【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -20ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



 

 


日本のスーパーマーケット業界で、長らくトップに君臨していた2社の行く末が同時に決まった。年度末に決まるのは日本の常だろうか?

伊藤さんや鈴木さんが始めた「イトーヨーカドー」を中核企業とした『セブン&アイHD』、鳩のマークは最終的にアメリカのファンドが7,000億円超で買収した。

そして西武グループの堤さんが始めた『西友』は、ウォルマートやファンドの手を経て、最後はディスカウントストアの「トライアル」が3,800億円で傘下に収めることになる。

 



『セブン&アイHD』は、カナダのコンビニの7〜8兆円にも上る買収提案を避けるために、稼ぎ頭の「セブンイレブン」を切り離したり、創業家一族が商社と組んで買い戻しを企てたりと、あの手この手で画策したが、最終的には頓挫して宙ぶらりん〜ゲームセットである。

 



おまけにこのタイミングで『セブン&アイHD』の社長も交代を発表。

かつてはユニクロや西友の社長もしていたという異国の方だ。

優秀な人はどんな会社の社長になっても実力を発揮するのだろう。職業「社長」…。

☝️こうなればもう社長も「サプスク」の時代になってきたのかもしれない。

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ともあれこれで長く親しんだ「総合スーパー」の時代は、完全に終わったことを意味する。

駅前のヨーカドーや西友より、郊外のショッピングモールやディスカウントストアに行く方が楽しいし、Amazonや楽天で何でも買える時代になった。

買収した企業は、残された企業の資産やイメージを有効活用して、投資した資金をどうやって回収するか?価値を高めてどこかに売却するか?に全力を注ぐことになる。

👤私の会社(スーパーマーケット)は「買い手」もつかずに消滅してしまったが、セブン&アイや西友は買い手がついたので、ひとまず消滅することは回避した。

(勝手な想像だが)ヨーカドーも西友も人手に渡るのは「断腸の思い」に違いない。

ファンドの人にあれこれ言われ、トライアルの人に命令される訳だから…(><)

今後もこのような「買収劇」は続くと思うが、会社を存続させるためには「仕方ない決断」もしていかなければならない。

セブン&アイ(ヨーカドー)や西友の関係者の皆様の辛い気持ち、元同業者としてお察しいたしますm(_ _)m

 

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ファミマで賞味期限が迫った「おにぎり」や「お惣菜」に貼る値引きシールのデザインを『涙目シール』にしたところ反響が大きく、全国に拡大するというニュースである。

 

『助けてください!』と涙目で訴えかけるおにぎり…。何とかしてあげたくなるのが人情というモノ。

 

👤へそ曲がりの私はふと考える…

 

おにぎりに意思はない。いったい誰を助けるんだ?

 

①発注の当てが外れた店のオーナーを助けるのか?自分の発注ミスをお客にカバーさせるのに、この程度の値引きで済ませるとは…

 

②「食品ロス」を減らすと言えば聞こえはいいが、本音では「廃棄ロスによる利益ロスを減らす」が正解では?

 

③スーパーの値引シールには「助けてください」なんて書いてない。これからもきっと書かない。お客さんは単純に「安くなったから」買っていくだけで、値引きすればきれいに売り切れる。

 

考えようによっては、お客さんが店に「助けてください、安くしてください」と『涙目』でお願いしている(笑)

 

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☝️まあそんな小さなことはどうでもいい。

 

商売において、相手の同情を買ってモノを売る『泣き売(なきばい)』は古典的なテクニックである。

 

👤「この子に飲ませるミルクが買えないんです…(><)」

 

とか、「会社が火事で燃えちゃって、退職金代わりにもらったのがこの商品なんです〜」

 

とか泣きながら(同情を買って)売るテクニック(^^;

 

ともあれ「食品ロス」が減ることには大賛成だが、ずっと前から「食品ロス撲滅」とか言ってる割に全然解決してないのは、セブンイレブンの『恵方巻き』の廃棄を見ても感じる。

 

本当に「食品ロス」を減らすための「涙目シール」なのか?

 

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横ヤリを入れるとすれば、

 

・「涙目シール」にバーコードが無いため、セルフレジでは使用できない

 

・スタッフが貼るのだろうがその「基準」は?賞味期限はバラバラのはず…仕事増えそう(^^;

 

・見たところ剥がして別の商品につけることは物理的に可能…

 

☝️何より食品ロスが減ることはいいことだ。

もっといいのは、始めから全部売り切れるような発注数と値段にすることだ(失礼🙏🏻)

 

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(あくまでも私の思い出話につき…)

今世の中は「令和の米不足」で、日常生活に欠かせないお米の価格が2倍にもなっている。「上がったものは必ず下がる」とは言っても、その渦中には「このまま値段は下がらないかも?」と悲観することは仕方ない、人間だもの。

☝️『利は元にあり』

安く仕入れて(人の足元を見て)高く売ればボロ儲けできる。買えた人にしてみれば感謝さえすることもある。儲けたり感謝されたり…ドラッカーは勧めなくてもビジネスの基本ともいえよう。

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うちの家業はスーパーマーケット、それも競争相手を徹底的に排除してきた「独占」家業だった。商才はなかったが政治力に長けた祖父のおかげで今の私がある。

かつて1970年代に2度、原油高を背景にした「オイルショック」という騒ぎがあった。若い方はご存知ないだろうが、いわゆる「石油の輸入ができなくなるから、それに関係した商品がなくなってしまう!」という日本中がパニック状態になってしまった。『たまごっち』の取り合いなんてもんじゃないほどの騒ぎだった。

👤砂糖が無くなるらしいぞ!

👥トイレットペーパーがどこにも売ってない!


テレビのワイドショーの中身とレベルは50年以上変わっていない。



☝️まだ小学生だった私は、家の倉庫に砂糖やトイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗剤が、山ほど積まれている光景を覚えている。

十分とは言わないが、モノは普通にあったのだ。ただお客さんが競って買い占めた結果、一気に世の中の在庫が無くなっただけの話である。

砂糖に至っては、袋をバラして「量り売り」していたほどだ。これで利益は3倍だった(^^;

👤私はそうした汚れた金で大きくしてもらったと言っても過言ではない(ー ー;)



さて味を占めた我が爺ちゃん、今度はタバコが値上げされると聞いて、安いうちに買い込んでまたあの倉庫に山高く積んでおいたそうな。

値上げ当日(定価でしか売れないこともあり)、店先でタバコをカートン(10個入)売りしようと陳列したところ、なんと梅雨時の湿気でタバコが傷み、箱はシミだらけとなって全部売り物にならなかったという(><) 二匹目のドジョウはいなかったのだ。

☝️私の代になってからも、記録的な冷夏で米が消えた平成5年の「平成の米不足」が起きた。その時は、オイルショックの教訓から、タイ米やカリフォルニア米を輸入して凌いだことを覚えている。「カレーやピラフなど水分を吸う料理に合う」とワイドショーでもやっていたが、私の口には合わなかった(^^;

しかしその米不足も間もなく収まり、また普通にお米が買えるようになった。その都度「もっとお米を食べましょう!」と叫ばれている。

米の消費が減っているから減反し、足りなくなったら減反政策のせい。「備蓄米」もあるやらないやら、いつ使うやら。まあ腹が減るとイライラするものである。

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・もう米の値段は下がらない!

・備蓄米を放出しても値下がりは限定的!


☝️しかし誰も未来のことはわからないのである。どんな専門家ももっともらしいことを言うが、結果が出てから「私が言った通りになった」とドヤる人が大半だ。

👤えっ、何が言いたいかって?

今はなんとか凌いで、落ち着くまで待ちましょ!
キャベツも1,000円から398円まで下がってきたし、もうすぐ1玉198円の「農家・スーパー・消費者」の『三方よし価格』に落ち着きますよ。

我が家はお米を1.2倍の水で炊いています。
たしかに消化は良さそうです(^^;

 

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スーパーマーケットの売り上げが前年比で0.9%増加したと発表する業界のおじさんたち。

その中でも全体の7割を占める「食料品」の売り上げは4.3%の伸びとのこと。

☝️食料品の中でも高騰している「野菜」と「お米」が売り上げ増を牽引しているのだろうが、このニュース全然喜べないのである。

野菜もお米も値上がりし、お客さんは生活防衛のために買う回数や使う量を減らしているわけで、それにも増しても「売り上げが伸びている」というこの事実…。

食品の値上げは0.4%とか4.3%なんてレベルではない。お米は2倍、キャベツや白菜は3倍、その他も毎月なんだかんだと値上げが続いている。この3月もまた2,000品目の値上げだ。

 



普通ならスーパーの売り上げは「前年比30%増し」でもおかしくないのに、それだけお客さんが買い控えているということ。

値上げしたメーカーが『過去最高収益』などという怪談話はともかく、記者発表しているおじさんの表情がそれを物語っている。

【想像以上の値上げの影響と消費者の買い控え】

👤私がスーパーの社長だった現役時代にも、これほど続く値上げと、お客さんの買い控えはなかったと記憶する。この閉塞感は半端ない…。

☝️それと前から思っているのですが、スーパー業界も記者会見をするなら「女性」にお願いしてはどうでしょう?なんかスーパーの売り場から一番遠くにいそうなおじさんばかりじゃ、話に説得力がありません。(ゴメンナサイ🙏🏻)

 

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今日のお座敷(講演会)は、名古屋にほど近い「春日井市」で、最寄駅は「勝川(かちがわ)駅」。最強寒波襲来で電車遅延の可能性も考慮して、前日に現地に乗り込んだ私。

 



講演会に講師が遅刻するわけにはいかないし、何より信用をなくしてしまう。本人が動かないと収入にならない「労働集約型」ビジネスにおいて、体調管理と穴を開けないことは絶対条件である。(当然宿泊費も自己負担)

さて初めて訪れた「春日井市」、山梨県にも『春日居町』という同じ名前の町があり「友好都市」とのこと。そのためいつも漢字変換すると愛知県の方が出てきていた。



さて会場である駅前のホテルに行くと、講演会の主催者がお待ちかね、参加者の名簿を見たら春日井市長さんをはじめ、商工会議所の正副会頭、地元経済界の経営者の皆さんなど、私と違って毎日行く会社がある人ばかりである(笑)

👤まあどんな場所でも、どんなお客さんでも、私の話すことは『会社を潰した人間のみっともない話』である。そして「不謹慎」と言われるくらい話し口調は明るい。

ただ参加者の中に「金融機関」の関係者がいる場合といない場合とで、話の中身が変わるのだ。私もいい大人である、目の前にいる人の悪口は言いづらい。それだけにその筋の人がいない時の話の方が格段に面白い→そして今回はいない笑

🎤今日も90分間(正確には10分超過)ぶっ通しのマシンガントーク。「過去一」とのご評価を頂いたり、同年代の市長さんにお見知り置きを頂いたり、次回のご依頼までもらって感謝・感謝のご訪問でした。



多少興奮しながら話を終えて、自分の席に戻ると、事務局の方から参加者への連絡事項が述べられた。

👤「次回の講師は日銀◯◯委員の◯◯さん、その次はサッカー日本代表監督の森保一さんです。今回同様、皆様のご参加をお待ちしております!」

おいおい、なんて「振り幅」なんだ。
倒産社長のオレの名前なんか、同じ紙に書いちゃダメなやつじゃん ((((;゚Д゚)))))

 

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何よりこのスーパー業界が家業であり、そのおかげで生活ができ、最後には「倒産・破産」の憂き目に遭った私にとって、この写真の衝撃はまさに衝撃的なのである。

『西のダイエー・東の西友』と言われた後、西友を遥かに超える勢いで成長し、ダイエーの凋落を横目で日本一の「総合スーパー」となったイトーヨーカドー。

まるで別れを惜しむ「ロックバンドの解散コンサート」のような盛り上がり!とはいうものの、ひとつの時代を築いた店の歴史が終わるのは寂しいものだ。

山梨の実家のスーパーのそばに出店して、我が家の生活を脅かしたのはもう半世紀も前のこと…。我が家が潰れたからといって、ヨーカドーだってこうなるのは当然とは言いづらい(^^;

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かの「クレヨンしちゃん」にも『サトーココノカドー』として登場した「ヨーカドー春日部店」もついに閉店となった。

業績の低迷から不採算店を閉店して赤字を止めるのは企業として当然のこと。そして他の会社に経営を託すにしても、お荷物になった店舗は事前に整理して譲渡することになる。

ここ数年に渡ったヨーカドーの店舗閉鎖は、ひとまず終了した模様である。今後は米国のファンドなどを軸に、新たな「持ち主」の手に委ねられていく。

👤この写真は「総合スーパー」の終焉を象徴するものだ。

スマホの『盛者必衰』フォルダに保存しておこう。

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』の執筆陣に加えていただいてから2度目の登場です!

おかげさまで前回の記事「キャベツ高騰の時、スーパーの裏側では何が?」も閲覧数上位にランクインしました。これも皆さまのおかげだと感謝しています。

【前回記事→キャベツが高い(@_@)】

 

 


☝️さて今回のテーマは

【西友・ヨーカドーの衰退は盛者必衰。次は◯◯時代か?】

と題して、ダイエーやヨーカドーなどの「総合スーパー」の栄枯盛衰と、次の主役を予測してみました。

【最新記事リンク先】

 


👤私は経済評論家ではなくスーパーの元社長なので、読んでくれる方(お客さん)に分かりやすく、その上で「スーパーの中の人」はどう考えているか?を優しく解説しています。

・ヨーカドーってこのまま潰れるの?

・西友、普通にお客さん入ってるよ!

・オーケーとかロピアとか最近よくテレビで見るけど?

・いつも行ってたスーパーが閉店したけど、その後にドラッグストアが入るらしい…。最近そんなパターンが多い気がする。


☝️これが普通の消費者の感覚だと思います。

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☝️これからも毎月第2・第4金曜日に「スーパーの裏側」を紹介して行きます。おひまがありましたらぜひご覧になってくださいm(_ _)m


#皆さまの閲覧が私のモチベーションです

 

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この4月、山梨県の南アルプス市(という独特な名前の市)にコストコが開店する。

コストコにはもれなく「地域最安値」を売りモノにするガソリンスタンド(GS)が併設される。

GSだけを前倒しで開店し、コストコの会員募集を始めて開店の機運を盛り上げるなど、プロモーションもバッチリだ。

 



昔は個人のGSも多く、灯油やプロパンガスなども扱う同級生がクラスに1人くらいはいたものだ。それも今はセルフのスタンドに流れが変わり、個人のGSも全て大手傘下の看板を掲げるようになった。

さてガソリンが高い昨今、「地域最安値」となれば一般客に止まらず、運送会社など仕事で使う人たちもたくさん訪れるはずだ。給油に多少時間が掛かっても、「利は元にあり」



☝️【浜松のコストコGS開店で、地元のガソリンスタンド70店が閉店の衝撃(@_@)】

災害時に燃料を提供するなど、地域との結びつきが深い個人経営のGSがこれだけなくなっているのが現実である。

山梨県全県のGSは23年度末で「334店舗」で、10年前から24%も減少した。最寄りの店まで15kmの地域もある。そしてコストコのGSがやって来る…。

👥『ガソリンはライフライン!』 
でも値段が安くて助かるから、個人のスタンドが潰れてもそれは仕方ない。

(救急車もライフラインだが、コストコ渋滞で通れなくなるのも仕方ない?)

☝️災害時に食料の提供協定を結んでいる地域の商業があっても、コストコができた方が街が活性化するから潰れても仕方ない。それは経営者のスキル不足だから仕方ない。自分が不利益になるのは嫌だけど?

※まあ欲が絡むと、人は冷たくなれるものである。

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この地元紙の記事では、浜松の事例から学んだように「値段で勝負してはいけない。

差別化を図りながら『地域密着』で生き残りを考えるべき」と説いている。

👤おいおい、そんな「お題目」なんかどうでもいいんだ!

☝️コストコが出て多大な影響を被る商店街に対しても同じことが言われる。

・コストコの商品は大容量だから、小分けで販売して対抗せよ

・地の利を活かしてコストコとの差別化を!

・始めはコストコに行っても、お客さんはすぐ飽きてまた元に戻るさ

・交通渋滞を嫌う人も多いから、すぐに落ち着くはず

・店舗が広過ぎて、高齢者は買い物に疲れてしまうから行かないよ


👤まあ大学の先生とか、行政職員、経済団体の天下り幹部なと、「所詮他人事」感満載のコメントが並ぶ。

とんでもない被害が起きることが分かっているのかい?

 

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コンビニは基本的に都会でも田舎でも「年中無休・24時間営業」を売りにして、いつでも利用できるコンビニエントな店である。

時代の流れで「マナーの悪い客」のカスハラが発生したり、強盗や詐欺まがいの犯罪の舞台になることもある。フランチャイズオーナーや働く人、そしてお客さんにとっても「安全性」の確保は経営の安定に欠かせない課題である。

☝️さてこのニュースでは、一部のコンビニのレジカウンターに「要塞」の様な『仕切りパネル』を設置して、万が一の際スタッフの安全を確保しようとするものだ。

加えて入口の「自動ドア」も時間帯によってゆっくり開閉するようにして、(犯人の)逃走を少しでも妨げようとする仕組みも導入した。

 



☝️この「防犯システム」は、ALSOKとLIXILが3年をかけて開発したものだそうだ。

海外ではスーパーの入口には、銃を携行したいかついセキュリティが立っていたり、万引き防止のために「手荷物預かりカウンター」がある。

👤「私は悪いことなんかしません!疑われることは当然なのでカバンも預けるし、警備員がいてくれた方が安心できる」→『性悪説』の社会に生きるとこれがデフォルトになる。

☝️さて、このコンビニ(セブンイレブン)に皆さんが行きたいかどうかはまた別問題である。

 



凶悪犯罪の発生率から考えれば、この「要塞パネル」は「万々が一」の時以外は、ただのパーテーション(仕切り)でしかない。

となればほぼこの要塞の役割は「カスハラ」や「酔っ払い」の客からスタッフを守るために設置することということか?

深夜「ワンオペ」の際、変な客に絡まれたスタッフをこの仕切りで守ることができ、イチャモンつけても無駄だと思ったカスハラ客が大人しく帰ってくれたらそれで良し?

それにしちゃお客さんとの「距離感」を感じざるを得ないデザインである。刑◯所の面会(正式には「接見」w)部屋に見えてしまうのは私だけであって欲しい。

☝️防犯は最優先事項である!

でも私はセブンイレブン本社の人間ではないので好き勝手に言うけど…

👤【もう24時間営業をやめたらどうでしょうかね?】

 

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スーパーを長く経営していると、「これって季節需要とか言ってるけど絶対便乗◯上だよな?」とか、「また恒例の『品不足アピール』?」などと(口には出さなくても)つい疑うクセがついてしまう。

クリスマスの時期には「鶏肉」が、月見バーガーの販売と同時に「玉子」の相場が上がるみたいなものである。

確かに根拠はあっても、その時期が過ぎればまた相場は落ち着くものだった。

☝️そんな中この記事は、「玉子の値上がりが定着しちゃって、正月明けから約4割も値上りしている」と伝えている。

“物価の優等生”なんて言われると、昭和の時代から値段が変わらない「称号」でもあり、生産者にしてみれば、あまり嬉しくない状況だろう。(お米だって去年までは「超優等生」だったのに…)



👤私も偉そうに「上がったものは下がる!」「生産者に還元されない値上げは許せない!」などと言ってきたが、どうやらこの値上げの波はこれまでとは違う気がしている…

「もうこの先値段が下がる食品は無いよな…」

「もし安いものがあっても、
①品質が落ちるか、
②生産者や納入業者を泣かせているに違いない」


様々な要因でモノが値上がりし「物価高」となり、連れ立って人件費や給与も後追いで上がっていく。

まあこれが経済成長とかいうモノなのだろうが、着いていけない人もたくさんいるはずだ。(いや、そんな人の方が多いかも?)

☝️今、そんなお客さんの支持を集めている店は「ディスカウントストア」である。ドラッグストアにせよスーパーマーケットにせよ、いずれも「低価格」を売りにしている店ばかりだ。

「買い物に豊かさを!」とか「モノを売るよりコトを売れ!」などの「エンタメ要素」を売りにする店は、いわゆる「高級スーパー」を筆頭に苦戦している。

そんな状況を鑑みると、「日本は決して豊かになってる訳じゃないよな…」と、1パック200円以下で買えなくなった「玉子」を見て、そう思うのです(^^;

#エッグショック 
#アメリカでは12個入りで1500円以上も