こんにちは。
 
今日は、わたしがどんな人かをお伝えしたくって
詳しく綴る自己紹介シリーズ
(3)続・高校生〜大学生編。学生編はここで完結です。

 

割と暗いので、それでもOKよ、という方だけどうぞ〜にっこり


(1)小学校まで編はこちらです。

 


(2)中学・高校の途中まで編はこちらです。



●続・高校生時代
さて、無価値観も劣等感も全開、
でもそれと向き合うこともできず暗澹としていた高校生の頃は
音楽と本が生きがいでした。

『ノルウェイの森』で初めて村上春樹を読んで

真正面から吹っ飛ばされるような衝撃を受けたのも高校生の時。

 

山手線の駅のホームで夢中で読んで、夢中のまま電車に乗って、

夢中のまま新宿で乗り換えた光景を覚えています。

 

そこから初期作品を順番に読んでいきました。

 

 

初期作品だと『ダンス・ダンス・ダンス』が

いちばん好きです。

 

 

 

短編だと『中国行きのスロウ・ボート』。

安西水丸さんのこの装丁がほんとうに好き。

 




好きな音楽はコチラに書きました。

 



その後も「成績が良くない、他に取り柄もない=私には価値がない」の中で
生きていたので、なかなかしんどかったです。
この無価値観が本当に抜けてきたのは、ごく最近です。


高校はとある大学の付属校だったのですが
、

結局わたしは成績不良でその大学には入れず、
一般受験をします。
ランクを落とした大学になんとか合格。

エスカレーターで他の大多数の同級生と同じように

上の大学に上がれないことに加えて
受験で余計な心配をかけるという
親に対するダブルの罪悪感で死ぬかと思いましたが
そこでまたすんなり勉強をがんばれる素直さ、

奮起する力もなかったんですよね。

この付属の大学に行けなかったことと
大学時代の就職活動で芳しい成果を出せず
派遣社員から社会人生活をスタートしたことが
わたしがいちばん親の期待を踏みにじった=罪悪感と無価値観を最大化した
と感じる出来事でした悲しい

親の落胆に耐えきれなくて、

近所のおっきな病院にここから飛び降りるかー、と下見に行ったこともあった。

いま思うと世界が狭すぎるけど、そのときは深刻に入り込んでたんですね。



●大学生時代
大学もそんな感じで
「ほんとうはもっといい大学に行きたかったし
 行けるはずだった」

という最高にねじれた自意識で4年間そのまま行ってしまい
せっかくの4年間を素直にたのしめず。

実際に進学した大学がわたしの実力なんですけどね。

アルバイトとか、バイトの友だちと海に行ったりとか

彼氏とデートしたりとか
それなりにたのしいこともありましたが
基本は自分で自分の日々をグレーに染めてしまってました。


いま思うと何もそんなに、

エネルギーを不完全燃焼しなくてもという感じですね。ふふふ。

 

 

大学のときに『スプートニクの恋人』の文庫版が出版されて、

ここからリアルタイム読者に追いついたのだったと思う。

春樹でいちばん好きな作品。

 

 

 

大学は文学部国文学科でしたが

一般教養で臨床心理学の授業を取っていて、

そこで教科書に出てきた「スチューデント・アパシー」という単語に

「わたし、まんま、これじゃん」って強烈に思ったことを覚えています。

その頃から心理学とか哲学が好きなんですよねー。

哲学の授業は難しくて何ひとつ覚えていない。

憧れだけがある・・・。

 

 

 

 

1枚だけ手元にあった大学時代の写真。タイに行って象さんに乗る。

たのしいこと、恵まれていることもちゃんと経験している❣️

そもそも当たり前に大学に行かせてもらうことが恵まれていると気づかんかーい❤️

 


今思うと、
「いい大学に行って、いい会社に入ることが正解」という

価値観一本のところで育って、
その外側にも世界があると知らなかったら、
そこから外れてたらそれは落ち込むよねとも思う。
多様化って大事ですね。



でも、ほんとうにこれは大人になってようやっと思えるわけですが、

この高校・大学時代が私の人生には必要な時間だった訳ですね。

「勉強ができる」は私にとって
内から醸成された根源的な自信ではなく、
外付けの自信だった。

外付けの自信は、もし高校とか大学で崩れなかったとしても、

その後どこかのタイミングでまずまちがいなく折れていたはず。
どうしたって、上には上がいるから。

このことがあったから、
今のわたしは
自分にも、他人にも

「何はなくてもあなたには生きる価値があるんだよ」

って心から思える。伝えられる。
今はそのことを素直にうれしいなと思うのです。

 

行為ではなく存在で人を見るのはアドラー心理学で言われること。

 

「理想の子どもを基準にして

 現実の子どもをそこからいわば引き算するのではなく、

 ただ生きているという状態を基準にして見ていけば、

 『生きている』という事実そのものが、

 すでに喜びですし、

 どんなこともプラスに見ることができます」

 ー岸見一郎著『アドラー心理学入門』ベスト新書 より
 

↑この文は育児・教育の文脈で語られていますが、

子どもだけでなく大人に対しても、この視点でいたいなと思う。

自分も、他人も、減点式で見てしまうのではなく。

 

 



さて、詳しい自己紹介、学生編はここでおしまいです。

ちなみに、大学を出て1年後くらいに
「コピーライター養成講座」というものに
自発的に通って、そこでわたしは高校〜大学でなくし続けた自信を回復して
無気力を回復して元気になっていきます飛び出すハート


なぜなら、そこではたくさん褒められたからニコニコ

このときは行為を褒められることがものすごく栄養になりました!


ほんと、人生っておもしろいです。

 

今日はここまでにしますね。

読んでくださってありがとうございます!

 

 


 

 

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