韓国ドラマ「Born Again」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

以前、どこかのBSかCSで放送されていたんですが

最終回16話だけ録画失敗し、

ずーっと結末がわからないまま放置したのが、

2020年の10月のことでした。

配信もなく、TSUTAYAに借りに行こうかどうしようか……

と悩んで辛抱することおよそ1年……。

 

来た!来たぞー。

BS-TBSで放送が決まりましたーーー。

 

「Born Again」 

韓国題: 본 어게인

KBSで2020年放送。全16話(元は32話)

 

脚本 : キム・ギョンミン / チョン・スミ

演出 : チン・ヒョンウク / イ・ヒョンソク

 

前世で強い想いをもって亡くなった3人が、生まれかわって

現世でもその縁をつないでしまう…という物語。

なにげなく見始めたドラマのわりに、私好みの物語でした。

 

【あらすじ ストーリー】

1980年代、女性が殺害される連続殺人事件が発生。

継母に虐待される青年ジチョル(チャン・ギヨン)は

犯人が自分の父であると知りつつ、父親から

「お前も人殺しになる」と脅されていた。

 

そんなジチョルの唯一の心の拠り所は古書店で働く

ハウン(チン・セヨン)だった。心臓病を抱えたハウンが

移植を受けなければ余命わずかであると知ったジチョルは、

心臓移植のためにハウンと同じ血液型で、息子を虐待死させた

女を殺害してしまう。ハウンの婚約者で刑事の

ヒョンビン(イ・スヒョク)はジチョルを逮捕。

だが、その後自身の血液型もハウンと同じだと知ったジチョルは

脱獄し、ハウンのために命を捧げようとする。

しかしジチョルは追ってきたヒョンビンを誤って刺してしまい、

ショックを受けたハウンは命を落とし、ジチョルも後を追うように

自殺する。


時は流れ、2020年。ミイラ化した謎の遺体が発見される。

骨考古学者のサビン(チン・セヨン/二役)が事件を担当することに

なり、サビンは検事のスヒョク(イ・スヒョク/二役)と出会い、

不思議な既視感にとらわれる。

同じ頃サビンは医学部生のジョンボム(チャン・ギヨン/二役)とも

親しくなる。成績優秀、容姿端麗なジョンボムだったが、

15歳の頃に殺人を犯したという噂があった。

スヒョクはジョンボムの存在に危険を感じサビンを守ろうとするが

3人は前世も絡んだ深い縁で結ばれていて…。

 

ひとこと感想

「現世生まれ変わり組と、前世からの生き残り組が混ざりすぎ問題」

【キャスト 出演者】

《1980年代》
連続殺人犯の息子 コン・ジチョル: チャン・ギヨン    
古書店店主 チョン・ハウン: チン・セヨン    
ハウンの婚約者で刑事 チャ・ヒョンビン: イ・スヒョク
ジチョルの父で連続殺人犯 コン・イヌ(1980年、2020年): 

チョン・インギョム

ジチョルの弁護人 チャン・ヘミ: ウィ・ジヨン    
黄色い傘連続殺人事件の担当検事 チョン・ソクテ: チョ・ドッキ

ハウンを乗せたタクシー運転手: チェ・ギョシク    
黄色い傘を燃やすジチョルの目撃者: ユン・ミヒャン

ジチョルを兄と慕う近所の少年 ソンホ: イ・ジュウォン    
ソンホの継母 ユン・ジョンヒ: パク・ミヒョン    
ハウンの担当医: ソン・チャノ        
聖ペトロ病院の心臓専門医: レントン・スミス

治療監護施設の医師: イム・ジェグン    

ヘボラ聖堂の神父 アンドレア: パク・ジニョン

【2020年】
ソヨン大学医学生 チョン・ジョンボム: チャン・ギヨン    
ソヨン大学骨考古学者 チョン・サビン: チン・セヨン    
検事 キム・スヒョク: イ・スヒョク

ジチョルを題材にした本を書いたベストセラー作家

                    チャン・ヘミ: キム・ジョンナン
スヒョクの婚約者でヘミの娘 ペク・サンア: イ・ソエル    
   
ジョンボムの母 ホ・ジンギョン: キム・ジョンヨン
ジョンボムの継父で検事長 チョン・ソクテ: チェ・グァンイル
ジョンボムの異父弟 チョン・ジョンウ: パク・サンフン    

 

ジョンボムの配達のバイトの客 イム・ファヨン: ソン・ユヒョン
ジョンボムと親交のある神父: キム・ハギュン

刑事 チュ・インド(1980年、2020年): チャン・ウォニョン    
暴力団のボス ソ・テハ: チェ・デチョル    
ソ・テハの右腕 チャン・マチョル: キム・ドギョン
ソ・テハの暴力団の構成員 チャンスン: パク・ヨンス

 

サビンの父で元刑務官 チョン・ソンウン: パク・チョロ

チョン・ソンウンの担当介護士: オク・ジュリ
チョン・ソンウンの担当看護師: ハン・ヒジョン    


サビンのルームメイト ジェイ: ミンジ    

サビンの同僚 科捜研法医官 ユ・ソヨン: ハン・ヘリム    
サビンの教え子 ボヘ: イ・ジワン    
サビンを人質にした凶悪犯 ホ・ドジン: イ・ギュソプ

サビンの担当医: イ・ジョンソン 

サビンを見守るレストランの店長: イ・ミョンホ    
サビンを見守るレストランのシェフ: キム・ジュンベ

スヒョクの情報部員 ナムグン・ジュヘ: キム・ミンソン   

 

スヒョクの母: イ・カニ
スヒョクの自殺した父で裁判官 キム・ヒョンソク: チン・ヒョングァン


連続殺人事件の容疑者 ピョン・ソンフン: ウ・ガンミン
ピョン・ソンフンの弁護士: キム・サンイル    

刑務官 チョン・ソンウン: チャン・ヘソン    
チョン・ソンウンの先輩刑務官: キム・チュンギ    

古書店「古い未来」店主 スンチョル: ナム・イル    

刑事 ク・チョルギ: キム・ジュンドン    

ヘミの夫でサンアの父 ペク・インソク: オ・マンソク    

幽魂ギャラリー館長 カン・ドゥチョル: パク・ノシク    
        
ジチョルの実母: ミン・ギョンオク    
 
殺人罪被告人: コ・ジンミョン    

 





・まず、初めに言っておきたい。

数々の犯罪者が出てくるんですが、一番怖いのは、

リアル超ド級整形モンスターの某女優さん…でね。

気をとられるんすよ怖さで。創作じゃなくて、リアルで怖いんです。

キャスティング…もう少し考えて……

 

・前世でいろいろと複雑に絡み合っていた男女3人が死んでしまって

別人として生まれ変わって(ジョンボムが精子提供で生まれたことは

前世と確実につながるのかな)様々な事故やらなにやらで、みんな

記憶を取り戻していく…前世マニアとしては(笑)数々の作品を

観てきたつもりですが、ここまで後世の人たちが前世の因縁に

こだわるのは珍しい気がします。前世の冤罪をといたり、または

前世の罪を告白したり、前世の自分の遺骨を発見したり、

前世の自分の父親に会いに行ったり…。


・チャン・ギヨンさんの顔って癖になるので、なんだかんだと

ほぼ全作品を網羅しようとしている…な。

そんなチャン・ギヨンさん演じる殺人犯→大学生と「いつも毎度

クールで表情がほぼ変わらない」イ・スヒョク演じる刑事→検察が

一人の女性を愛するドラマです。

二人ともモデル出身で顔が小さい。画面に変なリサイズかかってる

んじゃないかと思うほどです。


・時代劇ファンには人気があるそうですが、私はやはりこの物語の

ヒロイン、チン・セヨンさんの息抜け過ぎな台詞が気になり…。

もっと、しっかり息を吸って吐きなさいっ!って背中叩きたくなる。

 

・1980年代、父親が犯した連続殺人の冤罪で(ま、一人は

殺したんですけど)死刑になったコン・ジチョル。目には母から

受けた虐待でハサミで刺された傷跡を持ち、不幸な生い立ち。

そう、判る人はすぎにピンとくる、コン・ユさんの本名。

 

・チョン・ジョンボムの弟がクソなサイコパス野郎(口が悪い)

 

・前世では自分で頭を撃ち、現世では前世で自分が殺した

恋のライバルに頭を撃たれ。でも2回とも即死じゃない不死身の男、

チョン・ジョンボム。頭を撃たれて銃弾が血管に食い込むか否かの

段階で、結構な移動衝撃を与えても大丈夫なチョン・ジョンボム。

 

・タイトル「ボーンアゲイン」は、Bornと骨のBoneをかけてるんだろうか。

2020年のヒロインは、骨考古学者で国立科学捜査で、骨の解剖も

しているという設定だけど、基本的には骨を並べて語り掛けるだけ(笑)

韓国の批評を観たりすると、一時期流行った、アメリカの「BONES」も

意識していた説も。

 

・鼻血、死にそうで死なない、快楽殺人犯、サイコパス、

自分で事件の全容を語りだし、最後は狂って悪人同士の殺し合い…

などと、韓国ドラマあるあるが出揃ってます。

 

・最終回でどんでん返しがあったのね!

いやー、最後まであきらめずに観てよかった。

サスペンスというか、ファンタジー?というか(笑)

最後は全員がっつり過去を思い出していたし。

自分の前世の納骨をするってどういうことよ?

 

・このぐらいの作品のほうが、リメイクしやすいと思う。

梨泰院クラスを六本木クラスでリメイクするぐらいなら、

こういうのを選んだ方がいいと思う。

 

ということで、星は、

★★★★★★☆☆☆☆

 

サスペンスとしてよりは、大映ドラマ的にみたほうがいい作品。

(たとえが昭和)