熊川の橋兼用堰 (東京都福生市熊川) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2023年1月8日、福生の玉川上水沿いお散歩でのネタをひとつやっておこうかと。

 

 

 

まずはこれ。現在地はこちら

玉川上水に架かる、青梅橋という橋。

 

これ単体で記事にするにはちと弱い(もっと弱いの記事にしてるやろ!と言われるとその通りなんだが)のだが、

 

 

 

 

 

一点面白いのがここ。

欄干下部に、謎の木製ガード(?)。

 

意図がわからないのだが、置き場所に合わせてちゃんと整形してあるので、意匠の一種ってことなのか、上流側・下流側両方に置かれていた。こういうわけわからんもの、嫌いじゃない。

 

 

 

 

 

それで本題。

この橋から上流方向を見ると…わかりますかね?

 

 

 

 

 

ちょいズームで…。

上水を泳ぐ鴨がのどかな雰囲気。もうちょっと真ん中を泳いでいてくれたら、さらに絵になったのにな~。

 

 

 

 

 

…って、そうじゃなくて!さらにズーーム。

ハイ出た!

 

見るからに醸しているあれは、橋なのか、あるいは堰なのか。橋だとしたら、欄干などの上部構造を持たない、いわゆる冠水橋だ。まさかこんなところに!?

 

メインターゲットは別にあったが、実はあれ、この日一番気になっていたブツだった。航空写真で見つけたんだが、なにしろストビューでは見られないし、果たして現役なのか否か。

 

 

 

航空写真では、あの橋へのアプローチが不明だった。何しろ現場へ行って、どうなるか見てみよう。

 

 

 

 

 

都道29号立川青梅線を西進、

ちょうど、あのドラッグストアの裏手あたりなんだが、その手前にちょっとした路地があったので、そこを入ってみたら…

 

 

 

 

 

おお!

右側の建物がドラッグストアで、その真裏には入れないため、まずはここから観察。

 

 

 

 

 

うーむこれは…

堰兼用の橋に見える。上流側に水切りがあり、そこに止水板を落とし込む溝が刻まれているようだ。

 

橋と堰、どちらが主でどちらが従かはわからないけど、後述の理由により、拙ブログとしてはこういう記事タイトルに(笑)。橋としてはほぼ廃状態に見えるが、堰としては…たまに使われることもあるのかな?

 

 

 

 

 

両岸ともにフェンスでしっかり画されていて、上水に降りることはできない。

それでも対岸には一応フェンスに扉が付けてあって、アプローチできるようにはなっている?

 

気になるのは、緑色のアイツだ(笑)。あれだけなんか年代が違うような?近くにはかすれて見えにくくなっているが、水位計の目盛りも確認できるので、おそらくは堰関係のものだと思われるのだが…。

 

ちなみにこの日にもうひとつアイツを見かけたのだが、そこでは取水口の位置を表す役目があるような印象だった。そう思ってみれば、アイツのところで護岸がちょっとカクッとなっているので、やはりそうなのかもしれない。

 

 

 

 

 

で、こちら側については、

アプローチの痕跡もあるようなないような。うーむ、接近したいけど、ここは自重した。

 

 

せめて上流側からも見たいと、ドラッグストアの向こう側に回ってみたが、橋が見えたと同時にドラッグストア裏手で立ちションしながら振り返ったおっさんと目が合い、逃げ出してしまった(爆)。

 

 

なんそれ!

 

 

 

 

 

最後に全景を。

まあおっさんには閉口したが、気になったものを現地確認できてスッキリ。イイもの見た。

 

 

 

以上。