【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -19ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 


(あるある話(^^; )
👤「世の中のキャッシュレスの流れは理解してしてるし、それに慣れなきゃいけないことは分かるけど…」

今、スーパーの会計は「セルフレジ」または「有人対面レジ」のどちらかが選べる。

店側は全部機械まかせにできれば、人件費削減やケアレスミスが防げて一石二鳥なのだろう。

しかしそのメリットを得るために

・高額なセルフレジのシステム

・セルフレジなのに従業員を配置する矛盾

が発生する。

👤セルフレジのレーン(またはエリア)には必ず従業員が常駐している。

これはお客さんが会計にまごついた時のお手伝いがメインの仕事だが、(経営者の立場で勝手に言えば)万引き防止と「半々」くらいの意味合いがある。



スーパー各社でこのセルフレジのシステムは異なるものだ。慣れてしまえばいいのだが、初めて見る機種など、詳しいはずの私でも操作が難しい。

☝️セルフレジの一番の課題は「万引き防止」である。そのため「会計前」と「会計後」の買い物カゴの重さが合わないと終了できないレジもある。

そもそも初めにカゴは左右どちらに置くか分からないし、2、3品だけ手に持って(カゴ無し)、セルフレジで会計するのは勇気がいる。

☝️その他よく見る「1個100円、3個で278円」などのお買い得品。バーコードを読み取らせると100円と画面に出る→安くなってない💢

これは専門用語で『バンドル販売』と呼ぶが、連続で読み取らせなくても、該当商品の3つ目が通った瞬間に値引きが発生して特売価格になる仕組みだ。(こんなの素人には分からんて!)

☝️あとはバラ売りの野菜・惣菜

スーパーに働きに行った初日に「レジを打って!」と言われてもすぐにはできない。なぜならバーコードの付いていない商品の会計方法が煩わしいからである。

その日その日で担当者が(バーコードがつけられない)野菜やバラ売りのお惣菜の値段をシステムに登録して「◯◯はこのボタンね!」と会計担当者に指示をする。→こんなのが一つもなきゃ、皆さんも今からスーパーでレジが打てる。

☝️ 「値引き商品」は専用のバーコードが定価のシールの上に貼ってあるので、お客さんはただバーコードを読み取らせればいい。でもそのシールを高額商品に貼り替えたら不正はできてしまう…。 

然るに、そこにいる「頼りになるはず」の従業員は、やはら「万引き防止」が優先されるためのため、どうしても会計中のお客さんをジロジロ見てしまう傾向があるのだ。

👤セルフレジと従業員のせめぎ合い
これは当分無くなりそうもない…。

 

https://www.kobayashihisashi.com



スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』。

執筆陣に加えていただいてから3度目の登場です!

おかげさまで前回の記事【西友・ヨーカドーの衰退は盛者必衰。次は◯◯時代か?】も閲覧数上位にランクインしました。これも皆さまのおかげだと感謝しています。

【西友・ヨーカドーの衰退は盛者必衰。次は◯◯時代か?】

 

 

 


☝️さて今回のテーマは【スーパーの店長が買うお惣菜・買わないお惣菜】と題して、スーパーのお惣菜の裏側を解説しました。

【最新記事リンク先】

 

 


👤私は経済評論家ではなくスーパーの元社長なので、今後も読んでくれる方(お客さん)に分かりやすく、その上で「スーパーの中の人はどう考えているか?」をやさしく解説していきます。

・スーパーの人が買うお惣菜って絶対にお得だと思う

・中には高い商品があるよね?どんなものがお得なの?

・もうスーパーのお惣菜がないと、我が家の食卓も寂しいものだわ

・「手作り」「できたて」の定義はあるの?


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️これからも毎月第2・第4金曜日に「スーパーの裏側」を紹介して行きます。

おひまがありましたらぜひご覧になってくださいm(_ _)m

 

https://www.kobayashihisashi.com

 

 


Yahooニュースで見つけた全国によくある『そっくり銘菓』の記事。

確かに各地を代表する土産物の中には、「これって名前が違うだけで中身はほとんど同じじゃん」というお菓子は多い。

☝️山梨の銘菓と言えば「信玄餅(しんげんもち)」一択と言っていいだろう。わらび餅のような餅に、きな粉と黒蜜をその場でかけて食べるもので、「生信玄餅」や材料を吟味した「プレミアム信玄餅」などもある。

私も講演会で伺う際にお土産として持参するが、知名度も高く(その割に値段も手頃でw)、ありがたい商品だ。

 



実はこの山梨の銘菓「信玄餅」、皆さんが良く知っている(はずの)「桔梗屋(ききょうや)」ばかりが有名だが、昔から「本家」「元祖」を巡って「金精軒(きんせいけん)」と裁判沙汰で争った経緯があり、なんと一番ポピュラーである「桔梗屋」の方が敗訴しているという事実…(^^;

👤両社の社長は私の知り合いだったり、同窓だったりと何かとか関わりが深いので、個人的な感想はさておき…

☝️山梨では知る人ぞ知る「事実」であり、あえていまさらどうこういう客もいないし、それぞれに固定客がついている。(但し駅の売店や高速道路のパーキングエリアでは、ダントツに桔梗屋(負けた方)のシェアが高い→商売上手)

まあこのように「どっちが後からパクった」的な話は聞くものの、裁判で白黒つけるほどではない事例は数えきれないくらいある。

皆さんの地元でも「萩の月」と「◯◯」なんか同じじゃ〜ん!的な話をよく聞くはずだ(笑)

消費者にはわからないお菓子業界のギリギリのせめぎ合い。

決して甘くはないはずである…。

 

https://www.kobayashihisashi.com


 

 

 


法律には「万引き」という言葉はなく、店で商品を盗めば「窃盗」という立派な犯罪になり逮捕される。

「つい出来心で」とか、「ストレスが溜まって…」「そういう病気なんです…」etc. いくら理由を述べても盗られた店にすれば死活問題だ。事実これで潰れた店も数多い。

これだけグローバル社会、インバウンド需要が広がれば、当然外国人の「万引き」も増えてくる。国籍に関わらず、ほとんどの人は人のモノは盗まない。加えて日本では特有の「性善説」に基づき、セキュリティや万引き犯への「お目こぼし」も甘いと言わざるを得ない。



👤私もスーパーを経営していた頃は、外国人による(組織的な)窃盗犯罪に悩まされたモノだ。

従業員の目を盗んで、商品をマイバッグに入れるような軽微な万引きではない。

集団でやってきて手際よく「酒」や「米」を運び出し、トラックに詰め込んで逃走する窃盗団。その後の買取り業者はきっと日本人絡みと推測する。

経営者にしてみれば、商品より大切な従業員の安全を優先するため、「何かあっても抵抗せず店の外に出せ!」と指示している。そして犯人もそのことを百も承知で盗みに来る。

外国人の窃盗団は、その近所のいくつかのスーパーで荒稼ぎした後、(2、3日で)次の獲物を求めて違う街へ集団移動する。警察が目をつけた頃にはもうそこには居ない(ー ー;)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️ひと昔前にはスーパーの店頭にある「自動販売機」を丸ごと壊して金を盗む手口が横行した。金庫もこじ開けるのではなく、そのまま持ち去る荒っぽさ。ATMごと重機で破壊した猛者もいた。

想像できると思うが「自販機」は1台150万円ほど高価な機械。そしてそれを飲料メーカーがスーパーに貸与しているのだ。もちろん保険に入ってはいるが、壊されたらその損失は大きなものになる。

スーパー側は売り上げも補償の対象となるため(ぶっちゃけ)損失は少ない→パトカーが店先に停まるのは良くないが…。

万引き(窃盗)の被害額は、一件あたり平均
・日本人→1万円
・外国人→7.8万円


👤モノを盗むのに日本人も外国人も関係ないが、「万引き」が『窃盗罪』であることをもっと認知させることが必要だと思う。

近所のシャインマスカットや桃を盗んでいくのも外国人。

最近テレビで見ない『万引きGメン24時』とか、あの程度じゃ今は視聴率が取れないんだろうな…。

 

https://www.kobayashihisashi.com
 


 


皆さんがよく利用する名の知れた全国チェーンのスーパーではなく、スーパー「◯◯」みたいな個人の名前がついた小さな店で、びっくりするような「激安商品」を見つけたことはありませんか?

👤「大手ならともかく、小さなスーパーの激安品はきっと訳アリよね〜」とか

👥「どうせ賞味期限が間近の売り切り商品よ!」


などとつい敬遠してしまう人もいるのではないでしょうか?私に言わせてもらえれば「買わなきゃ損!」です。

この記事では、規模の小さな店の仕入れ担当者が、長年の信用と人脈を活かして「いかに安く」仕入れる努力をしているかを伝えている。

 



大型店や地域一番のシェアを占めるようなローカルスーパーなら、全ての仕入れは「バイヤー」と呼ばれる専門職が担当する。

生鮮品なら市場に買い付けに行ったり、仲卸(なかおろし)と呼ばれる中間業者を通じて大量に仕入れ、それが各店舗に決まった時間に配送される。

それ以外の一般食品や菓子、酒類、雑貨や冷凍食品などは、やはり「バイヤー」がメーカーや総合問屋と商談をして仕入れ価格や特売条件が決められている。

☝️各店舗の担当者は、経験や天候を予測して本部や問屋に発注をかけるのだが、たまに「バイヤー」の都合で(欲しくもない)商品の送り込みがあり迷惑をする→スーパーの本部と現場が仲が悪い原因w

一方個人店や数店舗のローカルスーパーなら、担当者自身が市場に行ってモノを見極めて仕入れたり、問屋に勧められた商品が安く手に入る。

生鮮品以外でも、問屋やメーカーの担当者から懇願されて仕入れる商品もある。月末や年度末などは結構な頻度でこれがある。もちろん価格は半値以下!

☝️じゃあ大手スーパーでも同じことをすればいいじゃん!

誰しもそう思うだろうが、この「売り尽くし」「激安処分品」は『絶対数』がないのである。そのためいつもお世話になったり、苦しい時に助けてくれる個人商店街に優先的に話を持ちかける。

焼肉店を開店するにも、仕入れ先から信用されないと、良い肉(特にホルモン系など)が手に入らないのによく似ている。

いくらAIやDXといえども、こと食品の仕入れに関しては「売り手と買い手の信頼感」が優先される。「自動発注」というのは普段の「定番商品」のためであり、お客さんの心を動かすような仕入れは、やはり人と人で成り立つ訳だ。

 



キャベツが1,000円近くした時も.1玉298円で売っていた個人スーパーは多かったはず。

👤「◯◯ちゃん頼むよ!キャベツ10箱だけ安く仕入れさせてよ。298円で売って、ライバル店を驚かせたいんだ🙏🏻」

👤『仕方ねえなあ、今回だけだぜ!次は儲けさせてくれよな!」

私も市場に行ってどれだけ「一生のお願い🙏🏻」をしたことか(笑)

今はスーパーの店舗スタッフは市場に仕入れなんか行きません。

なにせ「働き方改革」最優先ですから。

 

https://www.kobayashihisashi.com



 

 


👤「現金払い」のみでカード手数料がかからない分、安く販売できるんだよ!

カード会社に支払う「決済手数料」はバカにならないし、回収するまでのタイムラグも資金繰り的には痛い。

お客さんの決済方法を現金に限定することで、低価格を実現して一気に伸びてきた「ロピア」。同じ現金オンリーの「コスモスドラッグ」と並んで、全国展開加速中である。

👥「ロピアもいいんだけどねぇ、現金払いだけってのがネックなんだよね〜」→こんなお客さんの会話をよく聞く。

私など「だからカード手数料が無い分安くできるんだから、カード決済と低価格は両立しないんだってば!」とタカを括っていたが、このたびロピアがキャッシュレス決済を開始すると発表された。

ディスカウント路線のロピアで、クレジットカード決済できるようになるの?

 ⚡️それなら最強じゃん…!⚡️

 


☝️今後ロピアで「キャッシュレス決済」する場合、

①アプリをダウンロード

②現金かカードからアプリにチャージ

③レジでかざしてお支払

④買い物金額に応じてポイントが付く


こんな感じである。

ポイントは電子マネーとして使えるものではなく、貯まると何かくれるらしいが詳細は不明。

あくまでもクレジットカード会社を通さず、自社のシステム内で完結させて、手数料の流出を防ぐ仕組み。店内でもチャージできるというが、それなら今まで通りでも使い勝手は変わらない…。そしてあくまでもチャージ残額の範囲で支払いに使える。

いわゆるよくあるクレカ決済、スマホ決済ではない。低価格を維持するにはこれが精一杯の選択だろう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️ではなぜロピアがこれに踏み切ったのか…?

私にはこの方が興味がある。このまま力づくで「現金払い」にこだわれば良かったのに。

まずは、お客さんからの要望が多いことだろう。「ロピアは現金のみだから行かない」という定説はもちろん届いていたはずだ。

次におそらくこれから大きなライバルになるであろう『トライアル』の存在…。こちらはディスカウントと電子カートなどAIが売りのスーパーである。あの「西友」も傘下に収め、今後ガチで競い合うことになる。まずは「チャージでの決済」で同じ土俵に上ったのでは?

今後はキャッシュレス決済などの顧客の便宜性と、低価格の両立が成長のポイントである。

益々スーパーの利益は減っていくため、多店舗展開しながらコストを下げるしかない。


こんな雑音も聞こえてくる…。

👥ロピアは開店当初は安くていいが、一定期間過ぎてしまうと売り場のレベルが下がるし、特段の安さも感じない。メディアでの露出で人気は高いが、あえて行きたいとは思わない。(ましてや現金払いのみだから)

さて、アプリ決済が起爆剤となりますかどうか。焦っているとは思いませんが(^^;

 

https://www.kobayashihisashi.com


 

 


(業界の常識に物申してみよう)

☝️小売業の関係者や専門家、そして今や一般論でも「ドラッグストアは薬で儲かるから食品を安く売れる」理論。

ひと昔前までは、スーパーとドラッグストア・ホームセンターは互いに競合することはなく、同じショッピングモールの中に共存していたものだった。

それからホームセンターでお米や乾物、終いには酒まで売るようになった。これは規制緩和が進み、許可さえあればどこでも販売できるようになったためである。お客さんにとっては欲しいものが少しでもお安く買えればそれでいい。

「薬の販売」も規制緩和の結果、スーパーやコンビニの一角に、それほど効き目が強くない?薬なら売れるようになった。もはやスーパーもドラッグストアもその他も境目はなくなり、通販を含め、全ての業種が「競合店」になってしまった。

 


 

☝️最近は「ディスカウントドラッグストア」と呼ばれる、大きな売り場で食品(中には生鮮品まで)も低価格で販売する業態が拡大中である。

そこで言われるのは
👥「ドラッグストアは薬で儲かるから食品を安く売れるんだ!」という常識。

私はあまのじゃくなので、まずはなんでも疑ってかかる。

👤「そんなわけない!薬の利益だって知れている。その分の利益を削って食品を安く売るなんて限界がある。何が他に『奥の手』があるはずだっ!


さて実際のところはどうなんだろうか?ネットで調べても「常識」しか出てこない→「薬で儲かるから!」

 



「コスモスドラッグ」や「ゲンキー」などのディスカウントドラッグは、食品の構成比が全体の半分を軽く超えている。カワチ薬品もほぼ半分に迫るボリュームである。

これだけ大量に食品を売れば、薬の儲けで損失を補填することなどできまい。

「薄利多売」で回るなら、他の(食品の比率が低い)ドラッグストアなんか『ボロ儲け』じゃないか?

☝️ドラッグストアの食品の「利益率」は、一般的なコンビニのそれより半分の14〜5%に設定されている。決して「損してまで」売っているわけではないのだ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

👤結論じみたことを言わせてもらえば、
「ディスカウントドラッグストア」が食品を安く売れるのは…

⭐️もちろん薬の儲けがあることに加えて

①食品売り場のボリュームを高めることによって、スーパーにも勝る「仕入れ原価の安さ」を実現できる。

②生鮮食品(魚や肉)を売らないことで、店舗にお金の掛かる設備が要らない。同時に専門の担当者も不要!

③酒も米も販売できるようになったため、車で来た客が一カ所でまとめて買っていく

④ドラッグストアは薬だけでなく「化粧品」の利益率が高い。加えて古くからの商習慣で「販売奨励金」などのキックバックがあるため、大型店にとっては大きな利益補填になる。


☝️方やスーパーはもう「生鮮食品」と「お惣菜」で勝負するしかないのが現実である(><)

既存のデッカいスーパーの中にドラッグストアを組み込むか?それとも既存のデッカいドラッグストアの中にスーパーを取り込むか?

そりゃ「クスリのアオキ」がバンバン食品スーパーを買収するのも納得できる。

👤「ドラッグストアは薬で儲かるから食品を安く売れる」理論。

ここで軽く「それだけじゃないよ!」と遺しておきます(^_−)−☆

https://www.kobayashihisashi.com

 

(休日ネタ)「勝手に観光大使👤」

 

来月4月4日〜6日、山梨県最大のイベント「信玄公祭り」が開催されます。

 

甲府駅前の目ぬき通りを通行止めにして、県下最大規模で行われる「武田信玄公祭り」。

郷土の英雄を讃えるお祭りに、毎年全国から15万人以上の観光客が訪れます。

 

祭りの目玉は4/5(土)、信玄公を中心に騎馬隊30頭、鎧かぶとを身にまとった1,600人の武者が繰り広げる「川中島合戦」を忠実に再現した『甲州軍団出陣』です。(ギネス認定)

 

 

☝️その騎馬隊に参加するための参加料は1団体100万円。県内の有名企業や団体がPRのためにその枠に殺到するほどの人気です。山梨の企業も天下を取った信玄さんにあやかりたいのでしょう。

 

武者役は無精ヒゲをたくわえなければならないので、銀行の職員などは名札に『お祭りの為にヒゲを生やしています』と断り書きをしていますw。

 

前回の武田信玄公役は、女優でモデルの冨永愛さんが務め大好評でした。

今回は元宝塚スターの紫吹淳さんが務め、2年連続で女性の信玄公です。

ついでに側近の山本勘助役もまた女性が務めます。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

さてサムネイルの写真は、前回と今回の祭りのポスターです。田舎の山梨にしては意外にセンスがいいと思いませんか?

 

去年のポスターも祭りの後はみんなが欲しがったそうです。今年もきっと取り合いになることでしょう。

 

関東近県なら日帰り圏の山梨県、そして祭り会場は「甲府駅前」です。お暇がありましたらぜひ「ご来甲」くださいませ(^_−)−☆

 

#世界一の武者行列

 

https://www.kobayashihisashi.com


 


私がよくお話をさせていただく「商工会議所」や「商工会」、この団体は足を向けて寝られない「上得意様」である。正確には違いがあるのだが、ここでは中小企業が加盟している団体として、同列に扱っておく。

人手不足を解消するためには賃金を上げなければ人は集まらない。人件費は会社のコストの中でも一番大きなものである。

出来るものなら従業員になるべく多くの賃金を払いたい!これは会社の大小に関係なく、どんな経営者でも思うこと。

そんな中、政府は十把一絡げに「時給を上げろ」と言い、中小企業の経営者は「そんなに上げたら会社が潰れる!」と抵抗する。どっちの言い分も理解はできるが「無い袖は触れない」のが現実である。

政府は2020年代中に時給を1,500円にする!というが、中小企業はコストコとは違う。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️このたび商工会議所が『中小企業の皆さん、時給1,500円にできますか?』と調査した結果が出た。

 【困難→54.5%】 【不可能→19.7%】

👥なんと気持ちがいい!

『不可能』と言い切る企業が約2割、ちょっと照れて『困難』と言った55%を含めて、なんと75%の中小企業が「無理!」と回答した。

⌛️タイムリミットまであと5年…。

5年後の国のリーダーが誰かは知らないが、4分の3ができないと思っている数値目標は早目に修正してはいかがでしょう?

そうでなくても(もし)時給が1,500円になっても、例の「壁」がそのままなんだから、結局働く時間が減らされて、手取りなんか増えやしない_| ̄|○

政府の基準て、どうしてこんなにも大企業寄りなんでしょう?

「中小企業こそ日本の原動力」とか言うくせに(失礼🙏🏻)

まさかここら辺で一気に「払えない会社は潰れても止むなし」とばかり、自然淘汰させようとか思ってませんよね?「人材の流動化」とか変な理屈をつけて。

👤 1,000円なら会社も払える!

👥 1,000円もらえるなら働きたい!


このマッチングさえもできない国ですか?

 

https://www.kobayashihisashi.com



 

 


日本のスーパーマーケット業界で、長らくトップに君臨していた2社の行く末が同時に決まった。年度末に決まるのは日本の常だろうか?

伊藤さんや鈴木さんが始めた「イトーヨーカドー」を中核企業とした『セブン&アイHD』、鳩のマークは最終的にアメリカのファンドが7,000億円超で買収した。

そして西武グループの堤さんが始めた『西友』は、ウォルマートやファンドの手を経て、最後はディスカウントストアの「トライアル」が3,800億円で傘下に収めることになる。

 



『セブン&アイHD』は、カナダのコンビニの7〜8兆円にも上る買収提案を避けるために、稼ぎ頭の「セブンイレブン」を切り離したり、創業家一族が商社と組んで買い戻しを企てたりと、あの手この手で画策したが、最終的には頓挫して宙ぶらりん〜ゲームセットである。

 



おまけにこのタイミングで『セブン&アイHD』の社長も交代を発表。

かつてはユニクロや西友の社長もしていたという異国の方だ。

優秀な人はどんな会社の社長になっても実力を発揮するのだろう。職業「社長」…。

☝️こうなればもう社長も「サプスク」の時代になってきたのかもしれない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ともあれこれで長く親しんだ「総合スーパー」の時代は、完全に終わったことを意味する。

駅前のヨーカドーや西友より、郊外のショッピングモールやディスカウントストアに行く方が楽しいし、Amazonや楽天で何でも買える時代になった。

買収した企業は、残された企業の資産やイメージを有効活用して、投資した資金をどうやって回収するか?価値を高めてどこかに売却するか?に全力を注ぐことになる。

👤私の会社(スーパーマーケット)は「買い手」もつかずに消滅してしまったが、セブン&アイや西友は買い手がついたので、ひとまず消滅することは回避した。

(勝手な想像だが)ヨーカドーも西友も人手に渡るのは「断腸の思い」に違いない。

ファンドの人にあれこれ言われ、トライアルの人に命令される訳だから…(><)

今後もこのような「買収劇」は続くと思うが、会社を存続させるためには「仕方ない決断」もしていかなければならない。

セブン&アイ(ヨーカドー)や西友の関係者の皆様の辛い気持ち、元同業者としてお察しいたしますm(_ _)m

 

https://www.kobayashihisashi.com