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【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 (休日ネタ) 

平日は仕事に関係したことを書くように努めていますが、休日には自由な想いを書きましょう(暴言お許しを)。 

☝️最近、組織や政治のトップに「相応(ふさわ)しくない人」が収まってしまう“危うさ“を感じる。 「PTAの役員」でも「地域の青年団」でも「商店会長」でも、団体の長(トップ)に就きたい!という人がいるものだ。

 周りも自分にお鉢が回ってきては困るので、「やりたい人がやるのが一番だよ!」などとその場しのぎの逃げをかまして、めでたく(やりたくてやりたくてしかたなかった)その方がトップに就くことになる。

 何も問題がない“平時″ならともかく、やれ「選挙に負けちゃった」とか「選挙に勝ったけど学歴をごまかしたのがバレた」、その上「嘘の卒業証書をチラ見せして信用させた」など“有事″の時は誠に迷惑な話になる。 

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もちろん、トップに就くには「実力・やる気・支持者」があってこそなのだが、周りの信頼を失うようなことがあると、一気に「引きずり降ろせ!」「辞めさせろ!」の大合唱が始まる。 (同時に「負けるな!」「辞めるな!」の声も上がる) 

これは政治家に限ったことでなく、民間会社にも同じことが言える。
その職責に相応しくない人がトップに立ったばかりに業績悪化やコンプライアンス違反が横行し、次のトップも“子飼い″を指名するため、何も問題が解決しない。

それなら誰か勇気を出して、その方を辞めさせればいいのだが、いざその段になるとトーンダウンして、みんな大人しくなってしまう。その結果“相応しくない“トップは「居座る」ことになる。(今ここ) 

👥「やらせるだけやらせてみて、それでもダメなら代えればいい」
→物知り顔の人がよく言うこのセリフ、やらせた結果がこの有り様だ。

【結論】 「やりたい人」より「相応(ふさわ)しい人」を選びましょう! 

#支援者の方ごめんなさい 
#せっかく良いことしてるのに脇が甘い

 

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テレビのワイドショーで、私もよく知る静岡のスーパーをモデルに、「セルフレジ万引き」の対策を報じていた。

以前の万引きといえば、レジを通る前に、自分の持ち込んだカバンや袋に商品を忍び込ませて、レジをすり抜けるのが常道だった。

しかし現在は「セルフレジ」の普及で、レジの機械を“騙す″テクニックが必要になる。



☝️「セルフレジ万引き」の手口は大きく分けて

①買った商品のバーコードをスキャンしない
→右から左に“素通し″する

②買った商品の「個数」をごまかす(減らす)。
→6缶パックのビールの中から一本だけ読ませる

👤言ってみればこれだけである。


そして防止策の最たるものは、近くにいる従業員の“目視“によるチェックと、「防犯カメラ」による監視である。

うっかりミスした場合や、悪気のないものも「万引き」と判断されるが、それも仕方ないこと。その際は事情を説明するしかないが、誰もスーパーでそんな思いをしたくないし、スーパーも「防止」優先で、「逮捕」したいわけではない。



(ここからは小声で話します…)

セルフレジは、会計前と会計(スキャン)後の「カゴの重さ」が合致することで『清算完了!』と判断する機種が多い。

👤もし元スーパーの社長(私)が「万引き」するなら…

「お弁当」やパック入りの「ステーキ」を二重に重ねて、上に置いた商品のバーコードだけスキャンして、反対側のカゴに移します。

それなら会計前後の「重量」は変わらないし、下に忍ばせた商品は丸々盗むことができる!


「セルフレジ」に据え付けられた「防犯カメラ」を一日中監視するスタッフもいるはずはなく、後から防犯カメラをチェックして、万引き犯を捕まえる労力など計り知れません。

 



☝️今後はAIによる「万引き防止アラーム」なども普及すると報じていたが、それにも莫大なコストが掛かります。

スーパーにとって「売り上げ増加」のためでなく、「万引き防止」のコストが増えてしまい、結果そのコストも商品価格に転嫁せざるを得ません。

このイタチごっこ、どこまで続くやら(^^;
 

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今ではアプリやDMで、『お買い得情報』やプレゼント、クーポンなどの“お知らせ“が飛んでくる時代になったが、ことスーパーマーケットに至っては、メインのお客さん(女性・中高年層)の属性から、まだまだ新聞の「折込チラシ」がメインになっている。

デザインやレイアウト、カラーリングから、中身を見なくても「どのスーパー?」のチラシかすぐわかることも多い。

 



☝️今回は、そんな「チラシ広告」に潜む、スーパー側の思惑をご紹介します。

✅【本日限り!】

目玉商品として“集客″を目的に利益度外視で売る商品。誰でもよく知るメーカー品が一番効果あり!

☝️商品はチラシ当日ではなく、前日に店舗に納品されるため、前日から山積みにして“多少″安くしてもう販売開始する。(定価198円でチラシ価格が158円なら178円程度で)

✅【お一人様一点限り】

お客さんには来てもらいたいけど、そればかり買われたら利益がなくなるから「限定」をつけて、1人でも多くのお客さんに以下回るようにする。

・先着300名様限り

・午前10時〜100名・午後5時〜100名なども同じ理由


👤売り切れてしまった場合に備えて、チラシには『売り切れ御免』と書いて、リスクヘッジしておく(^^;

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しかし売れると思っていた「本日限り」の商品が不人気で売れ残ってしまった時は、次の日も「チラシ価格」であることがある。生鮮品ならなおさら売り切らねばならないからだ。

☝️昨日「本日限り」の価格で買ったのに、今日も(明日も?)その値段で売ることは、法律に違反しないの?景品表示法とか…

これは現実的には「法律違反」だろうが、消費者に不利益がないため“黙認″される。

しかし過去イオ◯では、「本日限り」と表示した商品を、年がら年中売っていて、公取委からお叱りを受けたこともある。

✅【冷凍食品、全品通常価格の半額!】

よく見るこの特売、現在冷凍食品に価格は表示されておらず「通常価格」が曖昧のため、期間を限定せず、ほぼ毎日この表示で販売することは公取委の指導対象となる(場合がある)。

☝️物価高が続く昨今、1円でも安く買い物をしたいと思うのは至極当然。「今日の特売品」「本日限り」といった言葉をチラシや店頭で見つけると、ついカゴに入れてしまう人もいると思います。

スーパーも“あの手この手″でお客さんの購買を掻き立てるようにアプローチしてきますw

ぜひ余計なものまで買い物カゴに入れないように、冷静にお買い物してくださいね!

 

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毎日暑いですねぇ…(^^; これじゃ食欲も湧きません。食べるものといえば「そうめん・冷麦・冷やし中華」、あとは冷たい飲み物とアイスくらいでしょうか?

👤焼き肉でもいこか!

「夏といえば焼き肉」とは言え、どれだけの人が焼肉屋へ出かけるでしょうか?

やはりお家での食事が日々の“栄養源“、今日も猛暑の中、スーパーマーケットへ出かけるのも命懸けの仕事です(いつもご苦労様です)。

お客さんの食欲が低下すれば、自ずと「スーパー」の売り上げも低下します。

夏より秋、秋より冬の方が「鍋物材料」など“金額の高い″商品が増えるので、スーパーにとっては気温は低い方がありがたいわけです。



これだけ暑いと、スーパーで買った商品を家に持ち帰る間に「鮮度」が劣化していきます。

スーパーの店内は涼しくても、一歩外に出ると“灼熱地獄“ 停めた車もホッカホカです。

そうなると少しでも気温が下がった夕方に買い物に行こうとするのが人情というもの。

スーパーも夕方一気に来店するお客さんに備えて売り場を満タンにします。

(田舎の店の店主だった私は、この現象を『百姓一揆』と呼んでいましたw)

☝️しかし、夏の天気は気まぐれです…(><)

そのピーク時間にやってくる『ゲリラ豪雨』『夕立ち』『停電』…。

そうなればその日の商売は“試合終了″となり、翌日に大量の「残品や廃棄」の山となります。

【ここで一句】
スーパー潰すにゃ刃物は要らぬ、毎日『夕立ち』来ればいい


逆に「夕立ち」を見越して数量を控えたのに、雨が降らなかった場合もお客さんの信頼をなくす…「この店商品が全然ないわ!他の店に行こっ!」

☝️逆に急な雨の時にスーパーに飛び込めば、「値引きシール」の山に出会えることも申し添えておきます→チャンスは掴みにいくものです(笑)

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商品だけに留まらず、一番大きなコスト「電気代」も悩みのタネです。

電気代の「基本料金」は、真夏の消費電力がピークを迎えた「瞬間値」をベースに年間の基本料が決まります。

節電にも努めますが、お客様のために必要か以上に“ケチるわけにもいかず、その「爆上がり」した電気料金で1年間縛られることになります。

パンも売れない、お菓子も売れない、きっとケーキ屋さんもデザートショップも売れません。

夏(6月〜8月)は食べ物関係の業界にとって「鬼門」なんです。

スーパーに限らず「食」に関係する業種は、夏に売り上げを稼ぐのに苦労している。

「お盆商戦」だけではカバーしきれません。

知り合いの和菓子屋も「水まんじゅう」が売れても、タカが知れていると肩を落としています。

食に携わる皆さま、まさに“暑中お見舞い″申し上げるとともに、「食欲の秋」に向け、商売のご繁盛を心よりお祈りしております。

元商店主よりm(_ _)m

#夏の客数は15パーセント減

 

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ディスカウントストアなどへ行くと、所狭しと商品が並び、購買意欲が掻き立てられる。

買わなくていいものまでカゴに入れて、家に帰ってから後悔することも。豊富な商品の中から“お気に入り“を選ぶのは買い物の楽しみでもあると同時に、店側の「戦略」ともいえる。

スーパーの商品は(特に「食品」に限れば)、『非冷蔵品(乾物)』『要冷蔵(チルド商品)』に大別される。早い話、“冷蔵ケース”で売るか売らないか?ということ。


☝ボリューム陳列を売り物にするスーパーは“ときに”この境界線があいまいになる。

・「刺身」をお菓子の棚で売ることはなくても、総菜コーナーで売ることがある

・豆腐や油揚げの特売で、通路にはみ出して販売する

・お弁当と寿司を同じ温度帯のケースで売る

これらすべて食品衛生法に抵触する危険があります。

 



『要冷蔵』の商品は、10度以下での販売が義務付けられているため、牛乳やヨーグルト、豆腐・納豆、サラダなどは、通路で山積みしたり、ワゴンセールをしてはいけないのである。

しかし現実にはどうだろう…?
特売のPOPのついた日配品などは、当たり前のように積まれている。

消費者心理とすれば、たくさん陳列してある商品は、それだけ売れる人気商品という安心感があるが、ボリューム感の演出と品質管理はまた別の話である。

私が思うに、こんなに暑い日が続く中、店内で商品の「鮮度劣化」が進んでしまうことを心配する。(私も過去、保健所から指摘を受けた身なのでよくわかりますw)

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逆に、通路で売ってもいい(冷蔵ケースで売らなくてもいい)商品も多い。

・玉子・(もやし等を除く)野菜・ほとんどの果物・こんにゃく・菓子(調理)パンetc.

☝商品の傷みが多い時期なので、まずは“買う側”が賢く選別しましょう!

 

 

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「令和の米騒動」が勃発してから早一年、あれほど日本中で“熱狂“した備蓄米の取り合いも、今では報道されることも無くなった。

現実的には、「備蓄米」も「輸入米」も「銘柄米」も、(完全に自由とは言えないが)ある程度手に入るようになってきたのかもしれない。(いやいや備蓄米はまだ目にしたことのない人も多い?)

大手スーパーも新大臣のアシストを機に、『備蓄米特需』を集客に役立てた。備蓄米を仕入れることができない規模の小さい「ローカルスーパー」の悲哀も、私の執筆ネタとして世に出すことができた。

 

 


ファミリーマートでは、備蓄米を使用した「炒飯」や「カレー」「いなり寿司」を低価格で提供することを発表している。

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☝️しかしあれほど盛り上がった「備蓄米」の熱狂も、選挙が終われば報道さえしない。国のトップに対する「辞めろ」「辞めない」の不毛な見栄の張り合いに全て打ち消されてしまった。

内閣も変われば農水大臣も代わる(はず)。『コメ大臣』の露出もまさに選挙とともに「札止め」か。

消費者(生活者)は、政治家が思うよりずっと賢く必死にやり繰りをしているので、コメが高ければ節約したり、代わりのものを食べたり、混ぜ合わせたりして「その場を凌ぐ」のだ。

もうすぐ日本の宝『新米』も市場に出てくる。
きっと来年より値段は高くなる。それでも食べたい人はお金を出して“実り“をいただく🙏🏻

育ち盛りの子供を持つ家庭なら、“質より量“で輸入米を使ったり、備蓄米が買える店を探し歩く。それでも「この際だからコメを食べるのを止めよう」とはならない。

 



「コメの高騰」に際し、悪者(扱い)にされた登場人物は多い。

・ほとんどの備蓄米(93%)を競争入札で落札した『JA全農』

・この非常事態に「過去最高益」を記録して腹を探られた『コメ卸業者』

・備蓄米がスムーズに店に届かない原因とされた「精米業者」「備蓄米の倉庫会社」「運送会社」

・何よりこれまでの農政に影響を及ぼしてきたであろう『農水族』の(自称)大物議員たち



👥「米の値段が上がるのは仕方ない。その分生産者に行くなら不満もない」

→この気持ちが形となって農家に届く日は来るのだろうか?

「令和の米騒動」は、誰が得をし、誰が見捨てられたのか。私たちは、次の『食の危機』の時に、もう一度同じ構図を繰り返すのかもしれない。

 

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おかげさまで私は人前で話すことを仕事の大きな柱にしています。

休みも出張もなかった“経営者時代“を考えると、180度変わった人生と言えます。

それは「講演会」などという堅苦しいものではなく、その場の雰囲気によって語り口や内容も変えていく“一期一会“の「ライブ」として、私の楽しみでもあります。好きなことを仕事にできるのはありがたいことです。

👤講演を“ライブ”に捉える私のこだわり

私は講演会に登壇する際、主催者には山梨の名物「信玄餅」をお土産に、そして参加者全員にはオリジナルの「金運大吉シール」をお渡ししています。

そして「講師控え室」にいることもなく、開演前ギリギリまで全員に挨拶に回り、名刺交換をさせていただきます。

講演中に使った「自著」はその場で質問してくれた人や最前列の方にプレゼント。数に限りがあるため、QRコードから全員が無料で一冊丸ごとダウンロードできるようにもしています。

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ある時、主催者の方にこう言われました。
👤「そこまでやる講師は、なかなかいませんよ」

☝️確かに珍しいかもしれません。講師ですからお土産をもらうことはあっても、持参する人はいません。しかし私には理由があります。

それは、かつて客席にいた自分が“してもらって嬉しかったこと”を、今度は逆の立場で「お返し」しているという気持ちからです。

私はこれまで、趣味として音楽ライブやお笑い公演、演歌のステージなど、さまざまなイベントに観客として参加してきました。

思い出すのは、アーティストが投げてくれたピックや、会場限定のグッズ。MCでのご当地ネタに思わず笑ったこと。そして、始まる前のドキドキ感と終演後の興奮した気持ち…。あの嬉しさは、何年経っても忘れません。

「またこの人に会いたい」

「今日来て本当によかった」

「期待してなかったけどアタリ!」


そう思った記憶が、今の私の講演スタイルの原点になっています。

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☝️講演は、ただ情報を伝える場所ではなく、参加者の表情や反応、空気の温度を感じながらみんなで作っていく、一度きりの“ライブイベント”。ですから100回やれば、100通りの結果が出ます。

ステージに立った今も、あの客席の感覚を忘れたくない。その思いで、シールを配り、名刺を渡し、笑いを交え、思い出に残る仕掛けを積み重ねています。当然スベることもありますが、それもライブの一部です。

講演前に会場を回って全員に挨拶をするのも、講演を“始める前から始めている”から。緊張気味だった参加者の顔が、ふっと緩む瞬間が好きです。

「ああ、やってよかった!」「遠くまで来た甲斐があった」

それを達成するための小道具が、信玄餅やシールや書籍のプレゼントと言えます。

おそらくもう会うことのない参加者の心に“何かが残る時間”にしたい、それだけです。

もちろん、すべての講師が同じようなスタイルを取る必要もありません。

これは私だけの“流儀″です。

皆さまともいつかどこかでお会いできる日を楽しみにしていますm(_ _)m

 

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☝️「利は元にあり」
売れる分だけ、ムダなく仕入れる。これが商売の基本です。

最近のスーパーマーケットでは、「AI」の力を借りて、過去のPOS(販売実績)データから「明日はどの商品がいくつ売れるか?」を予測して、自動的に問屋やメーカーに発注する店舗が増えてきました。

すごい時代になりました(^^;

かつては各部門に“目利き”の担当者がいて、天気や商品の相場、地域のイベントなどを加味しながら「勘」で注文を出していましたが、今ではその役割をAIが担うようになってきたのです。

たとえば、チョコレート、カップ麺、レトルトカレーといった一般食品には、「曜日ごと」「気温ごと」などで売れ行きに一定の“規則性”があります。

だからこそ、AIの販売予測モデルとの相性が良く、売れ残りによる「値引き」や「廃棄」も抑えられ、効率よく売上を伸ばすことができます。

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☝️ところが、問題は「生鮮食品」です。

青果、精肉、鮮魚…。
これらの自動発注は、そう簡単にはいきません。

たとえば、同じトマトでも「98円」と「198円」では売れ方がまるで違いますし、気温が5℃違うだけで、動く野菜の種類もガラリと変わることがあります。

👤「急に寒くなったから、鍋の具材が一気に売れた」
こんな現象を、AIが予測するのはまだまだ難しい。ChatGPTに聞いてもハズすかもしれません(笑)

さらに、鮮魚は仕入れの状況が“毎日“変わります。
「今日はサバが豊漁で安いけれど、明日は全く入らない」なんてことも日常茶飯事。この“相場変動”に対応するには、やはり「人の判断」が欠かせません。

☝️つまり、一般食品は「データで読める」部門

生鮮食品は「AI+現場担当者の勘が必要な」部門と言えます。

👤「今日は寒いから鍋物野菜が動くぞ!」

👥「週末は運動会だから、唐揚げ用のモモ肉を多めに」


そんなベテランや主婦パートさんの“勘″が、今も現場では重要なのです。



スーパーマーケットは今や“人手不足”産業。

任せられる作業はAIや機械に託し、その手が届かない部分で、経験と勘をもった人材が力を発揮する。

この“人とデータの共存”こそが、これからのスーパーマーケットに求められる理想的なバランスなのかもしれません。

👤「スーパーマーケットの仕事って、やっぱり一生ものだよね」

どんなにAIが進化しても、「現場の知恵」はなくならない。

今日、業界の方とお話をして、あらためてそれを感じさせてくれた話題でした。

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』 

私の最新記事がアップされました!

 

 

☝️今回のテーマは、
【スーパーで買った食品がカビていたら?元店長が教えるクレームのコツ〜「保健所に通報する!」は意味がない 】

と題して、皆さんも経験したことのある「傷んだ商品」を買ってしまった場合の対応方法について書きました。

👤面倒くさいし安い商品だからいいか…

👤これって保健所に言った方が良くない?

👤レシート失くしちゃったんだけどダメ?

👤ちょっとお腹の具合が…、そんな時は?


など、皆様の素朴な質問に答えています。

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おかげさまで過去記事の人気も高く、時間が経った今でもたくさんのPVをいただいています。これもすべて皆さまのおかげです。心より感謝しておりますm(_ _)m

(過去記事一覧)

 

 

👤これからも毎月第2・第4金曜日に、現役の社長ではちょっと言いづらい「スーパーの裏側」を紹介していきます。ぜひご覧ください!

#スーパーマーケットファン

 

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スーパーで買ったミニトマトを家で開けてみたら、中にいくつか“玉割れ”が…。

先日、そんなことがありました。自分の見落としを悔やみつつ、「これ、どうしよう?」と一瞬迷いました。

こんな「買って帰ったら、商品が傷んでいた」という経験、夏場には特に増えます。常温で販売される野菜や果物は、冷蔵品に比べて劣化が早く、パックの中で他の商品と接触することで傷みが進んでしまうことも。皆さんも経験がありませんか?

 



スーパー側も当然チェックしていますが、限られた人手の中、入荷したての商品をノーチェックで出すこともあれば、売れ残りに「値引きシール」だけ貼って陳列することも。だからこそ、買う側がよく見て選ぶことが大切です。


とはいえ、どんなに注意しても「ハズレ」が出ることはあるもの。

そんなとき、「仕方ないか…」と諦める前に、ぜひ購入店舗に連絡をしてください。

☝️レシートがあれば返金や交換に応じてくれるのが普通ですし、仮にレシートを失くしても、商品現物と購入時間が分かれば対応してくれるケースが多いです。商品の写真を撮っておくのも有効です。

注意点はひとつ。冷静に、事実だけを伝えること。怒鳴ったり感情的になったりしてしまうと、逆に伝わりにくくなります。店員に伝えれば、責任者につないでくれるますから、身構えなくても大丈夫です。

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SNSでは、「持って来いと言われた💢どうすれば店にダメージを与えられるか?」なんて過激な投稿も見かけますが、感情をぶつけるより、事実を淡々と伝える方が、圧倒的に建設的です。

ちなみに「保健所に通報してやる!」というのは、実はあまり意味がありません。

保健所はトラブルの仲裁役ではなく、指導機関です。まずは店に伝えるのが基本。

とはいえ、食中毒など体調不良がある場合は、病院と保健所の両方に連絡してください。

☝️最後に、買い物の際は、店の清潔さにも注目してください。

陳列棚の整理整頓、冷蔵ケースの温度チェック表、店員さんの身だしなみ…。

そうした「見えない努力」が、トラブルを防ぐ「商品管理」につながっているのです。


声を上げることは、クレーマーではありません。

安心して買い物できる環境を守るための、大切な行動です。 

👤こんな内容の記事が、次回『スーパーマーケットファン』に掲載されます!

またお知らせいたしますので、ぜひご覧ください。

 

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