先輩から借りたDVDシリーズ4作品目は、
「ドクター・プリズナー」
前作が甘々なラブストーリーだったので、
ちょっと違うタイプの作品にしました。
韓国題: 닥터 프리즈너（ドクター・プリズナー）
脚本: パク・ケオク
監督: ファン・インヒョク、ソン・ミニョプ
KBS2で2019年春に16話で放送？
借りたDVDやアマプラでは、32話の扱いです。
【あらすじ ストーリー】
テガン大学病院に勤務する外科医のナ・イジェは
優秀な腕を持ち、患者を第一に考え心優しく、周囲からも
信頼されていた。
ある夜、イジェは交通事故に巻き込まれた妊婦を救うため
緊急手術を行うが、事故を起こした張本人である
テガングループの御曹司で常務のイ・ジェファンに
因縁をつけられ、病院を追われてしまう。
それから3年後、麻薬所持で逮捕されたジェファンは
刑務所への移送中に交通事故に遭う。そこに現れたのは
イジェだった…。イジェは、復讐のためにジェファンが
収監される刑務所の医師＝ドクタープリズナーの座を
狙っていた。そこでは、刑務所医療課長のソン・ミンシクや
ジェファンの義理の兄でテガングループ後継者の
イ・ジェジュンらの思惑が渦巻いていた。
一方、かつてイジェと同じ病院に勤めていた精神科医女医の
ハン・ソグムは刑務所に収監された後行方不明となった弟を
探すため、ボランティア医師として同じ刑務所にやってくる。
そこでイジェと弟がかつて所内で出会っていた過去を知る。
【キャスト 出演者】
医師 ナ・イジェ: ナムグン・ミン
西ソウル刑務所医療課長 ソン・ミンシク: キム・ビョンチョル
テガングループ会長長男/総括本部長イ・ジェジュン: チェ・ウォニョン
テガングループ常務/ジェジュン異母弟イ・ジェファン: パク・ウンソク
テガン病院法務チーム長/ジェジュンの異母妹 イ・ジェイン: イ・ダイン テガングループ会長/ジェジュンらの父 イ・ドクソン: キム・ナム
イ・ドクソンの後妻/ジェファン・ジェインの母 モ・イラ: チン・ヒギョン
テガン病院精神科医 ハン・ソグム: クォン・ナラ
西ソウル刑務所元受刑者/財閥夫人 オ・ジョンヒ: キム・ジョンナン
オジョンヒの元夫: パク・チョンウ
パク常務: ホン・ソジュン
中央地検刑事部長 チョン・ウィシク: チャン・ヒョンソン
中央地検検事 カン検事: カン・ジフ
イジェの妹/看護師 ナ・イヒョン: ハヨン
ソグムの弟（刑務所から失踪中）ハン・ビッ: リョウン
テガングループ総括本部企画室長 チェ・ジョンウ: キム・デリョン
<テガン病院>
救急医療センター長/イジェの先輩 チャン・ミンソク:
チェ・ドクムン（特別出演）
救急医療センター医師？: チャン・ヘジン（特別出演）
救急医学専門医/ミンシクの腹心 チェ・ドンフン: チェ・ドンヒョン
法務チーム長 チョ・ソンジュン: ペ・ギボム
ソンミン財団理事長/ソン・ミンシクの兄
ソン・ミンジュン: チョン・インギョム
テガングループ財務総括本部長
ヤン・グムソン: キム・グァンイン
元国会議員/北部刑務所受刑者
チョン・ミンジェ: ナム・ギョンウプ（特別出演）
<西ソウル刑務所>
無期懲役受刑者/暴力団のボス キム・サンチュン: カン・シニル
受刑者/サンチュン派ナンバー2 テ・チュノ: チャン・ジュニョン
特別使役受刑者/元国家情報院長
アン・ジンチョル: イ・ジェヨン（特別出演）
受刑者/カリボンドン派ボス シン・ヒョンサン: カン・ホンソク
受刑者/ビルオーナーの息子 ムン・ヨンソン: オ・ドンミン
受刑者/株式ブローカー カン・ソヌ: ヤン・デヒョク
医務官/元産婦人科医 コ・ヨンチョル: イ・ジュニョク
薬務官 ポク・ヘス: イ・ミニョン
看護師 チョン・セジン: ペ・ユンギョン
公務医 ヒョン・ジェミン: イ・ヨンジュン
保安課長（慶尚道方言）オ・チョルミン: パク・スヨン
医療課職員/薬横領 ハム・ギルサン: イ・ヒョンギュン
刑務所長 キム・マンチョル: パク・ソングン
刑務官: チョン・ジホ
刑務官: ユン・インジョ（特別出演）
法務省監察官: チェ・イクジュン
中央地検検事長 キム・ドホン: イ・イルソプ
チョン・ウィシクの上司/次長検事: チャン・ジュノ
ソン・ミンシクの妻 キム・ヨンソン: ウ・ミファ
コ・ヨンチョルの元妻: チャン・ジュノ
韓国大学病院医師: クォン・ホンソク
韓国大学病院医師: ムン・ギョンミン
韓国大学病院医師: パク・ソンギュン
交通事故で死亡した聴覚障害の妊婦 イ・ヨンヒ: パク・ジヨン
交通事故で死亡したヨンヒの夫 チン・ソック: キム・ジェチョル
ジェジュンの手先/交通事故加害者/ヤク中 ホン・ナムピョ:
デートDV加害者/JH鉄鋼会長の息子
キム・ソグ: イ・ジュスン（特別出演）
JH鉄鋼会長/キム・ソグの父 キム・ビョンジュン: クォン・テウォン
キム・ソグの臨検担当者: イ・ユンサン
キム・ソグの弁護士: カン・ドンヨプ
デートDVの被害者 オ・ミンジョン: キム・ジウン（特別出演）
暴力団ボスのサンチュンの娘/闘病中 キム・ヘジン: パク・セヒョン
アン・ジンチョルの妻: ユク・ミラ
テガンケミカル労働者遺族: イ・ドンヒ
オ・ジョンヒが行ったナイトクラブの門番: イ・ギュソプ
以下、ネタバレ含む感想です。
【超個人的感想】
・病気を救う医者ヒーローな話ではなく、健康な人を病気にして
刑を執行停止させるという医者のダークヒーロー？話。
武器は主に薬剤（注射）。
倫理観もへったくれもない(笑)ちょっとぶっとびなドラマ設定
だけど、面白く観られた。脚本は「哲仁王后」の方とのこと。
初回が最低視聴率で、その後ぐんぐん視聴率を伸ばしていき
最終回がトップ視聴率という成功例。
・私のナムグン・ミン生活(笑)は、「私の心が聞こえる？」が
スタート。大好きだったんだよなぁ…ポン・マル。
（ちなみに2014年に視聴）途中、顔が変わった気もしたり
異質なキャラのイメージが（私の中で）ついて…
今に至って오랜만이에요。
・ナムグン・ミンもそうだけど、チェ・ウォニョン（「花郎」
「キルミー・ヒールミー」「君を憶えてる」「サンガプ屋台」等）
キム・ビョンチョル（「雲が描いた月明かり」「ショッピング王ルイ」
「トッケビ」「SKYキャッスル」等）ほかにも、チャン・ヒョンソン
チェ・ドクムン（「ヴィンチェンツォ」のクリーニング屋等）、
チョン・インギョム（「ボーン・アゲイン」等）カン・シニル
（カン・シニルで「瑠璃<ガラス>の仮面」あげるのって…ww）
イ・ジュニョク（「ストーブリーグ」「雲が描いた月明かり」）、
パク・スヨン（なんにでも出てる(笑)）……などなどと
おじさんベテラン俳優の見本市状態です。
・チェ・ウォニョンは私の中では、若干「トゥーマッチ俳優」
さんなんですけど(笑)、今回はそれが生きててとても
良かったなと思いました。役としては悪い奴です。
顔半分の痙攣とか、手先の震えとかすごいなーと
思いましたし、極悪犯罪者ですが、そこに至った背景も
ちゃんと伝わる演技力でさすがでした。
・そう。大概の悪役は「なぜそこまで執着する？」という
嫌気がさすもんですが、今回の本部長はちゃんと、
なぜここまでモンスターになったのかが描かれてて
納得？できたのは良かったです。ま、逆に風見鶏すぎる
ソン課長は完全にギャグキャラ(笑)。
・とんでもないク〇キャラクターとして始め登場する
ジェジュン異母弟イ・ジェファン（パク・ウンソク）。
うわぁ最悪な敵だな…と思いきや、最初だけで
刑執行停止のため病気になるため努力もするし(笑)
刑務所内の怖いおじさんたちにちゃんと溶け込んで
労働もするし、ナ・イジェ先生のいいつけも守るし
急に可愛く思えてきて、案外一番このドラマで
得した人物かも。
・ベテランおじさん俳優の話をしましたが、そのおじさんと
ベテラン女優のラブラインが描かれているのも見ものです。
ナムグン・ミンとクォン・ナラに恋が芽生えるかと思いきや(笑)
・かつて、国民の弟と言われたイ・スンギと交際中で
ファンから熱烈な反対を喰らってる(笑)イ・ダイン。養父が
いろいろと株やら何やらでやらかしている人とのことで…
・長男に殺されたイ会長がそもそも家族の争いを生んだり
ロクな息子を育てなかったりした悪の元。
モイラとの浮気で、ジェジュンの生みの母がアル中になり
その後自殺。葬式はすべてジェジュン一人が行う。
挙句、後妻の息子や娘たちに会社を譲られそうになり
自分の遺伝の病気に罹った長男は
母と同じくして死ぬべきと罵られたことによる犯行。
これだけしっかりと復讐というか、会社を乗っとろうという
執着が描かれているので、筋が通っているという印象。
（医師が病気を産みだすというとんでもストーリーの割には
って話です(笑)）
・経済犯罪で刑務所入ってる人々の協力のもと
刑務所内から一斉に株価操作とか面白い(笑)。
・「死ななきゃ矯正できない」犯罪者、二度と「社会に
放たないで欲しい」犯罪者は、デートDV加害者のように
病気で２度と普通の生活が送れないようにして動けなくして
ほしいものです。死刑ではなく、一生苦しんで。
・ラストは自殺未遂をして刑務所内を出ようとする
ジェジュンを放置プレイ。
・こんな医療倫理を完全無視(笑)、出てきた病気の実際の
患者の方々はどう思うんだろう…という内容を許す
韓国エンタメってすごいっすね(笑)。日本だと
一回目の放送で、どこかしらの委員会が動きそう。
多分、ヴィンチェンツォが好きな人は
楽しめる作品だと思います。
星は
★★★★★★★☆☆☆