2012年8月16日、2日間にわたる第二次福井県遠征の初日。この日のネタで記事にしているのは市波第二トンネル、初代・下荒井隧道、阿蘇橋、吉崎の未成隧道、嫁威バス停、鑓嚙山歩道橋、恐神バス停、一光隧道、あすなろバス停。
今宵ご紹介するのは、時系列で初代・下荒井隧道の前に訪ねたトンネル。
まずはこれ。
空虚な青看(笑)。
今から向かうのは、実際には県道172号ではないのだが、実質的にその分断区間をつなぐ道路。
その名は、
ふるさと林道美山・大野線。これを大野市側から登っていくと、
峠のてっぺんに
トンネル登場~。現在地こちら。
お名前は、
九十九廻坂トンネル。これで「くじゅうくまわりざか」と読む。このトンネルが掘られているのが同名の峠となる。
事業主体は福井県森林整備課ということで、後述する看板によれば、福井県で初めての「林道に建造されたトンネル」となったそう。
扁額は、
うっとうしい前髪に隠れがち(笑)。
洞内の様子。
やっぱナトリウム灯はいいな~。
では、抜けますかね。
この時、時刻は早朝6時過ぎ。記憶は定かでないが、全く車は通らなかったのじゃなかったか。
で、抜けまして
美山側抗口。
こちら側にはポケットパーク的なスペースが林道両側に整備されていて、いろんなアイテムが設置されていた。
路線概略と沿線案内。
林道の完成記念碑。
事業の説明的なやつ。ちなみに美山町は2006年に福井市に統合されたため、現存しない。
そして注目は、
トンネルの解説看板。福井県初の林道トンネルというのも、ここ情報。
たま~にこういうマニアックな看板を設置しているトンネルがあるが、我々みたいな趣味者に向けて…ってわけでもないんだろうな。オマエが言うな的ではあるが、こんなん誰が読むんだろう(笑)。
てな感じで、
けっこう「行き届いた」九十九廻坂トンネルでありました。
以上。