この方の好き嫌いはともかく、とかく立場の強いものが弱い相手に対して「無理難題」を押し付け、自分の要求を飲ませることがある。ことビジネスに関してはよくあることだし、これができる者は優れた交渉力を持つ「やり手」と評価される。
初めから相手が飲めないような「高い球(ハイボール)」を投げておき、「それがダメならせめて◯◯ならどうだ!」と(あたかも)優しく物分かりのいい素振りを見せる…。
初めに多くの要求を突き付けられた交渉先は、「それなら少しはマシか…(ー ー;)」と仕方なくそれを飲む。取引が無くなってしまったら元も子もないからである。
「やり手」の方はそもそも自分の立場が強いことを承知で、相手の代案や取引先の変更ができないように事前に準備してある。後はどれだけむしり取るか…または「取引き」以外で何を手に入れるか…。
気が済むまで「兵糧攻め」にすればいいのである。さも自分は「Gentleman」の体(てい)で。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
☝️こんなのは「ディール」でも「やり手」でもなんでもない。ただの『脅迫』である。
👤「彼はビジネスマンだから…」
だからどうしたというのだ?
どうも米国のビジネスマン(経営者)というのは国民から尊敬されない方が多いと感じるのは私だけだろうか?
その「理不尽な」要求にヘラヘラしているどこかの国は、これからもこのディールのプレッシャーに振り回されていくに違いない。
☝️これは『ドア・イン・ザ・フェイス』といわれ、最初に高い要求を突き付けて相手をビビらせ、そのあと低い要求に切り替えることで、本来の要求を勝ち取るという古典的なテクニックである。(逆に小さな要求から始めて徐々に大きな要求を受け入れさせるのは『フット・イン・ザ・ドア』)
何が「ディール」だ?取引だ?
ビジネスならそんな相手とは取引きはしない。
👤私を含め、同じ手を食らって相手の思う壺にされた経験のある方もいるのではないでしょうか?
その相手はどうなったかって?
最後は墓穴を掘ってクビになった。代わりがいくらでもいたからだ。そう、そんなことは長くは続かないのである。
#振り子は返る