「現代用語の基礎知識〜『商品券』」 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 


☝️お返しに、困ったときは『商品券』

一般社会でも、お世話になった人またはお世話になりたい人に対して「贈り物」をすることはなんら特別なことではない。

👤「これでご家族に何か美味いものでも食わせてやれ!」
昭和の政治家ならそれもいいだろう。金で買える評判もある。そして顔を売るにも金が要る。

👥10万円の商品券をお土産として渡すなど、一般国民の感覚とズレている💢

本来なら『現金』で渡したいところだが、歴代首相に倣って商品券で渡しただけなのに。

もらった方も誰かが「これ、ヤバくね?」とグループLINEで送ったかどうかは知らないが、一斉に送り返したことは評価する。

普通なら、もらったものを返す方が気を使うものだが、政治の世界では「ルール違反」を避けるために過敏なまでに拒絶する。もはや常識だ。

「引っかけ麻雀」で誰かを(おとし)貶めるためにわざと商品券を贈るならともかく、今回は何の疑いもなく(慣例に従って)、お届けしたようである。

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私の家業のスーパーマーケットでも、商品券をお返しや贈答に使ってもらったものだ。金券ショップに持ち込めば95%程度の現金化が可能だし、スーパーの商品券なら「袖の下」とも思われない。

☝️商品券は『金券』である。

販売済みで市中に出ている商品券の金額は、スーパーの負債として計上しなければならない。不正のネタに使われることも多く、その管理は現金と同等に扱われるものだ。

・政治家を集めておいて→「政治活動ではない」

・事前に秘書に届けさせておいて→「家族の慰労に…」


ちょっと無理があり過ぎる。それにしてもこれだけ「政治と金」が騒がれているのに、その過程で誰一人止めなかったこと自体不思議である。

おまけに夜遅くぶら下がり会見を招集して、「法律に触れてるのか?どんな法律の第何条だ?あん?」と、「何時何分、何十秒?言ってみろ!」みたいな小学生並みの弁明(笑)

出身県の議員が「そんなこと歴代やってる!」と親分をかばっても、見えない力が働いて、すぐに「私の勘違いでした」と訂正された。

言ってることとやってることが違うのは、政治家としては致命傷。どうも地上波のニュースも風向きが変わってきた気がする。

👤ところでどこの商品券を贈ったのだろう?
まさか「お米券」じゃあるまいし。

 

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