2017年5月4日、深遠なる紀伊半島彷徨の初日。この日のネタで記事にしているのは、時系列でカナウナギトンネル、大井橋、旧・中州橋、四ノ川の吊り橋、北山トンネルとその奥、小松橋遺構と上滝トンネル再訪、小又川の吊り橋、梅津呂橋。
今宵ご紹介するのは、梅津呂橋に続いて訪ねた、以前書きかけてしばらく塩漬けにしていた物件。書き始めたものの、新発見があったり新たな不明点が出たりと、これはアカーン!となって保留にしていたが、ようやく一応記事にできる状態(弊社基準による)となったので、ここで投下しておく。
記事タイトルと上記を読んで「梅津呂橋に続いてって、同じ橋じゃないの!」って思っていただいた方、鋭い!もちろん別の橋なんだけど、その「同名」ってのも大きなポイントだったんだな~。
まあそのあたりは、おいおい。
まずはこれ。
ここは国道371/425号、旧龍神村湯ノ又地内。現在地コチラ。
国道からスロープ状に登る分岐があり、それを辿ると国道と日高川をまとめて跨ぐ吊り橋へと行ける。
マピオン地図を見てもわからないのだが、実はこの細道、「和歌山県道29号田辺龍神線」という県道なのだった。ありえねー感じだが、そうなのだ。証拠は後ほど。ヘキサでも立ってれば名所になるのにな~。
現地ではもちろん、帰ってからもそのことには気づかず、いざこの橋の記事を書こうとして初めて知った衝撃の事実(中平の吊り橋と同じパターンだが、こちらは記事を書き始めるまでの帰ってからの調べで判明していた)。そんなつもりで書き始めてなかったので、困惑した。
主塔には銘板などもなく、
お名前も情報も不明。
ただし、向かって左の主塔には、
点検結果を示すものと思われるチョークの書き込みが残っていた。これ、主塔の劣化部分を示したものなのかな?
ちなみにこの橋の判定結果は「3(早期措置段階)」という思わしくないものだった(もちろん現場では知る由もなかったが)。
渡り始めのこの景、
国道を県道がオーバークロスしてるって見れば、また感慨が違うな(笑)。
さて…ありがちなことを書くしかないのだが、
これが県道の橋だとは~。
ここらでよく見る木製床版タイプだが、ここは三列も敷いてくれているので、もう安心安全の余裕ヨユー(笑)。適度に揺れて楽しい~。
ただしこのように、
列の位置が変わったり、板が固定されずに乗っかってるだけだったりするので、注意は怠れない。
目測で60mほどの橋、
ほどなく渡り終える。
この対岸でわたくしが見つけたものとは…。
【後篇】に続く。