蔵土隧道 (和歌山県東牟婁郡古座川町蔵土) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2015年12月27日、南紀徘徊2日目。この日のネタで記事にしているのは、出雲隧道宇津木隧道旧道中崎隧道一雨の水路隧道中村の吊り橋南平橋和深の名称不明橋(Q地図様で「丸ノ元橋」と判明しているが)。

 

今宵ご紹介するのは、時系列では中村の吊り橋の前に訪ねた隧道。

 

 

 

いきなり、ドン。

コンクリポータルの、質実剛健な感じの隧道。現在地はこちら

 

よくある隧道に見えるが、実はけっこうレアなポイントを供えていたんですな。

 

 

 

 

 

それがコチラ。

タテ型の扁額。けっこう珍しいと思う。記事にしてる中では二色隧道くらいかな?

 

ポータル向かって左のほう、お名前は「蔵土隧道」、これで「くろづ」と読む。このあたりの字名だが、難読地名ですな。

 

 

 

 

 

向かって右側はお誕生日、

「昭和十三年八月」と。思ったよりも古参の隧道だった。まさか戦前モノとは思わなかった。

 

 

 

 

 

洞内は、

素掘りのモルタル覆工。これもよくある感じではある。

 

 

 

 

 

抜けて、振り返り。

こちらも同様にコンクリポータルながらも、おやっ?となった。

 

 

 

 

 

それはまたしても扁額で、

こっちは通常の横型で、所定のおでこの位置に。

 

達筆で書かれているのは隧道名ではなく、「山紫水明」。誰の揮毫なんだろうか。誰の名前も刻まれてないようだが…。

 

 

 

 

 

こんな道だが、

国道371号の旧道に当たる。酷道の名残りがプンプン匂っていて、実によろしい。

 

 

 

またそのうち紀伊半島で、こんな道を走りまくりたいものだ。

 

 

 

以上。