週末、釣りに出かけた夫と息子。
近場ではあるものの、早朝から沖に出るとのことで、前日から出発。
夜、これから車中泊というタイミングの息子から電話がかかってきたのですが、
「そちらは何時ですか〜?」
って…… いや、同じ日本だし
なんなら車で1時間かからない距離だし。
遠出自粛もなんのその。
お手軽に海外旅行気分を味わう息子が少しうらやましいばん子のブログへようこそ……!
昨年秋に実家の父と2人で行ったジョグジャカルタの旅行記の続きです。
シニアとの旅行という視点を交えながら書き進めています。
サンライズツアーはManohara Resort主催
朝、何時にホテルを出発したかは忘れてしまいましたが、確か3時半〜4時頃だったかなー?
めちゃくちゃ早いですが、日の出目当てですから、致し方ないですね。
ただし、これは遺跡からさほど距離のないホテルに宿泊していた私たちの場合の時間。
ジョグジャカルタ中心部のホテルに宿泊している場合、アクセスに1〜2時間はかかると思うので、出発はほぼ真夜中になるはずです。
ボロブドゥール遺跡からの日の出を眺めるサンライズツアーは、ボロブドゥール遺跡公園内にあるManohara Resortというホテルの主催するツアーです。
公園の開園時刻は午前6時。
つまり、園内に立地するホテル主催のサンライズツアーという「特別なツアー」に参加して初めて日の出の時間帯に入園できるわけです。
そのため…… 通常の入園料とは別の、ツアー参加費が必要です。
もちろん、やたらと割高な外国人料金設定あり
ひとりRp.475,000。
レートにもよるけど、3,400〜3,500円くらい?
結構しますね
Manohara Resortの宿泊客であれば、もう少しお手頃な料金で利用可能みたいですよ!
敷地内からの出発ですから時間ギリギリまで寝ていられるので、朝が苦手という方もManohara Resort宿泊がおすすめではないでしょうか。
ちなみにこのManohara Resort、少し前まで「期限未定で宿泊客受け入れ停止」でしたが、気がついたら受け入れ再開していたみたいです
少なくとも私がこの旅の計画を立てていた2019年春の時点ではまだ再開していませんでした。
アナウンスメントの断固たる語調からは、「こりゃ当分は無理だな……」と思われたのですが、まさかこんなにあっさり方針転換するとは……!
なんだったんですか、いったい、あの決意表明にも似たアナウンスメントは!?
そうそう、チケット購入時にパスポートの提示を求められました!
……パスポートなんて、もちろん持ってきていませ〜〜ん
ここまで送ってくださってきたホテルスタッフの方がそばで様子を見ていて、「うちのホテルの宿泊客だから」(←想像)と助け舟を出してくださり、ことなきを得ました。
(↑私たちの宿泊していたPlataran HeritageとManohara Resortとはご近所さん)
父と私がいかにも怪しく見えたからチェック対象になったとかいうことではなく、どうもそういう規則らしいです。
完全に個人で行かれる方はご注意ください〜
宿泊ホテルにお願いしたのは車での送迎だけだったので、付近まで送っていただいておしまいかと思っていたのですが……
実際には、車を駐車場に停めて、ホテルのフロントデスクまで案内してくださり、チケット購入後に専用ゲートから入場するまで(つまり付添人がついていけるギリギリのところまで)お世話していただきました!
フロントデスクはごった返し、外に出れば辺りは真っ暗。
日中ならまだしも、真っ暗闇の知らない場所というのはかなり難易度高い……!
そこまでついてきてもらわなくても大丈夫〜♪では全然なかったなぁと感じます
行動力抜群で、機転もきいて、方向感覚や野生の勘(?)も鋭くて、なんでもチャキチャキと対応できる方であれば、そんなの問題ではないかもしれないです。
でも、私たち父娘に関して言えば、丁寧で行き届いた案内をしていただいたからこそ、オロオロせずに済んだと思います。感謝……!
もしも私一人とか、私と夫とかの組み合わせなら、まあ多少迷ったところでどうということもないでしょうが、なにしろ高齢の父との旅ですからね。
「迷子になってウロウロして、最後は日の出時刻に間に合わなくなりそうになってダッシュしたのもいい思い出♪」とはならないでしょう。
最終的に行き着ければいいや!ではなくて、行き着くまでに体力消耗しないようにしたいもの。
そして不安感ね!
これはあくまで私の個人的な感じ方ですが、知らない土地というのが心地よい刺激となるのは、心身ともにそれなりに自信がある年齢までであって、高齢ともなれば慣れないことはストレス以外の何物でもなくなるように思います。
シニアに旅行の(しかも海外旅行の)楽しい部分だけを味わってもらおうと願うなら、同行者としては「全然大丈夫だよ〜」というムードを死守せねば……です。
同行者がいるし、同行者が焦るようなときには何らかの形で第三者のサポートを受けられるという安心感はプライスレス。
不安要素をできる限り排除するための手段をいかに多く持つかが、シニア旅のポイントだから、少しでも自信がなければ有償のもの含め各種サービスを積極的に利用するのが吉と改めて感じました。
(今回は幸運にも意図せずそうした結果となりましたが)
次回に続きます。