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花手水発祥の楊谷寺①

舞鶴自然文化園に行かなかったので
近場の紫陽花を見に行きました。
夫が「楊谷寺は(近いから)子供のころ親と何度か行った」
と言うので、
行くか尋ねたら、行かないというので、おひとり様で訪問。
まあうちはこんな感じです。

拝観料もない時代の話だと思います。

私は初めてのお参りです。

花手水発祥の地として、インスタで人気のお寺で

そのつもりで行ったんですけど、

そんなお寺じゃない雰囲気を感じました。

光明寺、善峯寺と並ぶ西山三山。

清水寺と同じ円鎮僧都の開山。

西の清水とあります。

いきなり、役行者のお像があり、

清水というより勝尾寺と同じ空気感と思いました。

勝尾寺を貼り付けようと思うも記事がみつからない!?

私書いていなかったの???

勝尾寺です⇩


花手水のイメージとは違う厳しい空気感。

水場があり、

(右下にお不動さんと役行者)

 

不動明王と矜羯羅童子、制多迦童子

 

花手水です。

住職の奥様が始められたと、テレビで見ました。

 

♡が置いてありました。

ない方がきれいね。

まず本堂にお参りします。

古来より眼病平癒の祈願所として信仰を集めました。

円鎮僧都がみつけられた十一面千手千眼観音がご本尊です。

image

 

建物も立派。

式台の玄関には唐破風がつき、獅子口には誰か乗ってます。

 

 

こちらにも紫陽花

吸い寄せられるように入ったのがこちら。

「独鈷水は奥」の表示。

楊谷寺には弘法大師がたびたび参詣されていました。

お堂の溜まり水で子猿のつぶれた目を洗っている親ざるを見つけ、

大師が祈祷したところ、眼が開いたそうです。

さらに祈祷し、眼病の人々のために霊水「独鈷水」にしたと伝わります。

水が汲めるようになっていたので、

持っていたペットボトルを飲み干して、お水をいただいて

帰りました。(ゆすぐ水道もあります。)

image

 

花手水は次回につづく。

祇園 花街芸術資料館

建仁寺から花見小路です。
元々は建仁寺の境内地でした。
場外馬券の売り場もこの日は空いていて、

お寺と花街と馬券売り場が混在😅

外観だけを残して、帝国ホテルが建設中。

供給過多にならないのかな?

老舗のホテルが苦戦かも。


こちらに5月15日花街資料館がオープンしました。

どんなところか一度見学しておきましょう。


都をどりの衣装が展示されていたり、


花かんざしが展示されています。

舞妓さんのかんざしは月がわり。

一年生はかんざしや化粧も違います。


このつまみ細工が素晴らしいですね。


芸舞妓さんのカゴの中身


化粧道具


歌舞練場庭園は池泉回遊式です。



東に行くほど土地が高いので、高低差を利用した滝もあります。


2階からの景色

2階では芸舞妓さんの京舞が見られたり、

写真を撮ったりすることもできますが、

それぞれ追加料金がかかります。

オーバーツーリズムで、地元の人が困って

私道は通行禁止になりました。

自分ちがバチバチ写真撮られたり、

前に人がたむろしていたら、

私が住人でも困ると思います。

知り合いは20年前に引っ越しました。

そこは今お店かなんかになっています。

地元のお商売の方は引っ越すわけにもいきませんもんね。

取れるところからは取っておこうという

心意気も感じられる資料館です。



雨が降り始めたので、出ませんでしたが、

お庭にも出られます。

沓脱石は鞍馬石かな?


面白い形の石と松

お庭も最近改修されたとかで、きれいです。

雨の日は特に緑がきれいですね。

建仁寺塔頭 西来院②

インスタをしていると、
いろんなおすすめ記事が出てきます。
英国王室のインスタに天皇皇后両陛下が上がっています。
私もちょっと気になりましたが、
皇后陛下がパレードの時はマスクされていました。
はやりそのことにコメントしている方がおられ、
「馬アレルギーだから、馬車ではマスクしておられる」と、
書き込む方もおり、(あーそうなんだ)
と思いました。

https://www.instagram.com/theroyalfamily?igsh=MWRrcW12dm11ODk1dg==

 

別のインスタではフィギュアスケートのメドメージェワ選手が
伏見稲荷や奈良公園で撮影したものがアップされていますね。
この方本当に日本が好きなんですね。

 

西来院の続きです。

本堂には中国のアーティスト 陳漫さんの白龍

 

 紙の継ぎ目が悪すぎて、もったいない。

 

 

 

木村尚輝さんの登竜門

阿吽の龍と鯉が描かれています。

それぞれの作品はスポンサーがいるようで、

こちらはSOUSOUとあります。

 

同じく陳漫さんの唐獅子

こちらはとらやさんの奉納でした。

絵ではみたことあるけど、本物見たことあったかな?

払子ほっす



方丈の東側庭園

 

東から南の水の流れ。。。

でいいのかな。

峨眉乗雲の庭

 

木はもともとあったようで、紅葉は苔むしていました。

検索していたら、おにわさんのサイトで

改修前の庭の写真もありました。

以前の庭も素敵ですね。

 

 

この向こうにみえているのが南隣の両足院の茶室です。




今頃半夏生がきれいなんだろうなあと思いながら、

建仁寺を後にしました。

 

 

建仁寺塔頭 西来院①

日曜日、時間が空いたので鴨川まで散歩に行ったのですが、

思いついて、そのままバスで祇園まで行きました。

財布には二千円しかなかったけど、

最近キャッシュレスでどうにかなると、わかったので強気。

 

建仁2年(1202)に創建された建仁寺は

京都で初めて建てられた禅宗のお寺です。

本堂改修、作庭が終わった塔頭 西来院せいらいいんが

春から公開されています。(7月31日まで)

 

門のところにおにいさんが立っていて

ブルーボトルコーヒーの客引きでした。

コーヒー飲みながら拝観できます。

百円拝観料が割引ですって。

私たちは左手の庫裏から入ります。

美しい門 甘露門

この日は雨が降ったりやんだりでコケがきれいです。

九華青蓮の庭

ところで向こうにみえているブルーボトルのバスは

どこから入ったんだろう?

表門しかないよね。。。

 

石組みがりっぱです。

「蘭」の寺とありますが、

シランは終わってました。

西来院を開かれた蘭渓道隆禅師の一字から

蘭だそうです。

 

こんな感じでコーヒー飲みながら、ゆっくりお庭を

楽しめました。

やさしい味の飲みやすいコーヒーです。

祇園という立地からか、

半分以上外国人だったかな。

 

本堂や書院を囲むようにお庭があり、

どこもきれいです。

中根造園研究所の作庭です。

今は足立美術館を作庭した中根金作さんの孫世代かな。

建仁寺塔頭霊源院も中根さんです。

本坊の潮音庭は北山安夫さんです。

 

こちらは楽さんの焼き物らしいです。

このお寺の中はたくさんのアーチストさんのものが展示されています。

奉納者も書かれていました。

画像がたくさんになったので、つづきます。

大徳寺三門

ブログをしていてよかったと思うこと。

昨日のリブログ、今は亡き父が登場。

忘れていたことも思い出させてくれました✨

22日

雲のきれいな大徳寺です。

 

大徳寺三門がまた開いていました。

特別公開はおわったはず。。。

というか、楼上も開いています。

 

京都古文化協会の会員向け楼上特別拝観のようでした。


 

 

楼上には有名な千利休の木像、長谷川等伯の天井龍がありますが

一般公開はまったくありません。

こちらでご覧ください。

 

京都市内では市民はお寺の中を通り道として通過するし、

修行僧 雲水さんが歩く姿は日常的な風景です。

うちのあたりは相国寺や大徳寺の雲水さんが

「ほ~(法)」と言いながら、等間隔で歩いています。

その雲水さんたちも、月に3回ほどは外出できるみたいで

普通に繁華街に行ったりします。

私も雲水さんとおぼしき集団が回転ずしに入っていく

姿を見たことがあります。

「なんでお前らこんなところにおるんや?」

と、市民に声をかけられることもあるそうです。

手巾を身に着けているので、雲水だとわかるあたり、

さすが京都市民!

 

手巾についてはお坊さんのブログが詳しく書いておられました。

 

 

雲水さんの生活は芥川賞作家で禅僧の玄侑宗久さんが書かれています。

天龍寺で修行されたそうで、

この本面白いです。