【どっちが本家?どっちが元祖?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 


Yahooニュースで見つけた全国によくある『そっくり銘菓』の記事。

確かに各地を代表する土産物の中には、「これって名前が違うだけで中身はほとんど同じじゃん」というお菓子は多い。

☝️山梨の銘菓と言えば「信玄餅(しんげんもち)」一択と言っていいだろう。わらび餅のような餅に、きな粉と黒蜜をその場でかけて食べるもので、「生信玄餅」や材料を吟味した「プレミアム信玄餅」などもある。

私も講演会で伺う際にお土産として持参するが、知名度も高く(その割に値段も手頃でw)、ありがたい商品だ。

 



実はこの山梨の銘菓「信玄餅」、皆さんが良く知っている(はずの)「桔梗屋(ききょうや)」ばかりが有名だが、昔から「本家」「元祖」を巡って「金精軒(きんせいけん)」と裁判沙汰で争った経緯があり、なんと一番ポピュラーである「桔梗屋」の方が敗訴しているという事実…(^^;

👤両社の社長は私の知り合いだったり、同窓だったりと何かとか関わりが深いので、個人的な感想はさておき…

☝️山梨では知る人ぞ知る「事実」であり、あえていまさらどうこういう客もいないし、それぞれに固定客がついている。(但し駅の売店や高速道路のパーキングエリアでは、ダントツに桔梗屋(負けた方)のシェアが高い→商売上手)

まあこのように「どっちが後からパクった」的な話は聞くものの、裁判で白黒つけるほどではない事例は数えきれないくらいある。

皆さんの地元でも「萩の月」と「◯◯」なんか同じじゃ〜ん!的な話をよく聞くはずだ(笑)

消費者にはわからないお菓子業界のギリギリのせめぎ合い。

決して甘くはないはずである…。

 

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