【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



もちろんあなたはスーパーで「万引き」をしたことはないし、疑いをかけられたこともないと思いますが、“万が一“疑われたらどう対処したらいいのか?

スーパー側も「セルフレジ」の普及や「値引きシール」の不正などをきっかけに増えてきた「万引き」の防止に努めている。それが死活問題でもあるからだ。

☝️スーパーが一番犯していけない罪、それは『誤認逮捕』である。

以前にも書いたが、ワザと捕まって“落とし前(示談金)″をせしめるプロの手口もある。

そのためスーパーは、外部の警備会社(私服警備員)に万引きを“丸投げ“するか、または自社で対応するかの2択に迫られる。

👤万引き犯を捕まえるにしても、後で言い逃れできないように、
①店を出てから声を掛ける

②複数の目視で確認する

③取り調べは複数で、そしてドアは閉め切らない

④必ず「身元引受人」に引き取らせる


などのルールがある。
スーパーにしてみれば「捕まえる」より、商品を元に戻させて「追い出す」ことが優先される。



さてそんな中にあって、あなたが「万引き」に疑われて呼び止められたなら…?

スーパー側(従業員or 警備員)は、よほど確たる証拠を押さえていると思った方が良い。

👤しかし今回の記事は「それでも私はやってない!」が前提なので、こんな時の対応策をアドバイスしたい。


まず従業員は、いきなりあなたを捕まえには来ない。

「お客様、会計のお済みでない商品はございませんか?」などとソフトに近づいてくる。

この時あなたは決して「私を疑ってるの?」とか「他のお客さんもいるのに心外だわ」などと声を荒げてはいけない。

👤『私は何も悪いことはしていません』
と堂々としていてください。


ここでスーパー側に確信がある場合は、さらに「それではレシートと商品を確認させていただけますか?」と別室へと連れて行こうとする。

ここでは2択、素直に別室へ行くor その場で確認をさせる、である。

別室へ行くのも嫌なので「ここで確認してください!」と主張しましょう。

従業員も拒否はできません。

 ………確認作業が終わります………


👤「お客様、このタッチパネルのお惣菜、数が間違ってます」

👤「お客様、このバラ売りの野菜、2個で100円なのに3個入ってました」

👤「お客様、崩れちゃいけないと思って手に持ったままのお寿司、スキャンしてませんよ!」

これら私の知り合いから聞いた「セルフレジ時代」の万引き事案である。


忘れてはいけないのは、全てのお客さんに「悪気」がないこと、盗む意識など全くないことである。

しかしスーパー側もこれまで様々な万引き犯を取り押さえてきたので、“念には念を入れて″優しめに対応しているのだ。

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☝️ほら、大きな声を出さなくて良かったでしょ?

今はとてもこのような「スキャン漏れ」が多いそうです。

変に疑われるのも嫌ですから、分からない時は近くのスタッフに聞くか、少し待ってでも「対面レジ」に並ぶことをお勧めします。

それでも、対応があまりに横柄だったり、根拠もないのに決めつけられたなら、遠慮なく責任者を呼びましょう。「これは少し不快でした」と冷静に伝えれば、店側も真摯に謝ってくれるはずです。

さあ、今日も気持ちよくお買い物に出掛けましょう!

 

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毎年10月に改定される「最低賃金」の審議会が各地で始まった。

去年の見直しでは、都市圏を除いたすべての都道府県が(サムネ写真にある通り)、次は「1,000円アタック」を見据える金額で留まった。

☝️おそらく今年の改訂で『全国で時給1,000円超え』が広く報道されるだろう。

現在の最低賃金は首都圏を含めた「全国平均」が1055円。政府は「2020年代に全国平均を1500円にする」との高い目標を掲げているため、物価高や賃上げの流れの中、今年も大きな引き上げを目指している。

この審議会の答申は、8月に労働局へ答申される。

 



私の住む山梨県でも、前回50円上がって988円になっている。

今年も50円上がれば、去年から働き始めた人は、1年で時給が100円もアップしたことになる。


私はかつて給料を払う側の経営者だったし、「最低賃金」とはいわゆるスーパーで働くパートさんの時給のイメージがあった。おそらく今もそのイメージは変わらないだろう。

(言いにくいことだが)大企業ならまだしも、価格転嫁が難しい中小企業にとって、毎年の最低賃金の大幅な上昇は、経営を圧迫するものだ。

👤「最低賃金も払えない会社は潰れたほうが社会のためだ」 

こんな意見をたまに聞くが、次に生まれたらぜひ私も言ってみたいと思う…。

☝️私の友人が、県の「最低賃金審議会」の委員を務めている。

彼の会社はまさにローカルの中小企業。時給は政府からの指示で上げることが“既成事実“だが、決めた自分がその時給を支払うのに苦労する、と笑えない現実がある。

そして「人手不足だから、時給を上げないと人も雇えない」と溢していた。

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この4月に山梨県にもできた「コストコ」は、全国の店舗で一律『時給1,500円〜』

今年の改訂で日本の会社の最低賃金が上がり、差が縮まれば、当然『1700〜1800円』に上昇させてくるに違いない。

👤学生時代にバイトしたスーパーは、時給550円だったけど、それで腹一杯食べることができましたw

時給が上がっても、物価や社会保険料の上昇に追いつかず、豊かになった実感にはつながらない。これが今の日本の現実です。

 

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考えてみれば、都会の駐車場のないコンビニでない限り、今のコンビニは大型車が停まれるほど駐車場が広い。

買ったお弁当を食べる営業車やタクシーが居ても、駐車場が“満タン“になる店舗は少ないだろう。

 



「都合よく」無断駐車されるくらいなら、お互いのために「有料」にして、気兼ねすることなく『車中泊』できる仕組みがあっても良いじゃないか?ホテルなど宿泊施設を取るほどではない機会も多いことだし。

キャンピングカーも16.5万台と増加中、そしてインバウンド需要による宿泊費の高騰がこの背景にあるという。車中泊の施設も現状では不足している状況だ。

☝️そんな訳でこのたびローソンが「RVパーク」の基準をクリアする「実証実験」を行うことを決めた。RVパークとは、キャンピングカーメーカー等でつくる業界団体「日本RV協会」が認定する車中泊の施設(全国に500ヵ所超)のこと。

夜8時から翌朝8時までの駐車利用で、1台2,500円で駐車場を事前の決済で受け付ける。

コンビニは「24時間営業」のため、飲食品は目の前で買える。もちろんトイレや洗面台も料金内で利用できる。利用者は不自由さを感じない。



👥問題になるのは利用客の“マナー“、そして他のお客さんへの配慮(あまりないとは思うが毛嫌いする人も中にはいるかも?)だろう。

・『観光バス』など大人数でも受け入れるのか?

・外国人客の車でもOK?

・トラブルの際の責任の所在は?


など、運用面での課題はあるだろうが、需要があればビジネスにするのは当然のこと。

ましてや「コンビニエント(便利さ)」を売りにしているコンビニ業界である。

ライバル店が目の前でやっていれば、「ウチは出来ません!」とも言いづらいものだ。

ともあれ、ルールに則った「規制緩和」は進めるべきだと思う。

運用しながらルールをアップデートすればいい。

☝️『今ある資産を有効活用して企業の利益を増やす』

“目から鱗“のニュースでした!

 

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前回は山梨にできた「コストコ南アルプス倉庫店」の開店3ヶ月の影響(GS・スーパー)について書きました。

実際に、ガソリンスタンドやスーパーは、売り上げを大幅に落としています。報道も直接は言わなくても「肩を落としている」「客足はまばら」「閑散としている」などの表現から、その影響の大きさは察しがつきます(^^;

☝️今回は、そのコストコのすぐ隣にできた「テナント棟」の現状について考察します。

「テナント」とは、自分以外の“集客力“のある店や施設に入店して、そこに来たお客様に(ついでに?)利用してもらう、というビジネスモデルです。

“寄らば大樹の陰“ “コバンザメ商法″ “人の集まる所に商機あり“ まあ、表現の良し悪しは別にして、有効な戦略であることは事実です。



☝️コストコが開店する10ヶ月前に、隣接地にテナント棟「fumotto (フモット→ふもと)」というネーミングの商業施設がオープンしました。そこには42店舗にも及ぶ「飲食店」やおしゃれな「雑貨店」などが軒を連ねています。

“あの“コストコの隣に、テナントとして出店できる!

地元企業を中心に、出店希望者が相次ぎました。私も「コストコの集客があれば、自然にお客さんは流れるから儲かるかも?」とイメージしていました。

👥しかし、コストコ開店前はともかく、期待した開店後も、このテナント棟は閑散としているとの報道です。

・そもそもコストコと客層が違う

・コストコでたくさん買ったらあとは帰るだけ

・こんなに暑いのに日陰もない。子供たちも不安

・コストコの店内ならともかく、わざわざ車を移動してまでテナント棟に行かない

・テナント棟の個店に魅力がない

・ここでなくても“路面店“に寄る方が楽


このような理由で、当て込んだコストコのお客さんが立ち寄らないのだと嘆きます。

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行政側もコストコ誘致に際しては、「地域共生」や「商業振興」を掲げているので、このテナント棟の不振は悩みの種だと思う。なぜなら多額の“血税″がそこに注ぎ込まれているからです。

 



ナイトマーケットやウォーターパーク(有料)の設置、魚の掴み取りなど、イベントを盛んに企画しているものの、未だ“笛吹けど踊らず“

👤「5年の契約を2年に短縮して、早く退店したい」

👤「デベロッパーは“暑さ対策“はテナント側でしろって」無責任な対応!


こんな雑音も聞こえてきます。


デベロッパーとテナントの関係も、「商売がうまくいくこと」を前提にしているため、一度崩れると一気に悪化していくもの。それが「テナントビジネス」というものです。

☝️コストコは今日も大繁盛です…。

 

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今年4月11日に山梨県に開店した「コストコ南アルプス倉庫店」 

この日本で「37番目」の店舗は

を大幅に下回る条件だったが、隣接する静岡や長野からの来客を見込んで、出店を決めたとのこと。

地元山梨のローカルニュースで「開店3ヶ月の地域への影響」を報じました。

①コストコは3ヶ月経った現在でも、客足は衰えておらず、お客さんが買い慣れてきたこともあり、ゆったり買い物ができる状態である。加えて開店1カ月時点より、県外からの来店が増えている。

②「地域最安値」のガソリンスタンドの影響で、近隣のGSは売り上げが『3割減』 もう少し後から影響が出ると思っていたが、既に客足が減っている。(ビジネス上3割減は、肌感覚では“半減″by 私)



※ちなみにコストコ開店と同時に、近隣3つのGSがすでに閉店済み。

③(私が一番興味がある)近隣の複数のスーパーマーケットへの影響は、「まとめ買いする客が減り、売り上げは2割減」と“肩を落としている“

 



👤本当のことを言えないスーパーの店長に代わって、私が“翻訳″すれば…

「みんなコストコでまとめ買いしちゃうから、客数はそれほど減らないけど、客単価が2割減っている。その分安売りして対抗してるから、利益も減って早くも“赤字転落″だよ(><)」
→こんな感じでしょう。

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地元の商工会は「アンケートを取って対応を検討する」と言っているが“時既に遅し“感は否めない。まあ商工会の職員さんには罪はない。

コストコを誘致した行政には、地元に対するフォローが必要だと思うが…。

私も過去、何度も大型店との戦いを経験してきたが(結局破れて終了…)、既存店は地域の歴史も長いし、お客さんの顔も見えているので「少しは売り上げが減っても、頑張ればなんとかやっていける」と思うものです。

しかし冷静に考えた場合、地域に落ちるお金は決まっていて、それを新たなライバルと“奪い合う″には、相当なアドバンテージがなければ勝てません。

早い話、お客さんはどこへ行って何を買っても自由なので、店がいくらヤキモチを焼いても、(手のひらを返すつもりはなくても)自店から消えていきます。そしてその時にあがいても“手遅れ“なのです。

☝️通常、競合店が出て「3ヶ月」が一つの判断基準。

これから夏休みを迎え、秋の行楽シーズンを経て年末商戦へ…。

すぐに「コストコ開店1周年」記念セールが始まります。

3ヶ月でこのような(私の想定を超える)影響が出ている「コストコ城下町」、

次の“関所“は10月の『開店半年後』だろうか?

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』 

私の最新記事がアップされました!

 

 

 

 

 



☝️今回のテーマは【備蓄米フィーバー〜中小スーパーの本音】と題して、2,000円前後で販売されている“備蓄米“について、売りたくても売れない「中小個人スーパー」の思いについて書きました。

👤皆さんはもう、安い備蓄米を買いましたか?お味の方はどうでしたか?

👤いつも行く店では、まだ見たこともないですか?

👤ネットで買おうと思っても、すぐ売り切れますよね?

👤そもそも「備蓄米」を買いたくない人も多いって?


☝️など、皆様の素朴な質問に答えました

おかげさまで過去記事の人気も高く、時間が経った今でもたくさんのPVをいただいています。これもすべて皆さまのおかげです。心より感謝しておりますm(_ 
_)m

(過去記事一覧)

 

 


👤これからも毎月第2・第4金曜日に、現役の社長ではちょっと言いづらい「スーパーの裏側」を紹介していきます。ぜひご覧ください!

 

 

気温35度にも達する日本の夏。この時期、飲食店やスーパーにとって最も怖いのが“食中毒”を発生させることです。

私が不定期に寄稿させて頂いている“小売業に関する様々な情報やノウハウを提供するWebメディア“『ピープルビジネスオンライン』

今回は、これからの時期、スーパーや飲食店が最も気を遣う「食中毒対策マニュアル」について、私の経験から考えを述べました。

☝たった一度の失敗がすべてを奪う!

最近も食中毒のニュースが後を絶ちません。
これだけ暑いと「何かあるのが当たり前」という意識も必要になってきます。

「食中毒対策」は飲食店や食品販売業が顧客の信頼を守り、会社存続していくための“最優先“の危機管理といえるでしよう。

食中毒や食あたりを経験した方は分かると思いますが、“あの”七転八倒の「苦しみ」と、ぶつけようのない「怒り」は、なにものにも代えられません。

家庭における食中毒防止にも参考になる記事です。ぜひご覧になってください。

 

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 近日、WEBマガジン『スーパーマーケットファン』で公開予定の記事。
ごひいきをいただいている皆さまに、一足お先に「ダイジェスト」を公開いたします!

 👤「おたくのスーパーには、あの安い備蓄米は入らないの?」 そう聞かれるたび、中小スーパーは「すみません、うちの規模じゃ扱えなくて…」と返すしかありません。

そこの経営者は口には出さなくても、これほど悔しいことはありません。

メディアでは連日、「2,000円でお米が買える!」「早朝から大行列!」と“備蓄米フィーバー”が取り上げられています。でもその裏側で、多くの中小スーパーは仕入れすらできない仕組みがあるんです。

☝発端は2024年の猛暑と台風。お米の作柄が悪くなり、コシヒカリ5キロが4,000円〜5,000円と値上がり。「米離れ」が進みました。 そこで政府は、非常時用に保管していた“備蓄米”を放出。ただし、当初は「競争入札」でほとんどをJAが落札。価格も高く、小さな店では扱いにくい価格でした。

その後、批判の声が高まり、2025年5月末から誰でも仕入れることが出来る『随意契約方式』に変更。やっとチャンス到来!と思いきや、取引の条件は“年間1万トン以上扱う業者のみ”という厳しいハードルが設けられ、大手スーパーやホームセンター・通販会社しか参加できなくなりました。



売りたくても売れない現実…

いつもそう、大型店ばかり優遇される(><) 
こうして、地元の中小スーパーはまたしても“蚊帳の外”に。

今、SNSでは「もう普通に買える!」「やっと見つけた!」という声もあふれていますが、一方で「備蓄米なんて見たこともない」という人も少なくありません。都市部と地方の“お米格差”が広がっています。

【店には売れ残った高いお米が…】

中小スーパーには、初期に高値で出回った備蓄米や、銘柄米・ブレンド米の在庫が積まれたまま。加えて、3,000円台の「輸入米」を買うほど“飢餓感″は出したくありません。
庶民はやはり“価格最優先“です。味は二の次、三の次。

👤中小スーパーは、今日も店を開けています。 あなたの近所のスーパーには、もう「備蓄米」が並んでいますか?それとも、まだ『幻の米』のままでしょうか?

安さでも、品ぞろえでも、大手には敵わない。それでも「あなたの町に必要な店」であり続けたい…。それが、中小ローカルスーパーの思いです。

#こんな記事が明日公開されます

 

 

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今日(7/8)は講演の仕事で、内外情勢調査会 湘南支部におじゃましました。

“海なし県“の山梨県民にしてみれば、『湘南・茅ヶ崎』などと聞いただけで、「参りましたm(_ _)m」とひれ伏すほどのキラキラした場所でございます。(そんなことはないと言われましても、そうでございますw)

最寄りの「藤沢駅」近くのホテルで、会員の皆さまの前で90分、私のみっともない話を精一杯お話しさせていただきました。

 



「藤沢」はかの“ロピア“が「肉のタカラヤ」として産声を上げた街。

以前私がコラムで商品管理の指摘をしたところ、顧問弁護士から「記事を消せ!」とご指導を賜ったことを紹介しました。

最近も、取引業者に開店の手伝いを{無償で)させていたことで公取委から指摘を受けたことにも触れ、「ご当地から“全国制覇“に名乗りを上げたロピアを応援しています」とエールを送りました。

 


☝️「湘南エリア」と言えば、鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市•平塚市•逗子市•葉山町。

田舎者の私には、オシャレな別世界のイメージしかありません。

「こんなところに住んでみたい」という一生の片思い=『湘南コンプレックス』です。

👤「江ノ電」に乗って江ノ島に行ってみました。
山梨の小学校の修学旅行の定番は『江ノ島・鎌倉』です。

それ以来の目の前の「江ノ島」

あれから半世紀の時が流れました。

もちろんイヤホンで聴くBGMは、あの時と同じサザンオールスターズです(^_−)−☆

次は、鎌倉の大仏さんに会いに行きます!

 

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夏休みになると各地で「花火大会」が催される。スポンサーが付いたり、テレビ中継される有名な大会とは別に、田舎では「市町村」主催の花火大会が多い。

最近は『有料観覧席』も売り出され、会場整備や警備費用の足しにすることが普通になってきた。それはとても賢明なことだと思う。

 



☝️田舎の花火大会は『寄付金』がすべて!

市町村主催の花火大会と言っても、実際に運営するのは地元の『商工会』である。

予算が厳しい自治体は、花火大会ばかりに多額の予算を振り分けるわけにもいかない。

そこで通例、実行予算の「半分」は、地元商工会が寄付金を集めて充当することになる。

理由は、「花火大会でたくさんの人が街に訪れ、地元商店街にも大きなメリットがある!」というもの。

しかし現実には、売り上げが増えたとか、新規顧客が増えた、店のイメージがアップした!などの効果は“皆無″なのである。

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☝️ではなぜやるのか?

【答え】前からやっているから、そして辞めると市民から文句が出るから。


花火大会にたくさんの人が訪れ、楽しそうにしているあの姿が見たい…。

その思いで、さしたるメリットがない花火大会を続けているのである。

「商店街のための花火大会じゃない!」
とは言っても、その財源を支出しているのもまた「商店街」なのである。


👤私は現役時代、商工会の副会長兼商業部長だったので、花火大会の度に商工会の職員さんと一緒に、市内の商店や工場を回って、花火大会の「寄付」をお願いするのが仕事だった。

行く先々で「まだ花火大会やるの?もう辞めりゃいいのに」とブツブツ言われながら2〜3千円の寄付金を集めて歩くのだ。まあほとんどの人は「大変だねえ、ご苦労さんね!」とねぎらってくれるが、楽しい仕事じゃない。

『芳名帳』の最初には、私の名前と(多額の)寄附金額が書いてある。

それを見て「あんたは儲かってるからいいけどさ〜」などと言われながら頭を下げて領収書を渡してくる。→一番辞めたいのは私なのに(笑)

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すったもんだの「花火大会」は、どうあれ大成功となる。

👥「隣町の花火大会の方が良かったね!こっちの花火はショボかった」

などと言われながら、落ちるお金はほぼ「露店商」の元に流れる。

商店街に花火大会の客は流れることもなく、無断駐車に使われる程度。

おまけに翌朝、(河川敷きなどの)会場の掃除は、地元の出店者と、商工会の役員が手弁当でやるのが決まりだ。なんと大変なイベントか(><)

今年もこれから日本中で「花火大会」が開催される。
その陰で、そんな苦労をしている人たちがいることをちょっとだけ思い出して欲しい。

 

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