2017年5月4日、深遠なる紀伊半島彷徨の初日。この日のネタで記事にしているのは、時系列でカナウナギトンネル、大井橋、旧・中州橋、四ノ川の吊り橋、北山トンネルとその奥、小松橋遺構と上滝トンネル再訪、小又川の吊り橋、梅津呂橋、田辺龍神線の梅津呂橋。
今宵ご紹介するのは、時系列では上滝トンネルと小又川の吊り橋の間に通りすがった物件。
酷道425号を西進中、十津川村小山手地内で…
隧道登場。現在地こちら。
むろんここにあることは知ってて来た。つうか、これを記録するのはこの道を走ってる目的の一つであって。
いかにも短い。
しかし掘らずして車道を通すのは不可能っぽい。
こんな感じで、
ごく薄い屏風のような岩をぶち抜いている。凄いね。
「平成16年度道路施設現況調査」によれば、昭和36年完成、延長10m、幅員4.7m、有効高4.2mとなっている。
うーむ、
10m以上はありそうに見えたけどなあ。
あーでも、
このへんもう隧道じゃないしな。
抜けて振り返り。
あー確かに。こりゃ10mかも。
超山深いところばかり往くR425だが、
十津川村上湯川~田辺市龍神村間のいわゆる「牛廻越え」区間での隧道は、この小山手隧道一本だけ。いかにぐにゃぐにゃと道が付いているか、わかろうというものだ。
ゴールデンウィーク中だったが、
ここにいる間には一台の車もバイクも通らなかった。
以上。