2014年1月3日、年始一発目の紀伊半島彷徨1日目。この日のネタで記事にしているのはひや水中バス停、城山洞、冷水第一隧道、富士大崎隧道、逢井隧道、白崎隧道、瀧原洞。
今宵ご紹介するのは、時系列では逢井隧道と白崎隧道の間に訪ねた物件。
いきなり、ドン。
はい、コチラ、コンクリブロック製ポータルのいかした隧道。現在地コチラ。
って、記事を書くにあたって初めて気づいたのだが、いつの間にやら新トンネルができてるやーん。ストビューで見えた新トンネルの銘板には「2015年10月」とあったので、訪問後しばらくして工事が始まった感じか。今の今まで知らんかった~。もしかして…すでに旧隧道、閉じられてる?
ああすみません、取り乱して。
お名前は「衣奈(えな)隧道」。
一見して古風な造りだが、
実はこの衣奈隧道、オリジナルは明治20年建造のガチ古洞。年代が合わないので、このコンクリブロック製ポータルも、オリジナルじゃない可能性が高い。
その延長は、
307.5mとか。
明治期の道路隧道でこの長さはなかなか。今では全面的にモルタル補修されて見る影もないのが残念。
そのせいか、
鉄板の構図もいまいちバエませんな。
そんなわけで、見るべきもののなさそうな洞内(笑)は、
車で抜けまして…
反対側はというと、
ありえない残念改修~。
よくもまあこんだけオリジナルを尊重しない改修ができたものだな、ええ?(誰
扁額の位置も
おかしい&小さいし…(笑)。
魔改造(でもないか)を施されても、
現代を生きる明治隧道…
みたいなシメを考えてたのだが、先述の通り新トンネルができちゃったからには…。ストビューではまだこの旧隧道を見られるが、あるサイトさんでは通行止め看板が立てられた写真もあったので、今や閉じられてる可能性もあるな…。
以上、なんか悲しい感じで終わり。