韓国ドラマ「トッケビ 〜君がくれた愛しい日々〜」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

今から十年前ぐらいでしょうか。

 

韓国ドラマにどっぷりと浸かっていた時期がありました。

ちょうど冬ソナ熱が収束して、世間が落ち着いた頃のように

記憶しています。

 

元々、流行りものには乗っからない主義の偏屈な私は、

冬ソナ→韓国ドラマの王道コースが嫌で、冷めるのを待っていた

のかもしれません。

ちなみに冬ソナの主人公であったぺ・ヨンジュンはもちろん、

その同時期に人気の出たビョンホン、ウォンビンといった俳優も

スルーし、その後人気の出たチャン・グンソクもうまくかわして

きました。

その後、韓国の整形がものすごく加速して(と感じて)

どの作品見ても、同じ顔ばかりに見えてきて嫌気がさして、

離れて…数年。

…で。出戻ってきてしまったんですけど?の巻です。

自分の中での韓国ドラマブーム期第二部開幕ですよ。

 

きっかけは、配信サービスの敷居の低さに気づいたことと、

大好きな海外ドラマ、CSIの衰退でした。

 

有料テレビと言って真っ先に頭に浮かぶのはWOWOWですが

これでも月額2300円ですって。もっと高い気がしてた。

私が最初に入ったHuluは月額1000円を切る933円です。

そもそもに、それ以前からアマゾンを利用していて、

プレミアム会員だったので、アマゾンプライムビデオなら

実質無料で見れるんじゃん?と気づき…。

以降、観たい番組に合わせて、

定期的に配信サービスを渡り歩いてます。

 

ここまで第二期の韓国ドラマ熱を出させてくれた作品が、

このブログの表題の通り、

「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」という作品です。

トッケビ、と聞いてもピンとはきませんよね。

 

日本のポスターがこんな感じ。

 

韓国題は「쓸쓸하고 찬란하神 - 도깨비」

도깨비は、トッケビと読みます。

直訳すると「わびしく燦爛な神-鬼(トッケビ)」だそうです。

 

元のポスターはこんな感じ。だいぶ世界観が…

 

どこにも「君」も「愛しい」も「日々」も出てこない。

日本版になったとたん、このダサさ。

なんだ、日本は国ごと恋愛体質なのか?

 

私はまず最初に「トッケビ」を調べました。

この原題のように、鬼と訳されて説明されていることが多いです。

日本にも「鬼のパンツ」の歌がありますが、

ドラマ中にも「トッケビパンツは汚いよ」的な歌が出てきます。

ですが、制作側が出している英題は

「Guardian : The Lonely and Great God」

守護神:寂しく偉大な神

『神』なんです。

神?化物?妖怪?鬼?…まぁ、そのあたり…(笑)。

 

脚本: キム・ウンスク
監督: イ・ウンボク

 

※ここから先の文章の一部が、興奮のあまり

人格破綻している場合がございますが、お気になさらず。

 

韓国では2016年~2017年にかけて放送されました。

放送当初から話題になって、ロケ地は大混雑。

日本でもカフェができたり、韓国の年末の歌番組では

このドラマのOSTコーナーができるほどでした。

(※なぜ、その時にこのブームに気づかなかったんだ私!

なぜならその頃、欧米の死体ドラマに夢中だったから…)

 

感想より先に、

視聴のオススメ

なにしろ大ヒット作なので各配信サービスや

地上波、BS・CS放送とどこかしらで観ることができます。

ただ、カットされるとせっかくの作品が台無しになるので、

是非ともノーカット版で観ていただきたい。

本当のノーカット版は「監督版」という日本語の訳すらついていない

バージョンもあるのですが、すでに入手はほぼ不可。

(オークションなどで高額での中古販売があるのみです)

とはいえ日本語字幕付き、ノーカットでも字幕の文字数の関係で

全文じゃないから…とかいろいろと思いはあるけど。

 

ただし。今までの自分の周囲での話を聞いてみると、

男性でハマる人を聞いたことがない。一応、このドラマ

ファンタジージャンル扱いされるので、そのあたりが男性的に

馴染まないのかなとか考えたりもします。

あと男性は女性=外見じゃないですか(偏見)。

で、ヒロインがいやだとか言うんですけど。浅い。ほんと浅い。

死や生きることの意味を深く考えたことがあるような人生経験を

積んだ女性のほうがドハマる。

 

あらすじ ストーリー

高麗時代の英雄だったキム・シン(コン・ユ)は、

若き王の嫉妬や疑念から、逆賊とされて命を落とす。


その後、神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”と

なってしまったシン。

彼を永遠の命から解き放つことができるのは“トッケビの花嫁”と

呼ばれる存在ただ一人。
そして900年以上の時を経たある日、シンは女子高生の

ウンタク(キム・ゴウン)と出会う。
ウンタクはシンがトッケビであることを見破り、自分こそが

トッケビの花嫁だと主張するが、半信半疑のシン。


一方、シンの家臣の子孫であるユ・ドクファ(ユク・ソンジェ)が

勝手にシンの家を死神(イ・ドンウク)に貸し出したせいで、

シンと死神の男二人の奇妙な同居生活がスタート。

 

そこへ親戚から厄介者扱いされていたウンタクが押しかけてきて

賑やかになるシンの家。天真爛漫なウンタクと過ごすうちに、

“不滅の命”の終焉を望んでいたはずのシンの心は揺らぎ始める。
 

同じ頃、死神はウンタクのバイト先のチキン店の社長、

サニー(ユ・インナ)と出会う。シンはウンタクに、死神はサニーに

振り回されながらも、それぞれに芽生えた恋心を自覚。

やがて、シン、ウンタク、死神、サニーの4人の恋と数奇な運命が

動き始める。

 

…ごめん。何度どう取り繕っても、このあらすじで「面白そうね」

って興味持ってもらうのムリ!(笑)

でも、ほんと。ほんとに。

鬼と女子高生って。へ?死神?ってなるもん。

私だってなるもん(笑)。

 

※未視聴の方、出来ればここで一話と二話だけでも見てきて(笑)。

まだ動く気がないようであれば、【あらすじ補足】へ。

 

【あらすじ補足】

武臣だった主人公キム・シンは戦で多くの命を奪っています。

戦だから仕方ないのです。

でも、最後は自分の命を王の裏切りによって奪われます。

王に嫁がせ王妃となっていた妹とともに。

 

戦で多くの人の血を流させ、命を奪ってきたキム・シン。

信頼していた王に裏切られ家族まで殺されたキム・シン。

 

神はそんな主人公をトッケビとして生き返らせて、

永遠の命を与えます。褒美なのか罪なのか…

トッケビは、それから900年もの間、一人で生き続けてきています。

その間ずっと、大切な人たちが死に行く姿を見つめ続け、

悲しみを抱えたまま、死ねないでいます。

 

…男、一人、孤独、死ねない…

ぼくの地球を守って、とか思いだしませんか。

名作漫画でしたよね。いまだ実写化もされない守られた漫画…。

 

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一方、ある奇跡的な運命で生まれてきた過去があるウンタクという

ヒロインは、たった一人の身内だった母も亡くし、親戚にいじめられて暮しています。生まれた時から「トッケビの花嫁だ」と(幽霊の間で)

噂され、その幽霊も見えてしまうため学校でも、のけ者扱いです。

でも逞しく明るく生きています。

 

…さぁ!どう?

興味持ちました??(笑)

 

今なら

Netflix

U-NEXT

ABEMA(一部無料)

dTV

Hulu

Amazon prime video

と、各種配信サービスで観ることができますよ(2021年10月現在)

 

ここで一応キャスト書きますけど、

未視聴の方が見てもわかんない(設定的に)と思うので、

ここは飛ばしてください。

 

【キャスト 出演者】

トッケビ/キム・シン: コン・ユ
チ・ウンタク: キム・ゴウン
死神: イ・ドンウク
サニー: ユ・インナ 
ユ・ドクファ: ユク・ソンジェ (BTOB)

 

赤い服の女/謎の老婆: イエル

 

<高麗時代>

若き日の王 ワン・ヨ: キム・ミンジェ(特別出演)
王の側近 パク・チュンホン: キム・ビョンチョル
王妃(キム・シンの妹) キム・ソン: キム・ソヒョン(特別出演)
キム・シンの高麗時代の部下 キム・ウシク:ユン・ギョンホ

 

シンの死を見守った老人/ドクファの先祖: イ・ムンス

ワン・ヨの家臣: イ・テヒョン
ワン・ヨの家臣: ピョン・ジュヒョン
王妃付きの女官: ハミン

幼い頃のワン・ヨ: キム・ドヒョン

 

ウンタクの叔母 チ・ヨンスク: ヨム・ヘラン
ウンタクの従兄 パク・ギョンシク: チョン・ヨンギ
ウンタクの従姉 パク・ギョンミ: チェ・リ

 

ウンタクの母 チ・ヨニ: パク・ヒボン(特別出演)

ウンタクの少女時代: ハン・ソジン

 

ドクファの祖父 ユ・シヌ: キム・ソンギョム

ドクファの秘書であり後の社長: チョ・ウジン
ドクファの子供時代/高麗時代の子供ユ・グムソン: チョン・ジフン

ドクファの少年時代: キム・ヒョンビン

 

ウンタクの母のひき逃げ犯: ソン・ナッキョン(眉毛のインパクトが)
ウンタクの担任教師: キム・ナンヒ

借金取り: パク・ジヌ(太いほう)
借金取り: ユン・ジュマン(細いほう)

 

<死神の職場関係>

後輩死神:チェ・ウン
同期死神:キム・ギドゥ
後輩の死神: チョ・ヒョンシク(体形が印象的)

後輩の死神: キム・チャンファン
後輩の女の死神/ワン・ヨの宮女: ユン・ダヨン

 

ウンタク母と同じ犯人により事故死 キム・ヘリョン: ソル・ユジン(2話)

過労で亡くなる医師 チェ・ヨンジェ: キム・ナミ(3話)

死神に呼ばれた横柄な会社経営者の死者: チェ・ボモ
その運転手: ソク・チョンマン

亡くなった視覚障がい者: ナム・ドンハ

天国を注文した母: ミニョン

離散家族の夫婦(妻): ソン・ヨンスン 
若い頃の姿: キム・ヘユン
離散家族の夫婦(夫): シン・シンボム
若い頃の姿: ハム・ソンミン

 

パリの少年:ナム・ダルム

パリで出会った少年のその後: キム・スボク

 

野球部員チェ・テヒ: チョン・ヘイン(少年時代はチョ・ヨンジン)

 

ウンタクの友人・学級委員 キム・ユラ: コ・ボギョル

ウンタクのいじわるな同級生 パク・スジン: キム・ミニョン

スジンの仲間: マ・ミニ

スジンの仲間: ユン・ファギョン

ウンタクの大家: ユン・プジン

叔母に渡った金塊を鑑定する貴金属店主: ユ・ヨンボク

叔母一家を調べる刑事: ファン・インジュン

宝くじを販売するコンビニ店主: イ・ドンヨン

 

ラジオ局部長: リュ・テホ
ラジオの放送作家: チョン・ジウン
ラジオ局スタッフ: チェ・ナム

 

ウンタクを連れて行こうとする幽霊: パク・ギョンヘ
夫に殺された妻の幽霊イ・ジョンファ: キム・ソラ
イ・ジョンファの夫: イ・ギュヒョン
考試院の幽霊: パク・セワン

三つ子の幽霊/ サニーが訪れた占い師:  ファン・ソクチョン
図書館の幽霊高校生 コ・ジョンヒョン: アン・ジヒョン
おばさんの幽霊(後半のほうにちょろっと): キム・グムスン

 

サニーの友人で化粧品店販売員: キム・ソジョン
サニーの家の買主: キム・ジュア

 

考試院の幽霊の母親: ホン・ブヒャン

宝くじを販売するコンビニ店主: イ・ドンヨン

カフェの高慢な女:  イ・スルビ

高慢な女の相手の男: アン・ドゥホ

天国を注文した母: ミニョン

書店でウンタクに本を渡す少女 ジニョン : イ・ハンソ    
サニーの店の裏に現れる少年: ノ・ガンミン

路上の靴下売り: ホン・ソクビン

自転車に乗ったスリ: ファン・サンギョン

元部下のキム・ウシクの娘:ソン・スヒョン

 

神の声: イ・スンジュン(14話 特別出演)

 

物語の主人公の少女・ウンタクは親を亡くして天涯孤独。

…という設定からして、私が好きなアレです。

この彼女を演じるキム・ゴウンさんが、整形ぽさがまるでなく

一重とかシンプルな顔立ちでとてもいいんです。

作中では、自分のことを「ブスだから嫌いなのね?」とか

言うセリフがあるんですけど、その表情の可愛さ最高か級。

笑顔とか超絶可愛い。特に口の開き方が上品で可愛い。

真似したい。見習いたい。

そして彼女の身長は、私と同じ167cm。投じやすい!←なにが。

 

天涯孤独をタフに受け止めているウンタクは

よく自分の身の上を話すんですけど、

それに対して、おまえの話は悲しすぎる、とか、

お腹一杯です的な扱いをするトッケビと死神がすごい好き。

過剰に同情するんじゃなくて、わかっているからって…

とにかく、天涯孤独で苦労も多いから泣いちゃったりもするけど

でも明るく生きるウンタクが尊い。

 

「トッケビ」特別番組『召喚スペシャル』“ちょい見せ”

 

対するトッケビ役の主演のコン・ユさんは、

ドラマをやれば大ヒットするし、映画をやれば売れるし、

CMやれば商品が爆発的に売れるし、大人気の俳優さんです。

日本でも同じ名前のカフェができるなど大ブームになった

「コーヒープリンス1号店」(2007年)が有名です。

(まぁ、でもこの時の過剰なほどの人気をきっかけにしてか、

ドラマに出るかのが怖くなっちゃったそうで、しばらくドラマは

断っていたようです。まぁ…本当にすごい人気だったので…)

 

 

そんな彼ももうアラフォーです。でもまだ独身。

人気、変わらず高いです。

身長が184センチもあるんですが、

ウンタクの身長167cm×184cmの見上げ感とか…

…最高かよ…自分に置き換えて…妄想が止まらん…(笑)

長年、男性に対する高身長フェチを隠し通してきましたが、

ここにきて解放宣言です!!生きててよかったかんぱーーーい

な気分にさせてくれるんです。とにかく何頭身だよ!!ってぐらい

スタイルがよくて、一重!!男性の一重、最高!!と

叫びながら町を練り歩きたい。声質もいいし、

アラフォーのくせしてめちゃくちゃかわいいし…

 

…と。話が思いっきりずれましたが、まぁ、左右非対称の

眼差しもそうだし、まばたきひとつで、感情を表現できるような

もう…マジすごいんです…けど、いい。それは置いておきましょう。

 

一旦、深呼吸。すってーーー、はいてーーーー。

 

 

 

 

死生観というか命の大切さみたいなところが、

………ああ、思いだして心臓が痛くなりそう。

『また逢いたい』と心の底から願い夢にまで見るほどに

大切な人を亡くした経験のある方には、はまると思う。

それとか…自殺を考えたことがある人、とか。

それとか…天涯孤独の身上だ、とか。

それとか…わけもわからず悲しい気分になる夜があるとか…

そういう経験がまだの方には、ちょっと難しいかも。

(笑)

 

まぁ、そういう経験がまだの方でもね、

日本のドラマとはレベチな映像美(というか、そもそも

金のかかり方が半端ない)見るだけでも楽しいんです。

韓国やカナダが舞台となる映像がとにかくとにかく美しい。

そばの花畑とか、カナダの紅葉の街並みとか…行きたい…。

(実際、日本から韓国へのロケ地めぐりツアーは組まれています。

でも一人ではしゃぐ旅は辛いから、隣にトッケビがいてほしい…)

 

 

もう、何度繰り返し見たかわからない。

細かな伏線とか、意味とか、考察するのもまた楽しい。

花言葉とか名前の意味、とか…もう、

本当によくできた脚本ですよ。音楽もいいしねぇ。

 

最近は見ながら、泣きながら眠りにつくこともあり(かなりヤバい)

今朝は無事、夢にトッケビさんと死神さんが出てきてくれまして…

私、主人公になりましたー!!

はーい、頭、いい具合におかしくなってきていまーす。

 

…暫く、こんな調子が続きそうです。

 

 

(追記:一年後)

さすがに毎日は見ていませんが、

辛い夜、眠れない夜には、トッケビが効きます(笑)。

物語が頭に入っているから、先が気になることもないですし、

コン・ユさんの低い安らぎボイスに安心すると眠れるようです。

逆に、最近元気ないな自分、と思ったら、取るようにもしてます。

トッケビOST(サントラ)は、弱っているときに聞くと涙活としても

活用できます。←もはや、ドラマとしての使用方法じゃない。

 

この時代増えている「人の好きをディスる」タイプの人からの

被害を抑えるため、むやみには人に勧めないことにする

慎重さとともに…(笑)毎日を過ごしています。