本日8月16日は、毎年恒例の京都・五山の送り火が厳粛に執り行われる日でございます。あ、もう先ほど終わりましたけどね(笑)。
ご存じない方もおられるかもしれませんが、送り火は観光用に行っているのではなく、ご先祖をあの世へとお送りする宗教行事なんでございますよ。「大文字焼き」なぞNGワードですよ。ああ、余計な話を(笑)。
そんな日にちなんで、今宵のお題は如意ヶ嶽(大文字山)にあるコチラ、
弘法大師堂。
「穴系その他」書庫で紹介すんのはバチあたりですけどね(笑)。でもご覧のように、一応石で組まれたアーチの態をなしておるもんですからね。
弘法大師堂は「大」の字の中心近くにあります。
場所はイメージです(笑)→http://www.its-mo.com/z-126075509-488907315-13.htm
午後8時、ここで炊き上げた灯明を松明に移し、金尾(かなわ)に点火されます。
金尾はこういうもの。
「大」の字の中心、「人」と「一」が交わるところにあるのです。弘法大師堂のすぐ背後です。
ここからさらに松明に火が移されて、それぞれの火床に廻され、合図により一斉に点火されます。
火床はこんなの。
こうして、皆様ご存じの「大文字の送り火」が始まっていくわけでございます。
ちなみに送り火の間ずっと、弘法大師堂では読経が続けてられています。この読経は、登山口の銀閣寺横にある浄土院のご住職が代々務めておられます。
これマジで相当に暑い、いやリアルに熱いようです。ヘタしたら火傷したり焦げたりするとか。ご本人からお聞きしました。以前に仕事でお目にかかったことがありましてね。
まったく異色の内容でお送りしましたが、また違った印象で送り火をご覧になれるのではないでしょうか?コレを読んで、ぜひ1年後に備えてくださいね(爆)。
んなもん、昨日やっとけよ!
ですね、ゴメンちゃい(笑)。
最後に、弘法大師堂から見下ろす京都市内。
パノラマも撮ったんだけども、どっかいっちゃった(笑)。
以上、異色記事、完結。