胎内記憶。
それは、「母親のお腹の中にいたときの記憶」のことを言います。
細かくは、陣痛から誕生までの「誕生記憶」、お腹に来る以前の「中間生記憶」などにも分けられますが、一般的には「産まれる前の記憶」を総括して「胎内記憶」と呼んでいるようです。
こちらも参考に↓(より詳しく書いてあります)
2番目の子が、今6歳と8ヶ月。
4歳くらいになると、フッと記憶がなくなってしまうとされる、“胎内記憶”の話を、まだしてくれるかな?と思い、ゆっくり聞かせて欲しくて、二人で布団にもぐりこんで、聞いてみたの。
すると、キラキラと目を輝かせて、スルスルと話し出した。
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『あのね、ママのお腹の中でね、赤と青の光が見えたの。
それでね、お天道様が来てね、二つお願い事を言いなさい、って言われたからね、こうお願いしたの。』
『一つ目はね、まだ生まれたくないです、って言ったの。もうちょっとお腹の中に居たいです、って言ったの。生まれる二日くらい前に。』
『もう一つはね、ミルクをください、って言ったの。すごくお腹がすいていたから。もも味とかぶどう味とか、色んな色のミルクで、すごく美味しいの。でも、ジュースじゃないよ。』
『お天道様はね、おじいちゃんみたいな人で、ヒゲが生えてて、“?マーク”みたいな杖を持っていて、鈴みたいなのが付いているんだよ。
とっても優しいの。あー、またお天道様に会いたいなー。』
私『髪は生えてるの?それともハゲてるの?』
二人で爆笑。
娘『ハゲてないよー。(ゲラゲラ)』
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今まで、何度か胎内記憶らしき発言はあったものの、ここまでリアリティのある証言は初めてだったのよね。
当時の、この子が生まれるときと照らし合わせてみると、色々噛み合う。
一つ目の『まだ生まれたくない』
6日前の前駆陣痛の時のことなのか、1日前に破水した時のことなのか、どっちのことかはわからないけど、本陣痛に乗るまで痛みが引いたことがあったんだよね。
このことだったのかー。
二つ目の『ミルクをください』
生まれる前に、たくさんミルクを飲んだせいか?、生まれてからはあまりおっぱいに食いつかず、片乳飲んでは寝てしまって、無理やり起こしてもう片乳飲ませるのに必死だったなー。
そうか、お腹いっぱいだったんだね。
そう言えば、出生後の計測で、腹回りの太い子だと言われたのを思い出した。
めっちゃ腹いっぱい、お腹の中でミルクを飲んできたんだなー。と、今更ながら納得した。
一人目の子にも、5歳になるまで何度か聞いてみたけど、
“は?何それ??覚えてるわけないじゃん!”みたいな感じで、全然話してくれなくてねー。
胎内記憶は、3人に1人の割合で覚えていたり、話してくれるらしいので、割合からはずれていたのね、この子は。
胎内記憶は、様々な研究がされており、実証され始めてはいるけど、それって本当なのかは、まだ良くわかっていない。
でも、嘘か誠か、事実か真実か、なんてことはどっちでもいいって思う。
だって、こんな素敵な話、嘘だっていいから、信じていたい。
その方が、幸せな気持ちで、子どもを見つめていられるもの。
娘に、その時の光景を絵に描いてもらったの。