どんな子育てしたい？と聞かれたら、何て答えます？？
子どもにいつも笑顔で優しく関われたらいいな～
ガミガミ言わないでいつも笑顔で見守っていたいな～
思う方が多いと思うのですが、
私が思うに
子どもを育てるって、
笑顔ばかりでは
育たないと思うんですよ。
なぜなら、
人間の感情は笑顔だけでなくて、
泣いたり怒ったり
いろいろな感情がありますよね？
ということは、
その感情を経験する必要があると思うんです。
つまり、
怒られるから悲しい経験もできたり、
誤解されるから悔しい経験も
できたりするんです。
だから
次は違うことをしてみたり、
同じ状況にならないように工夫するんですよね。
お天気に例えるなら、
いつも晴れなのは、気持ちいいかも知れませんが、
雨の日がないと、
雨の日の歩き方や傘の使い方を学びません。
鬱陶しい梅雨の日や怖い雷の日があるから、
その日の過ごし方を知り、工夫をするし、
晴れた時の嬉しさがあるんですよね。
そうやって
いろいろな感情に触れる経験をすること自体が
人間としてバランスよく育つし
表現力を身に着けることだってできるんだと思うんです。
だから
笑顔になることは１つの結果であって、
それが全てになるような目標になってしまうと
苦しくなるんじゃないかな？って思うんです。
そして、
怒ったり泣いたりすることも
大事にしながら、
その感情に巻き込まれないように
自分を整えることの方が大事
だと私は思っているんですよね。
ほら、
子どもを叱っているうちに、
どんどん怒りが倍増して、
自分で自分の怒りを止められなくなることありません？？
頭のどこかでは
「もうそのくらいて止めなよ…」
とわかっているのに、
その発言を止められないどころか
言わなくてもいい事や過去のことまで
引っ張りだして言ってしまうアレです(笑)
私も何度もやったことがありますが、
感情に巻き込まれてしまうと
本当に止められないんですよね～。
いらんことばっかり言っちゃって
後悔するんですよ。
で、その状態は、
冷静さがない、
自分を見失っている状態ですよね？
その状態になると、
☑ お互い傷つく
☑ 伝えたいことが伝わない
☑ イヤな雰囲気になる
☑ 誤解が生まれる
などあまりいいことがないんです。
だから、
そこまでいかないように、
感情が出ていてもどこか冷静で
感情に巻き込まれない自分を育てるんです。
私の場合、
感情に巻き込まれてしまって
止まらなりそうな時は
まずは一旦トイレに行ったり、
別の部屋に行ったりして
子どもと距離を取り
これ以上言わなくていい距離感を取ります。
そして、1人になったところで
「なにをそんなに怒っているんだろう？怖い？
悲しい？納得していない？」
と自分の状態を考えます。
そうすると
だんだんどうして自分がその状態になったのかが
わかるようになってきて
自分のパターンが見えてきてきます。
その理由がわかって冷静さが戻ってきたら
子どものところへ行って
「言い過ぎました。ごめんなさい。」と謝ります。
そして、
自分なりにわかった理由を落ち着いて伝えています。
こうすることで、
子どもも
「感情が爆発するのは、理由があるんだな。
感情が爆発した時は、こうすればいいんだな。」
と学ぶと思うんですよね。
だから、
いつも笑顔で子どもを育てるのを目標にするのではなくて、
いろいろな経験をしたからこそ
たくさんの感情を理解できる子育てを目指す方が
健全じゃないかな～と私は思っています。
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