Yahooニュースで見つけた全国によくある『そっくり銘菓』の記事。
確かに各地を代表する土産物の中には、「これって名前が違うだけで中身はほとんど同じじゃん」というお菓子は多い。
☝️山梨の銘菓と言えば「信玄餅(しんげんもち)」一択と言っていいだろう。わらび餅のような餅に、きな粉と黒蜜をその場でかけて食べるもので、「生信玄餅」や材料を吟味した「プレミアム信玄餅」などもある。
私も講演会で伺う際にお土産として持参するが、知名度も高く(その割に値段も手頃でw)、ありがたい商品だ。
実はこの山梨の銘菓「信玄餅」、皆さんが良く知っている(はずの)「桔梗屋(ききょうや)」ばかりが有名だが、昔から「本家」「元祖」を巡って「金精軒(きんせいけん)」と裁判沙汰で争った経緯があり、なんと一番ポピュラーである「桔梗屋」の方が敗訴しているという事実…(^^;
👤両社の社長は私の知り合いだったり、同窓だったりと何かとか関わりが深いので、個人的な感想はさておき…
☝️山梨では知る人ぞ知る「事実」であり、あえていまさらどうこういう客もいないし、それぞれに固定客がついている。(但し駅の売店や高速道路のパーキングエリアでは、ダントツに桔梗屋(負けた方)のシェアが高い→商売上手)
まあこのように「どっちが後からパクった」的な話は聞くものの、裁判で白黒つけるほどではない事例は数えきれないくらいある。
皆さんの地元でも「萩の月」と「◯◯」なんか同じじゃ〜ん!的な話をよく聞くはずだ(笑)
消費者にはわからないお菓子業界のギリギリのせめぎ合い。
決して甘くはないはずである…。