母の認知症 糖尿病
父の衰え
介護
延命治療
ガン
死への向かい方
入院
薬や医療
血縁関係 など
両親の老いについて
また私が面した老いについて綴っています。
過去記事はこちらからどうぞ
先月 八王子の実家に滞在していた時
幼馴染とこちらの施設を見学しました。
桑都(そうと)日本遺産センター
はちはく
八王子博物館
前編はこちら
この日 帰ってから
はちはくの話を父にしたら
「八王子郷土資料館に行きたい
と思っているうちに閉館になってしまって
残念に思っていたんだよ」
と。
なので 後日 父と再訪しました。
歴史好きな父
思った通り
説明員さんの話に釘付け。
八王子の名前の由来は
「八人の王子」と聞いたことがあったけれど
正しくは
なのだそう。
八王子は八王子城主の北条氏照が有名ですが
他にも歴史的に名前が残っている人がいます。
こちらはそんな八王子ゆかりの人物コーナー
大久保長安 (おおくぼながやす)
江戸時代 八王子の街創りをした代官
幕末に生きた志士
真田範之助 と 川村恵十郎
昨年の大河ドラマ「青天を衝け」にも登場していたそう。
八王子から出土した縄文時代のもの
そんなに大昔から
八王子に人々が住みついていたんだね。
八王子城から出土したもの
戦国時代に創られた品々や
ガラスは海外からの献上品と思われる
(↑は複製)
色がちゃんと残っている物もあって
今見ても素晴らしい!
当時はどれほど美しく
豪華なものだったことか。
前回 紹介した
八王子の歴史や街の変遷を振り返る映像コーナー
父 懐かしそうに見てました。
父は八王子生まれの八王子育ち
84歳の今まで
ずっと八王子に住んでいます。
そんな父だけど
結構 知らないことがあったよう。
八王子と言えば 織物の街
こんなポスター よく見た見た
織物工場の様子
父の実家でも養蚕をしていたとのこと。
うちは織物ではないけれど
祖父と父が注文紳士服店を営んでいたので
生地とか ネクタイとか 通じるものを感じます。
八王子についての歴史書や写真集もたくさんあり
自由に閲覧出来ました。
実家に帰ってから
父がなにやら古いアルバムを出してきて…
「八王子の古い写真を見ていたら
自分の昔の写真も見返したくなった」って。
モノクロ写真を見ながら
父が見てきた八王子の様子や
幼い頃の思い出を話してくれました。
どれも初めて見る情景ばかり。
父が通っていた由木東分教所
私の母校でもある
八王子市立第一小学校
富士森競技場
航空写真
高いビルは見当たらない
家周辺の景色とお店
父は養子なので
私には祖父母が6人いるのだけれど
全員 八王子で一生を終えています。
父も 母も 八王子から出たことはなく
おじおばも八王子在住の方が多い。
親戚中 八王子に根付いているのよね。
父の一族
父と母は結婚したばかりのお正月
父は9人兄弟
毎年春休みにバス貸切で
この団体で旅行するのが恒例でした。
母方祖父母 伯母一家 祖父母と
兄も私も まだ生まれていない
母は5人姉弟
写ってないけれど あと弟の叔父が3人
お正月は歩いても行ける母の実家で
親族が集まるのが常でした。
母に抱っこされているのが私
3歳の時に引っ越したけれど
この店名が書いてあるガラス戸
よく覚えている。 懐かしい。
実家にはよくひょっこり親戚が来ることが多く
私も祖父母や両親と一緒に
おじさんやおばさんの家に行ったっけ。
6人の祖父母 おじさん おばさん
そして 母
写真に写っている多くの人が去ってしまった。
八王子の景色も 随分変わってしまった。
私も八王子を離れてからの方が年月が長くなった。
でも 八王子の古い写真を振り返ってみると
すぐに思い出せたり
実際に見たことはなくても
想像出来る景色があって
繋がり続けているんだな と感じます。
八王子に生きた人たちは
それこそ織物のように
縦軸の時間に
思い出が横軸となって織り込まれ
あの頃の景色と共に
生きている人の心の中に残っていくんだろうな。
八王子の歴史も 個人の歴史も
残り続けてほしいです。
はちはく~八王子博物館
入館料 無料
場所 サザンスカイタワー八王子3階
(JR八王子駅南口から駅直結、京王八王子駅から徒歩8分)
団体見学予定がある日時は一般の人は入場出来ないそうなので
こちらで確認してから が良さそうですよ