穴と橋とあれやらこれやら -160ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

先日、休みがないと激白したわけだが、うまいこと仕事を折りたたんで(笑)、来週後半から四連休を捻出したったぞ!

 

前回頓挫した島根遠征に改めてチャレンジしようと思っているが、楽しみなあまりにちょいと広島もかじりたくなっていて、岡山もかすめたいな~とか、帰り際には鳥取の某物件をシバいてから帰りたいな~とか、収拾つかなくなっている。さて、どうしようか…。

 

 

今回は念願の遠征ということで気合が入っているので、情報収集のためしばらくブログ更新がおろそかになる可能性大と宣言しておく(笑)。

 

 

 

代わりにと言ってはナンだが、残暑お見舞いとしてちょっとだけ涼やかかもしれない滝動画を。

 

今年のゴールデンウィークーク、ノートさんラストランの最終日に記念撮影のため立ち寄った、奈良県上北山村のカクレ滝。落差100mの巨瀑でありながらも国道(酷道)からめっちゃお手軽に尋ねられるという素敵な滝である。

 

 

 

 

 

まあ見事に、

カクレておりますな(笑)。

 

 

あくまでノートさんの記念撮影のためだったんで、滝壺までは登っていない。水量が少なめなので清涼感もそれなりだが、まあそこはご勘弁を…。一応場所はここ

 

 

 

【前篇】より続く。

 

 

 

ボケボケな写真失礼。

先に人影が見えるが、霊的なものでなく先行する仲間なので悪しからず~。

 

 

 

 

 

やがて煉瓦の巻き立てが復活し、

…とか書いてるが、実際どっち向いた写真なのか、もはや定かでなかったり。

 

 

 

 

 

で、こちらが北側(由良町側)坑口。

はい、こちらはご覧のように、極めて無味乾燥に改修済み~。

 

当然オリジナルはこちらも煉瓦ポータルだったようだが、まあ無神経に改修されちゃったものよ。扁額すらないとは、どうよ?

 

 

まさか、これが繰り返されようとは。ああ、フライングで書いちゃった。で、もう腹立ってきた…

 

 

 

 

 

こちらでは、ポータル上で

 

往時の煉瓦ポータルの一部(笠石部分?)を発見したっけ。

 

ちょっと救われた気分になったのを覚えている。

 

 

 

 

 

ここからは、戻りに撮ってた数枚。

 

改めて、素掘り部分はモルタル吹付もなしの岩盤だったんだなあと驚嘆。

 

 

 

 

 

でー。

いきなりたくさんの人間が登場(笑)。

 

ここまでおおむね仲間が写ってない写真で構成してきたけど、実際このOFFは大所帯だった。これは改めて皆で鑑賞中の図。

 

 

 

 

 

で、問題はここからだ。

改修されずにオリジナルのままの姿を拝めていた南側(日高町側)ポータル。

 

その現在の姿が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは

ひどい。酷い。非道い。あんまりだ。

 

この画像は、この惨状をいち早くレポートされたブログ様よりお借りしたもの。使用をご快諾くださった「交通遺産をめぐる」管理人まろ様、ありがとうございます。わたくしのこの記事よりも10倍は充実した内容なので、ぜひご覧いただきたい。

 

まあ、繰り返すが我が記事は「レクイエム」なので(強弁

 

 

 

 

 

確かにもう10年前の時点で、早急な対応が必要であることは明白だった。現役隧道として稼働を続ける以上は。然るべき措置が行われたということについては何も言うことはないが、それにしてもただただやり方に愛がない。リスペクトがない。圧倒的に。

 

いくら大きく損傷していたとはいえ、いや、損傷していたからこそ、明治半ばに先人たちが手作業で完成させた(そして現在に至るまで現役で地域交通を支え続けてきた)古洞に対する想いとか、生じないもんだろうか?

 

 

各地で目にする残念改修ではあるが、偏見かもしれないが、この紀伊半島西部エリアでは隧道の残念改修がいやに目に付くんだなあ。海南市の城山洞なんかは今思えばまだマシなほうで、同じ由良町の衣奈隧道なんか、まさにここ由良洞の由良町側とよく似た無味乾燥改修だったりする。

由良洞については既に由良町側が残念改修されて久しいわけだったが、それがまた繰り返された格好。まあその「愛のなさ」具合は、真新しいコンクリの白々しさのせいもあり、頭抜けたインパクトだ。

 

なにもオリジナルを忠実に再現せよなどとは言っていない。面白みのない普通のトンネルでも仕方ないし、お金をかけろとも言っていない。が、最低でも扁額くらい取り付けてあげてよ…。

 

例えば、少し前に記事にした道芝トンネルなんかは非常に嬉しい例というか、先代のイメージを残した、愛とリスペクトをしっかりと感じることができた好例だったし、そういう事例もあるのに、いやはやなんとも。

 

 

 

Q地図によれば城山洞と由良洞は和歌山県の管理、衣奈隧道は由良町の管理となっているが、せっかく素晴らしい土木遺産級隧道を数多く擁する和歌山県、管理者がこのような「意識低い系」改修を重ねているのは残念を通り越して嘆かわしいの一言に尽きる。

 

結局、土木遺産Aランクであってもしょせんこの扱い。いかにその保存が心もとないものか、改めて痛感させられた今回の由良洞「事件」。以後何度か近くを通りかかっていたのに、再訪しなかったことが悔やまれてならない。もう二度と逢えないなんて…。

 

 

現役を張り続けて133年、さらなる延命と引き換えに、由良洞の「なんたるか」は永遠に失われた。「現役最古級」の称号は続いていくが、(趣味者としては)もはやそれに意味を見出すことは困難だ。ああ無情。

 

 

 

 

 

 

気を取り直して、最後におまけ。

訪問時、隧道入口にいらした「主」さん。風格があった。さすがにもうご存命ではないだろうが。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

2011年4月24日、紀伊半島一周OFF2日目に訪ねた物件をご紹介。この日のことは過去2回ほど記事内で触れている(コレコレ)が、単独で記事にするのは初めてのようで。まあ移動時間のほうが長いOFFだったから。

 

 

予告篇で書いた通り、今回は「レクイエム」。タイトルも「追憶の」ということで、内容は想像がつかれると思うが、たぶんその斜め上(いや、斜め下か)をゆくことになるだろう。知ってる方はネタバレ禁止で。

 

 

 

では、始める。

 

 

 

現在地はこちら

わかりやすいヘキサが立っていた。

 

 

 

 

 

で、そこのすぐ先に…ドン!

かなりくたびれた、煉瓦ポータルの隧道。明治22年建造の古洞、その名も「由良洞」である。現在地こちら

 

この隧道、土木学会選近代土木遺産Aランクに選定されており情報として、「現役最古級の道路用煉瓦トンネル/ポータル: 全面に鳥居形の陽刻(池田側)と書かれている。

池田側といえばまさにこのポータルで、よく見ていただければピラスターを柱に見立てた鳥居の形が浮かび上がって…くるでしょ?えっ?こない?(笑)

 

 

 

 

 

ちょっと補足線を書くと、こういうことなんだが。

ポータル上部は激しく損傷しており、上からのスライディング樹木でもはやその様子はうかがい知れず。扁額の有無も不明。

 

 

 

 

 

無事に残っていた端部からは、

鋸歯状のデンティルがあしらわれていたことがわかった。

 

 

 

 

 

 

そしてこの

美しく端正な要石ね。実にいい。

 

 

 

 

 

ポータルの無事な部分からはその見事さが伝わってきたので、

往年のオリジナルの姿を拝んでみたかったな~と。

 

 

 

 

 

しかしながら、実際のところポータルの損傷は見た目以上に深刻で、

今から11年前の時点ですでにアーチ環を一周するクラックも生じていて、現役隧道として対策が必要なことは明らかだった。

 

 

 

 

 

明治22年の古洞が現役で稼働しているその理由は、

国道42号現道の由良トンネルに万が一のことがあった時のための代替路を期待されてのこと…なのだろうか。前後の貧弱な道路(県道なわけだが・笑)を考えれば、大型車は厳しいだろうが。

 

 

 

 

 

では、洞内の様子を何枚か。

 

 

 

 

煉瓦で巻かれたパートを過ぎると、素掘りパートへ。

 

 

 

 

【後篇】に続く。

 

 

 

 

 

今回は「レクイエム」である。

 

 

もう二度と、目にすることはない。残念極まりない。

 

 

 

 

【本篇】に続く。

 

 

 

 

 

京都のお盆といえば、五山の送り火。コロナ禍での規模縮小を経て、今年は3年ぶりにすべての火床に火が灯されるということで、しばらくぶりにこの過去記事を再掲しておく。

 

 

 

 

テレビなどで目にした時の感想が少しだけ豊かになるかもしれない、とてもアカデミックな記事(大げさ)。夏休みの暇つぶしにご笑覧いただければ幸い。

 

 

 

 

 

京都のお盆、締めくくりが五山の送り火だが、始まりは六道珍皇寺の迎え鐘。

こっちもいつかは記事にしたいと思ってるが、それには写真を撮り足しにいかないといけないので、いつになることやら…。

 

 

 

 

これを「ごあいさつ」テーマに入れるのが適切かどうかは議論の余地があるが、他にやれそうなのが「どうでもいい話」テーマしかないので、それもちょっとなあ…という消去法で(笑)。