もちろんあなたはスーパーで「万引き」をしたことはないし、疑いをかけられたこともないと思いますが、“万が一“疑われたらどう対処したらいいのか?
スーパー側も「セルフレジ」の普及や「値引きシール」の不正などをきっかけに増えてきた「万引き」の防止に努めている。それが死活問題でもあるからだ。
☝️スーパーが一番犯していけない罪、それは『誤認逮捕』である。
以前にも書いたが、ワザと捕まって“落とし前(示談金)″をせしめるプロの手口もある。
そのためスーパーは、外部の警備会社(私服警備員)に万引きを“丸投げ“するか、または自社で対応するかの2択に迫られる。
👤万引き犯を捕まえるにしても、後で言い逃れできないように、
①店を出てから声を掛ける
②複数の目視で確認する
③取り調べは複数で、そしてドアは閉め切らない
④必ず「身元引受人」に引き取らせる
などのルールがある。
スーパーにしてみれば「捕まえる」より、商品を元に戻させて「追い出す」ことが優先される。
さてそんな中にあって、あなたが「万引き」に疑われて呼び止められたなら…?
スーパー側(従業員or 警備員)は、よほど確たる証拠を押さえていると思った方が良い。
👤しかし今回の記事は「それでも私はやってない!」が前提なので、こんな時の対応策をアドバイスしたい。
まず従業員は、いきなりあなたを捕まえには来ない。
「お客様、会計のお済みでない商品はございませんか?」などとソフトに近づいてくる。
この時あなたは決して「私を疑ってるの?」とか「他のお客さんもいるのに心外だわ」などと声を荒げてはいけない。
👤『私は何も悪いことはしていません』
と堂々としていてください。
ここでスーパー側に確信がある場合は、さらに「それではレシートと商品を確認させていただけますか?」と別室へと連れて行こうとする。
ここでは2択、素直に別室へ行くor その場で確認をさせる、である。
別室へ行くのも嫌なので「ここで確認してください!」と主張しましょう。
従業員も拒否はできません。
………確認作業が終わります………
👤「お客様、このタッチパネルのお惣菜、数が間違ってます」
👤「お客様、このバラ売りの野菜、2個で100円なのに3個入ってました」
👤「お客様、崩れちゃいけないと思って手に持ったままのお寿司、スキャンしてませんよ!」
これら私の知り合いから聞いた「セルフレジ時代」の万引き事案である。
忘れてはいけないのは、全てのお客さんに「悪気」がないこと、盗む意識など全くないことである。
しかしスーパー側もこれまで様々な万引き犯を取り押さえてきたので、“念には念を入れて″優しめに対応しているのだ。
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☝️ほら、大きな声を出さなくて良かったでしょ?
今はとてもこのような「スキャン漏れ」が多いそうです。
変に疑われるのも嫌ですから、分からない時は近くのスタッフに聞くか、少し待ってでも「対面レジ」に並ぶことをお勧めします。
それでも、対応があまりに横柄だったり、根拠もないのに決めつけられたなら、遠慮なく責任者を呼びましょう。「これは少し不快でした」と冷静に伝えれば、店側も真摯に謝ってくれるはずです。
さあ、今日も気持ちよくお買い物に出掛けましょう!
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