2021年9月25日、初の長州遠征初日。この日のネタで記事にしているのは、寂地峡の木馬道隧道群と五竜の滝、坂折隧道、夜打原取水堰堤のコンクリート円弧橋、夜打原の吊り橋、蕪坂隧道、尾無隧道、八幡橋、平安橋。
今宵ご紹介するのは、五竜の滝を後にして程なく出くわした物件たち。
どんな出くわし具合かというと…
こんな感じ。現在地はこのへん。
国道434号走行中でのこの景、→方向への国道に対し、直進方向に未供用とおぼしきトンネルがぽっかりと。これは典型的なバイパス建設中の景っすな。
この時まったく作業している様子ではなかったので、
ちょっとお邪魔してみた。
ここで気づいたが、トンネル手前には橋があって、
お誕生日は「平成28年4月」と。探索当日時点で、すでに5年が経過していた。そして反対側の銘板で「おおたきはし」とのお名前判明。
向こうに見えるのが、
国道現道。一般的には(?)それなりに酷道であり、こうした路線改修にも納得感はあるんだが…工事進んでないのか?
そして~、トンネル正対!
扁額はなく、またそれを嵌めるべきスペースも設けられていないように見える。
手前右側にはやっぱりね、って感じに「バイパスをつくっています」の工事看板。
工期は探索当日のおよそ2か月後となっていて、単なる休工日だったようだ。それにしては、えらいスッキリしてるな~とも感じたものだったが。
扁額がないトンネルだったが、銘板はあり。
「高鉢山第3トンネル」という名称で、2018年3月完成と。大滝橋は2016年4月完成だったから、順当に工事が進んでいる(いた?)のがうかがえる。
銘板が嵌まっているということは、トンネル自体はすでに完成しているということ。
せっかくなんで、ちょっとお邪魔してみた。
うん、照明も取り付けられてるし、あとは舗装してセンターライン引いて、各所に反射鋲とか設置すればすぐ使える感じだ。そうか、逆に言えばそのへんはトンネル工事には含まれないってことか。勉強になる。
延長352mあるってことで、大して長くもないけど、そうそう面白くもないだろうから通り抜けるつもりはなかった。
ゆるい右カーブの先に、
この程度しか入ってきてなかったが、
別に後悔はしてない(笑)。こういうのは存在自体が面白いのであって…。
ええ感じなので思わず一枚。
こういう鉄板の構図も、いいっすな。
この後、さらに国道を進んでいくと、
「第1」が登場した。バイパスの中で先行供用されているようだ。
銘板によれば、
2013年2月完成ということで。
調べてみると、このバイパスは「須川バイパス」という名称で、ここより南の「須川工区」「小山田工区」はすでに供用済み。この「第1」を含む「高根工区」の一部を残すのみという状況で、そのわずかな未供用区間の北端が大滝橋であり第3トンネル、という位置関係のようだ。
「第3」と「第1」が既に存在しているので、当然未供用区間に「第2」が誕生することになるのだが、ザッと調べた限りでは、おそらくすでに完成しているのではないか?という状況。
本記事執筆時点では未供用のままのようだが、ソース不明確ながら2024年度供用開始、のような記述も見たので、いずれそう遠からずこの「高根工区」も無事供用にこぎつけるのではないだろうか。
以上。