いでよ!古の小ネタ!
というわけで、2009年11月15日、第三次三重県探索。この日のネタで記事にしてるのは、錦望トンネルそばの廃道、国見山石灰鉱業専用線。
今回ご紹介するのは、国見山の廃線跡を後にして1時間45分後、たまたま見つけた、奇天烈な橋でございます。
奥河内川に沿った奥西河内林道を東進中、見えたものに思わず急ブレーキ!場所は、おおむねこのあたり。
下流側からのサイドビュー。
意表を突くフォルム。なんだあれ?
では、ご覧いただきましょう。
むおーん。
マジかおい!マジなんか!?
冷静に言えば、二径間コンクリート桁橋。なのでありますが…
細っそ!!
その橋は、あり得ない細さだった。人道用と言うのさえチャンチャラおかしいスペック…とび職さん用?(笑)
それに対して、中央の橋脚の立派さよ。上流に向けて水切り(水圧がかからないよう、先端を尖らせて水流を分ける)が施されている!
この感じは…いわゆる沈下橋あるいは潜水橋と呼ばれる橋のビジュアルと似ている。が、この尋常ならざる細さは意味不明。橋脚の半分程度しか幅員がない橋って(爆)。
なんの用途か知らんけど、普通もうちょい幅取るでしょうよ!たとえ必要なかったとしても、余裕見てさあ!
まあ当然渡ったのですが(笑)。
コレは橋脚上より望む上流。
あの細さと長さを見てからだと、ちょっと桁上で立ち止まる気にはなれない。軽やかに「パキッ」とイキそうな気がしてね(笑)。
まさか無筋ではないだろうし、そんなことは…ナイと…思うけど(爆)。
渡った先は…
橋台に続いて作業道のような細道が続いていたが、山からの水がザブザブ流れて滝になっていた(汗)。
なんなんだこの道は。なんなんだこの橋は。
橋台はある程度(橋脚と同じ程度の)幅があるのに注目。だったら橋もおんなじ幅にしとけや!
この橋を、車輪付きの乗物に乗って渡れる人はそう多くないだろう(笑)。
今なら、もっとっもっと写真を撮りまくっていただろう。そして、こう名づけていたかもしれない。
「不条理の一本橋」と。
いつ誰が架けたのか。
現役なのか廃なのか。
今もあるのか、どうなのか。
全て謎のまま、完結。