【北山トンネル後篇】より続く。
北山トンネルを背にして見るこの光景。
コレはあれだ、
ラスボスが待ちうける場所に向かうダンジョン抜けた時のヤツや(笑)。
この先、地理院地図によると、
こうなっておる。
トンネルを抜けたところで道の描かれ方が一本線になり、数百m先でそれも終わっている。
ここまで来たら、やはりその端点も見届けてみたい!
が…わたくし本日、手を抜く気満々(笑)につき、写真連打で。
けっこうな勾配を保って地形のままにスネーキングしながら続く道。完全に道路としては死んでるな…マメに手が入っている様子もない。
で、そろそろ…
…あ。
キタ、みたいで。
トンネルから6分、唐突に現れた、道の果て。
その端点には
断崖絶壁から守りきれないガードレールと…仏様。
仏様?
こんなところでどうされたのですか?
真新しく見えるその仏様は、まさに道のどん詰まりでこちらをご覧になっていた。この先が延伸されることがあったら、その新たな端点に遷されるのだろうか?
謂われも何もわからない仏様だったが、いつもどおりに心ばかりの賽銭を置き、この日からの遠征道中の無事を願った。
誰が置くのか、他にも賽銭があったのには驚いた…。
仏様の背後から望んだ景。
この不条理な感じ、何とも言えない雰囲気を醸し出してる…。
ここで完全に工事は止まって久しい、そんな感じがした。
帰ってから調べてみてわかったのだが、この林道四ノ川線、今たどってきたのは1号線だが、2号線も存在しており、それは国道425号線の白谷トンネル…今朝がた強烈なビンタを喰らったアイツ(笑)の下北山側手前から延びているのだという。
写真撮ってなかったけど、確かに見ていた、その道を。あったわ。
つまり、こういうこと。
この林道四ノ川線は、南北に別れた不通林道であり、地理院地図で道の描かれ方の変わったこの1号線末端区間は、未成道路という捉え方でおおむね正解じゃないかと。
この道ができていたら…今朝の白谷トンネルの手ひどい裏切りに対しても容易にリカバリーできていたに違いないのに。
ちょっと調べてみたところでは、やはりもうずっと工事が止まってるらしいこの林道。果たして全通する日は来るのか否か…。
以上、完結。