カナダのコンビニ大手(世界第2位)が、1位のセブンイレブンを有する「セブン&アイHD」を「約5兆円で買収したい!」とのニュースには驚いた。
経営再建中のイトーヨーカドーの処理や、他のグループ企業の収益体制にも口を挟む外資の「物言う株主」 vs 企業をこのまま自力でなんとかしたい「経営陣+安定株主」。両者の言い分は違えど、それぞれが真っ当な意見であることも事実である。
👤「ひょっとしたら…?」と思った私も、「もはやインフラとも言えるセブンイレブンを外資に渡してしまったら、情報や金融・非常事態対応などの安全保障にもかかわる問題!きっと国がそれ(買収)を阻止するんじゃないかな?」とここで予想した。
もちろん資本主義経済の下、国が大声出して「外資には渡さねえよ!これからいろいろ使い道があるんだから」などとは言えない。
しかし一度は買収を「評価が低い!(値段が安過ぎる)」と断ったセブン&アイの経営陣に対し、「じゃ値段を上げれば売る気があるんじゃん」との判断。今後も敵対して防衛はしない旨を発表した。
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そんな流れを見て(かどうかは知らないが)、国が「待った!」をかけてきた。
👤セブン&アイを『コア業種』に指定する。
国の「基幹産業」とも言えるから、外資の出資を規制する。
早い話、「セブン&アイHDを外資が買収したいなら、まずは国に申し出ろ。ひと言言わせてもらう!」ということだ。
これが越権行為なのか、余計なお世話なのかは知らないが、セブン&アイの買収ハードルが高くなったことは確かだ。買う側にしてみれば「面倒くせぇ国だなぁ…」となるw
行政機関の出先機能(納税・住民票発行等個人情報)・銀行機能・インフラ機能(買い物弱者・防災拠点)、これを外資に渡すのは、水や発電を外資任せにしてしまうのと同じくらい不安なのは私だけだろうか?(^^;
☝️流れで行くと、カナダのコンビニ会社がこの点について一応「不快感」とやらを表明しておくと予想する(^_−)−☆
どちら(売却or 改革)に転ぶにしても、セブン&アイHDの現経営陣は踏ん張りどきですね。