2009年11月15日、志摩半島の西半分を中心に徘徊した第三次三重県遠征。この日のネタで記事にしているのは、錦望トンネル付近の廃道、棚橋隧道、国見山石灰鉱業専用線、奥河内川の不条理な橋、野見坂隧道。
いきなりドン。
まあ無機質なコンクリトンネル。
その最大の特徴は、
タテ型扁額。「二色隧道」というお名前と、
反対側は
「紀勢町」と。
ここで地図をご覧あれ。この隧道は紀北町と大紀町の町境を結んでいるが、隧道を抜けた先の大紀町は、2005年までは紀勢町だった。逆に、隧道のこちら側、2005年までは紀伊長島町だった。
けっこうレアなタテ型扁額。以前もなんかの記事で書いたが、扁額をタテでいこうとか、そういう決定はどういう根拠で、誰の采配で決定されるものなんだろう。興味あるわ~。
内部には銘板があったが、
縦断勾配まで記載されている銘板も、これまたレア。「建築限界」ってのも同じく。「巻厚」まではたまにあるけどな~。
しかし、ある意味もっと目を引いたのは、
それなりに幹線な国道にある現役の隧道にあるまじき漏水っぷり。
これ、廃隧道でしか見ないレベルでしょ~。
ストビューで見たら、
ものの見事に修繕されてますな(笑)。ヨカッタヨカッタ。
抜けてこっちは大紀町…かつての紀勢町側。
コッチの扁額は撮ってないという安定の詰めの甘さだが、向かって左は同じく「二色隧道」、そして右側はもちろん、「紀伊長島町」。
臆面もなく、12年以上も前のことを記事にする悪質ブログ(笑)。これはこれで往時の記録としていいんじゃないかと開き直るわたくし、今後もこういう悪質記事はやっていきますので悪しからず~。