー教の世界

【28】さすが最高神!シヴァ神のお堂はデカかった

【29】今見ているのはほんの一部。お堂の修復作業の現状

【30】名物といえば、コピ・ルアック、銀細工、100校もの大学!

【31】ショッピングモール直結のYogyakarta Marriott Hotel

【32】今なおスルタンの住まう現役王宮へ

【33】工房見学。伝統芸能ワヤン・クリッ(影絵芝居)はただの娯楽ではなかった!

【34】かつては人工湖だったエリアが現在は住宅街に!水の王宮と祈り&瞑想の場

 

 

 

やしの木インドネシアに来たからにはバティック工房へ

 

涼しいホテルの部屋でしばらく身体を休め、再度外出。

バティック製作体験をさせてもらえる工房に向けて出発です。

 

ただ、水の王宮から直接向かうのであればさほどの距離でもなかったのですが、一旦ホテルに戻ってそこから出かけるとなるとそこそこ遠く、Grabカーでたどり着いた頃には夕方近く……。

 

体験させてもらえる時間は

過ぎてしまっていました笑い泣きガーン

 

ま、仕方ないですねアセアセ

自ら作ることはできないにしても、じっくり見学させてもらうことにしましょう。

 

説明してくださる方がついて回ってくださいます。

 

バティックはろうけつ染めです。

ロウで伏せた部分は染まらないので
染色後にロウを溶かすと
その下から白い線が現れるという仕組み。

この女性は線描を担当。

ロウを入れた専用の器具を使います。

 

 

 

 

スタンプを使って連続模様を捺していく方法も。
インクではなくてロウを捺すわけなので
しっかりと力を込めて捺していらっしゃいました。
手描きに比べると簡単そうにも思えますが、
継ぎ目がわからないようにリピートしていくには
高度な技術が求められるはずです。

 

 

 

こちら、一度染めた後に再びロウをのせて

今度は別の色で染めるのだろうと思われます。

版画の重ね刷りみたいな感じでしょうか。

(その場で質問すればよかったのですが、

後で写真を見て気づいたので……)

 

 

やしの木もはや道具というよりもアート作品

上の写真の作業で使われているようなスタンプは、いわば工房の財産。

たくさんのデザインのものが大事そうに飾られていました。

 

なにしろ精巧なので、スタンプ自体が一つのアートといった印象さえ受けます。

 

 

スタンプの数々。びっくりするほど精緻です!
溶かしたロウをつけていくので
熱伝導性の高い銅で作られているのでしょう。

 

 

 

ショーケース内に展示されているスタンプも。
古くて貴重なのか、他のに比べて高価なのか……?

 

 

 

スタンプを使ったバティック製作は職人技ですが、
そもそもこうしたスタンプを作る技自体が
本当にすごいですよね!
 

 

 

説明員さんによる説明はここまで。

染色作業エリアは自由に見て回らせてもらいました。

(単に案内時間を過ぎただけだった可能性も……。もっと早い時間だったら全工程の説明を受けられるのかもしれません)

 

染めた後の水洗い?
それとも染めの作業?
染色作業エリアは自由に見て回る方式だったので
確認できませんでした。

 

 

 

赤が鮮やか!
とはいえ全体としては
落ち着いた色調のものが主流のようです。
きっとそれがジョグジャカルタのバティックの
特徴なのでしょう。
 
 
 
作業エリアを出るとショップエリアがあるので、そこで大きめのハンカチサイズのバティックを購入しました。

 

 
大作を目にした後での買い物としてはささやかかもしれませんが、記念の品にはちょうど良いです。
 
小ぶりのレッスンバッグ的な手提げバッグに仕立てることを想定して買ったのですが、もしかしたらポーチのほうがいいかな?などと迷い始めてしまい、未だにハンカチのままです。。滝汗
ま、ゆっくり迷って楽しみます。
 
 
ちなみに、訪問した工房はここです↓↓↓
お土産を入れてもらった紙袋に記載された情報を
載せておきますね〜。

 

 

 
 
 
やしの木驚くべきろうけつ染めの世界
会計を終えて出たところは待合室のようになっているので、そこでGrabカーが来るのを待たせていただいたのですが、そこには、、、

 

鮮やかな作品の数々が
所狭しと……!!!
 

 

バティックは腰に巻くサロンにするだけではないのですね!

飾って楽しむことを目的としたアート作品がたくさん展示されていました。

 

(※撮影禁止のマークがありますが、これは1枚1枚の絵を撮影することを禁止しているからだそうで、上の写真のように全体の様子を撮影する分には問題ないことを工房の方に確認済みです)
 

 

とにかく見事です。
これをろうけつ染めの技法で作るって…… 
一体どうなってるの!?滝汗

 

 

次回、いよいよ最終回です……!!!

 

ヤシの実 ヤシの実 ヤシの実