「出入り禁止」にもかかわらずスーパーに来店して、店長に唾を吐いた男が逮捕されたニュース。
私も現役社長(スーパー)時代に、「出入り禁止」にしたい客は何人もいたが、現実に「あんたは出禁だ!」と通告したことはない。
どんな店にも厄介な客はいるものだ。田舎の店なら“熊“まで入ってくるこのご時世である。ましてやスーパーは敷居が低いし、競争過多で客の取り合いだ。出禁にした客は他の店で金を落とす…。なかなか出禁通告はできないものだ。
「出禁」にされた客にしても納得いかないだろう。
👤「俺様を誰だと思ってる💢」と言ったら逆効果であることも知らない“カスハラ野郎“の根は絶てない。
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☝️そこでちょっと考えてみた。
『法的に一顧客を“出入り禁止“にできるのか?』
いわゆる「接近禁止命令」みたいな“法的根拠“をもって客を排除できるものなのか?
【結論】
スーパーや飲食店、居酒屋などの私的施設は、施設管理権に基づき、合理的な理由があれば客を出入り禁止にすることができます。
なるほど、法的な手続きも不要で「好まざる客」を勝手に“出禁“にしてもいいんだ!
加えて、その通告は書面でなく「口頭」で構わないらしい。
「出禁」を乱発するのは、SNS時代には不安もあると思うが、今や店も「客を選ぶ権利」があるということ。たった1人の客のために、従業員や他の客が迷惑を被ることはない。
出禁にしたのに店に来て、暴言でも吐いたら刑務所行き。アメリカじゃ警備員に摘み出される案件。
「おもてなし」の裏で泣いてる人がいちゃダメだ。
【小林久ホームページ】