和深の名称不明橋 (和歌山県東牟婁郡串本町和深) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2015年12月27日、南紀徘徊2日目。この日のネタで記事にしているのは、出雲隧道宇津木隧道旧道一雨の水路隧道中村の吊り橋
 
今宵ご紹介するのはこれらより後、帰りを意識し始めた14時56分に出会った物件。
 
 
和歌山県道39号串本古座川線を南下、もうすぐ国道42号というあたりで、何やら不穏なオーラを発散する橋を発見。
 
 
もちろん緊急停車。まずは上流側からのサイドアングル。
 
 
これは…珍しいやつやな。
 
ちなみに、干上がって見える川の名前は、和深川。
 
 
 
おもむろに、正対。
 
 
おおおお…これはキテる…。
 
 
「自動車通行不可」の看板と、くたびれたAバリ。が、それ以前にこの路面を見れば、とても車を乗り入れようとは思わないわな。
 
くわしくは後ほど触れるが、路面に落ちた欄干の影を見れば、察せられるだろう(笑)。
 
 
まあまずは。
 
橋そのものは鋼桁橋だったが
 
 
高欄はなんと木製!
 
しかも、なかなかの年季の入り具合…いや、朽ち具合。
 
 
 
下流側からのサイドアングル。
 
 
鋼桁+木製高欄。
 
こんな橋って、他で見たことあったかなあ…類似系は平和橋くらいか…?
 
 
しっかし、これけっこうな状態やな~。
 
 
この木製高欄がオリジナルだとしたら…そうね~、昭和40年代前半くらいの…つまりわたくしと同年齢くらいの(笑)架橋じゃないだろうか。
 
 
 
短い橋を渡り終えると、
 
 
もちろん道は続いているのだが、
 
 
 
 
ここで思わず「ウッ」となった(笑)。
 
 
「私有地」。
 
イヤイヤイヤイヤ、そうなん!?つうか、字の向きはこれでOK?ってことは、この橋が私有地なのか?(笑)
 
なんにせよ、こっからは入らない方がよさそうな。
 
 
 
なので、
 
 
そのキワキワから、振り返り。
 
めっちゃボロいな~しかし!
 
 
 
高欄もさることながら、
 
 
尋常でない、この路面の波打ち具合!
 
なんじゃあこりゃあ。どうやったら、こんなことになるんだねキミぃ!
 
 
 
ココだけ見たら、
 
 
完全に廃橋なんやけどな~。
 
 
 
 
なんか、この橋だけが、違う時間軸で経年していってる…。
 
 
そんな錯覚を覚える、摩訶不思議なオーラ漂う橋だった。
 
 
 
 
 
以上、完結。