皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


先日、メンテナンスを終えたCECH-2500Bの作業の紹介になります!

以前、修理の依頼をくださったお客さまで、今回は本体とコントローラーのオーバーホールの依頼を頂戴しました。


早速分解しましたが、ホコリは少なめでした。

無線機能もOKで、ドライブの全種類のディスクが読み込むので特に問題なさそうです👍


分解を進めて基板を取り出します。CECH-2500系の基板は、JTP-001です。


CELLは、CXD2992GB(45nm)

RSXは、CXD5300A1GB(40nm)

です。


13W/mkの熱伝導シートに交換しました。


ヒートシンクユニットなどは清掃、筐体は洗浄します!


CMOSバッテリーも交換して...


組み立てたら、本体は完了です✨


続いてコントローラーのオーバーホールを行います。

マニアックなネタですが、激レアなCECHZC2J B1でした!


全分解して清掃&洗浄を行います。


バッテリー残量が0%でしたので、本体の動作確認がてらフル充電しておきます...!


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.11 作成

ご覧くださいましてありがとうございます。

PS-Customizeの渡邊です。



2025.7.14 更新

ファンテーブルをVer.6に更新しました。動作温度や消費電力の比較はこちらの記事で紹介しています。


早速ですが、残念なお知らせです笑

初期型PS3(国内モデルでいえば、CECHA00,B00,H00,Q00)に載っている90nm RSXには、後述するとおり欠陥があると言われているため、これが事実であれば非常に短命かつ確実に故障することになります。

(RSXのデータシートが公開されておらず、仕様が不明なため断定はできませんが、海外有志の実験やリバースエンジニアリング等により、ほぼ間違いないことが判明しています。当店でもRSXの比較や同様の実験をして確認しています。)

 

「欠陥がある90nm RSXはイヤ!たかがゲーム機にこんな気を遣っていられない!」というかたは、欠陥がないRSXに自力で交換するか、公式リファービッシュ基板が載った機体を入手してください。

とはいっても、RSXの生産や公式修理サービスは既に終了していますので、現存する90nm RSXの基板分の代替RSXを用意することは現実的ではなく、公式リファービッシュ基板にも限りがあるため、入手できなければ90nm RSXの機体を使い続けるしかありません。

いずれ壊れるにしても、未対策のまま使用するのは愚策だと思いますし、なによりPS1~3までが一台で出来る素晴らしい機体の個体数をできる限り維持するためにも、RSXの載せ替えによらないオリジナルの機体の延命方法を検討していく必要があります。

 

データを取った結果、総使用時間(becount)が200日(4,800時間)±50日前後RSXに起因する3034 YLODが発生する可能性が高いことがわかりました。

ただし、これは全ての機体に当てはまることはなく、RSXの種類や個体差、使用していた環境、電源投入&シャットダウン回数、プレイすることが多かったゲームの種類等によって異なります。

例えば、起動&シャットダウン回数(≒熱サイクル)が多ければ多いほど、故障までの時間は短くなると考えられます。

過去に修理した機体では、becountが100日未満であったのにもかかわらず、起動&シャットダウン回数が4000回を超えていてYLODとなっていたものや逆に起動&シャットダウン回数が500回程度でbecountが450日を超えていたものがありました。

200±50日というのはあくまでも目安とお考えください。


実験を重ねさまざまなデータを取りましたが、オリジナル基板の延命(欠陥対策)としては、
・CELL/RSXの低電圧化
・内部ファンテーブルのカスタム

が最も理に適っていると結論付けました。

これらを行うことにより、未対策の機体と比べてそのリスクをかなり低減させることができると考えられます。

 

3034 YLODを完全に対策できるわけではありませんが、間違いなく意味はあります。また、総使用時間が少ない機体なほど効果は高くなります。

逆に、総使用時間が多い機体では相対的に効果が低いといえますが、実際にどの程度延命できるかは判りません。

この点はデータが不十分なので、引き続き検証していく必要があります。

→昨年から検証していますが、2026年6月までの約1年間で3034 YLODは20台以上修理しましたが、今のところ再発の報告を受けているのは2台です。

当店へ戻ってこない機体が半分あったとしても、ほとんどの機体においては1年は再発せずに動作すると仮定しています。

手元にある検証機2台(修理から半年、3ヶ月)でもGran Turismo 6をプレイする、XMBで放置など日々テストしています。引き続き、3034復旧機の可用性を検証していきます。(2026.6.4 追記)


グリスを塗り替えても、殻割りをしても、穴を開けてファンを付けても...CELL/RSXの温度はほとんど下がりません。

メンテナンスや加工は、熱伝導率を回復させたり冷却を補助するもので、直接温度を下げるわけではありません。
結局は内部のファンが回ることにより冷却するので、これの回転数を上げたり、ターゲット温度を下げることが最も効果を発揮します。

 

ちなみに、ここでいう"総使用時間"とは、Syscon EEPROM内に記録されている正確な値です。現在のところ、これを改ざんする方法は判明していませんので、信頼するに足る値であると考えます。

→SW系Sysconでは、HEX値を書き換えて改ざんできる可能性があります。(2026.6.4 追記)


*ただし、bringupとshutdownの回数に著しい差がある場合は、値が正確でないおそれがあるため、注意が必要です。(不適切なシャットダウンの場合は、その間の起動時間がbecountに加算されないようです。)

 

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。👇

 

・CELL 標準(CECHA00,COK-001)

グラフの各値は、

TempDステップの下限温度

TempUステップの上限温度

trp温度上昇の計画画面が表示される温度

tshutdown強制的に電源を切る温度

です。

TempU,TempDの温度以上または以下になると、次または前のステップに推移します。

ステップは、20〜100%まで10段階(p0〜9)となっており、20%がp0、25%がp1、28%がp2と続き、100%がp9となります。

 

CELLにおいては、標準の値では73.9°Cまで最低回転(20%)を維持し、74°Cになると25%に上がります。

25→28%に上がるには、温度が75°Cになる必要がありますが、逆に28→25%に下がるには、61°Cにならないといけません。

CELLの値以外にも言えますが、標準のファンコンでは全体的にTempUの値が高めに設定され、TempDはその前のステップのTempUより低く設定されています。

 

値を見る限りはターゲット温度を高めに設定することによりファンの回転数を低くして、温度が下がった後もその変動を極力抑える≒静音性重視であると考えられます。

 

当店のメンテナンス品や修理依頼品においては、以下の4点を基本に静音性を維持しつつ積極的にファンの回転数を上げて温度を下げるようこの値を書き換えております。

 

1. 最低回転数を20%→25%に変更

2. ステップ全体の上限温度を引き下げて、標準のファンコンで動作させたときよりも動作温度が上がらないように調整

3. TempUと次ステップのTempDの値を揃えて無駄な温度の上下をさせず、かつ温度変化に応じて速やかにファン速度が変わるように変更

4. 各ステップのファン速度を変更して冷却を強化しつつファンの回転音にも配慮

 

これをすることによって、後述する90nm RSXの欠陥によるYLODの発生リスクを下げ、また機体の寿命を延ばすことができると考えています。

 

それでは、CELLのカスタムした値を見ていきましょう!👇

 

・CELL カスタム(for COK-001)

・p0の温度を74°C→55°Cに変更

・各ステップの値を刻んでファン速度を細かく調整

・平均的な動作温度を考慮して、28.2%~28.6%は温度の範囲を拡大(63~76°C)し僅かな温度変化でファンが唸らないように調整

・最大許容温度は85°Cで変更なし

 

オリジナルの機体(12.8W/mkのグリスへの塗り替え、1.2→1.1750Vに低電圧化)でこの値を適用したところ、動作温度は以下の通りでした。

The Last of UsやGT6など、高負荷なゲームをプレイしているときは基本的に70°C以下で収まっていましたが、一時的に70°Cを超えることがありました。XMB待機時は55〜60°C前後、その他HD画質のゲームやPS1ソフトのプレイ時は〜65°C前後でした。

*室温25°C前後の環境で検証

 

標準の値では、電源ON→XMB待機時で74°Cまで上昇し、ファン速度が25%になると68°C前後まで下がりました。

標準の値と比べると、高負荷時の温度差は5°C前後ですが、低負荷時は10°C以上の差が生じることがあります。

カスタムしたファンコンにおいては、XMB待機時に最低回転で74°Cまで上昇してからファン速度が上がって温度が下がるのではなく、ファンのステップに合わせてゆっくりと温度が上昇して55〜60°C前後を維持し、無駄な熱サイクルを防止します。

なお、CELLについては信頼性に問題はありません。

 

続いてRSXです。👇

 

・RSX 標準(CECHA00,COK-001)

RSXの値は、ご覧の通り各ステップの温度がかなり高く設定されています。動作中、RSXのパターンに当たってファンの回転数が変わることは基本的にありません。

 

例えば、20→25%に上がるには83°Cになる必要がありますが、ほとんどの場合はその前にCELLが74°Cに到達するため、CELLの温度上昇によりファン速度が25%に上がります。その他のステップも84~95°Cに設定されているため、25→28%、28→30%と上がる際も同様にCELLの上昇によってファン速度が上がることが多いです。

室温等にもよりますが、RSXは65〜80°Cくらい(RSXのパターンにギリギリ当たらない温度)で推移します。

この温度自体は問題にならないのですが、90nm RSXには"バンプゲート"と呼ばれる欠陥があるとされているため、70°Cを超える(65°Cから要警戒)ことがソルダーバンプに致命的なダメージを与える恐れがあります。

 

・90nm RSXの欠陥、バンプゲートについて

CECHA,B,H00に採用されている90nm RSXには、製造上の欠陥があると言われています。

この欠陥は"バンプゲート"と呼ばれ、2005〜8年に製造されたNVIDIA製GPUをはじめとする多くの製品が影響を受けました。

RSXはNVIDIA GeForce 7800 GTXのカスタム品であるため、例に漏れずこの影響を受けていると考えられます。バンプゲートを引き起こす最大の原因は、採用されたソルダーバンプとアンダーフィルの組み合わせが不適切であったことです。

仕様は公開されておりませんが、90nm RSXのソルダーバンプは"高鉛はんだ"を採用し、アンダーフィルには"低Tgアンダーフィル"(Tg=ガラス転移点は70℃)が採用されている可能性が高いです。

高鉛はんだと低TgアンダーフィルではCTE(熱膨張係数)や硬化挙動が大きく異なるため、熱サイクルによる膨張と収縮で金属疲労(クラック等)が生じる恐れが高くなります。

高鉛はんだは柔軟性があるため割れにくいですが、はんだ付け部の周辺に応力が集中しやすい傾向があります。低Tgアンダーフィルは、比較的低温(RSXの場合はTgが70°C)で軟化するため、Tgを超えた熱サイクルを繰り返すとアンダーフィルの封止性が劣化するとともに、その応力を緩和できずバンプが剥離したり、クラックが生じることがあります。

材料セットのミスマッチによりダイとパッケージ接合部の信頼性が著しく低下し、結果的にYLODを引き起こす恐れが高まります。

 

*ただし、全ての90nm RSXに欠陥があるわけではなく、CXD2971B1GBという90nm RSXは、2009年製(65nm RSXと生産時期が同じ)でアンダーフィルが改良されていると言われています。

→CXD2971B1GBに換装されたリファービッシュ機は5台手に入れましたが、いずれも動作するか1002 YLODで3034 YLODが発生している機体はありませんでした。今後、詳しい記事を作成予定ですが、アンダーフィルが改良されている可能性は高そうです。

CECHH00で採用されているCXD2971-1GBに換装された機体については、3034 YLODが発生していたものがありました。

確認できた範囲で、CXD2971GB、CXD2971BGB、CXD2971DGB、CXD2971-1GB、CXD2971AGBは全てアウト(ただし、2971GB以外は2971GBよりもアンダーフィルの充填量が若干多いように見受けられるため、その分やや高耐久な可能性がある)で、CXD2971B1GBのみバンプゲートの影響を受けていないと考えられます。(2026.6.4 追記)

 

関連する研究レポートなどを参照すると、Tg以下で使用した場合は接合部の信頼性や寿命に大きな影響を与えず、Tgを超える温度サイクルで使用した場合では急激に寿命が短くなる傾向が見られるとのことでした。

 

まとめると...

・ソルダーバンプ(高鉛はんだ)とアンダーフィル(低Tgアンダーフィル)の相性が悪い。

→ただしTg以下で使用すれば、信頼性に大きな問題は生じない。

・Tgが70°C=70°Cを超えるとアンダーフィルが軟化し応力を緩和する能力が失われる。結果的に接合部の信頼性が低下する。

→RSXは70°Cを超えることがしばしばあるため、YLODの発生リスクが高まる。

 

つまり、安全圏と考えられる65°C未満で動作させれば、材料セットのミスマッチによるバンプ等への負荷や悪影響を理論上かなりの程度まで抑えることが可能ということです。

 

Tg-10~20°C=50~60°C以下で維持するのが理想ですが、これではゲーム中の静音性を大きく損なうことが予想されます。

現段階では64°Cを目安として、高負荷時もそれ以下で推移するように以下の通り書き換えました。

 

・RSX カスタム(for COK-001)

・p0の温度を83°C→45°Cに変更

・RSXの最大許容温度を70℃(アンダーフィルのTg)に変更

・trp(警告画面表示)を69°C、tshutdown(強制電源断)を70°Cに設定

・基本的には安全と言える64℃以下で動作するように調整

・28.6~50.1%までは2°C刻みとして、Tg-5°Cを極力維持するようにファン速度を調整

・低負荷時の平均的な動作温度を考慮して、28.2%は温度の範囲を拡大(51~59°C)し僅かな温度変化でファンが唸らないように調整

 

オリジナルの機体(12.8W/mkのグリスへの塗り替え、1.2→1.1750Vに低電圧化)でこの値を適用したところ、動作温度は以下の通りでした。XMB待機時は50°C前後、その他HD画質のゲームやPS1ソフトのプレイ時は45~55°C前後でした。

FHD画質のゲームやThe Last of Usのプレイ時は55~63°C以下で推移していました。

室温等により、高負荷なソフト(GT6、The Last of Us、GTA5など)をプレイすると65℃(警戒域)以上になる恐れがあります。

*室温25°C前後の環境で検証

 

標準の値では、電源ON→XMB待機時で78°Cまで上昇し、ファン速度が25%になると60°C前後まで下がりました。

CELLが74°Cに到達するのに時間がかかるほど、RSXの温度は上昇してTgを超えるおそれが高まります。

カスタムしたファンコンにおいては、XMB待機時にファンのステップに合わせてゆっくりと温度が上昇して50°C前後を維持し、無駄な熱サイクルを防止します。

 

最後にSB(South Bridge)です。👇

 

・SB 標準(CECHA00,COK-001)

標準の値は上の通りです。

SBが原因の3034 YLODも稀に発生しますが、致命的な欠陥があるわけではありません。

以下の通りカスタムしました。

 

・SB カスタム(for COK-001)

・p0の温度を60°C→40°Cに変更

・p4までの温度を引き下げて、高温で動作することがないよう調整

 

サーマルパッドを付け忘れることがない限りは、SBのパターンに当たってファン速度が上がることはないかと思います。

カスタムしたファンコンの環境下では、40~55°Cで動作しました。

 

ファンコンについての解説は以上です。

 

VDDC低電圧化については、今後新たに記事を作成する予定ですが、少し触れておきます。

VDDC(コア電源)の標準電圧は1.2Vで、90nm CELLが実効1.22V前後、90nm RSXは実効1.20V前後となっています。

動作に影響が出ない範囲でVDDCの電圧を下げれば、コアの発熱を少なくして消費電力も低減させることができます。

ただし、電圧を下げすぎると正常に起動しなかったり、負荷をかけるとフリーズ、画面にノイズが入る等の不具合が発生します。

 

これをファンコンのカスタムと併せて行うことによりファンの回転数を抑えつつ5~10°Cほど動作温度を下げることができます。

ファンコンのカスタムだけでも標準よりは温度が下がりますが、低&高負荷時のファン回転数が高くなる(ステップが+1段階)うえ、高負荷時にRSXが64°Cを超えてしまうことが多くなります。逆に低電圧化のみでは動作温度が1~2°C下がるのみですが、カスタムしたファンコンにおける低&高負荷時にその1~2°Cの差が大きく影響します。

 

また、標準と低電圧化済(1.1625V)では、低電圧化済のほうがXMB待機時比で10Wほど消費電力が低いです。

リファービッシュ基板ほどではないですが省エネです笑

 

最近は、CELL/RSXともに1.1625V(実効電圧はCELL/RSXともに1.14V前後)で行っています。

*本記事用にデータを取った機体は1.1750Vに設定していますので、若干の違いが生じるかもしれません。

 

基本的に製造年が新しいほど電圧を下げられる傾向がありますが、2006年製のCELL/RSXの下限(個体差に関係ない下限)を突き詰めたいと思います。

RSXはもう少し下げられる気がします…

→2026年6月現在、ほとんどの個体でCELL/RSXともに1.09〜1.14Vで動作することを確認しています。

いわゆる"当たり石"だと1.0V台で動くもの、1.0Vを切れるものがあります。


ヒートスプレッダの刻印が黒色のCELL(いわゆる黒CELL)は、標準の電圧が1.14Vでした。

もしかすると、単に刻印が違うだけでなく、電圧にも差があるのかもしれません。

→個体差によるものと思われます。基本的には1.20V前後です。(2026.6.4 追記)

 

以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨

 

 

2025.6.8 作成

2025.8.31 加筆・修正

2026.6.4 加筆

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


2週間ほど前になりますが、某ECサイトで購入した新品のRSXが届きました!

梱包は非常に丁寧ですね👍

ティッシュ1枚で包む業者とは違うなぁ...笑


出品者は、発送前にわざわざ梱包の写真を送ってきてくださいました。






新品といいつつ明らかな中古を送ってくる悪質業者とは違い、この業者は当たり🎯だなと思いました笑

業者曰く、PS3の生産工場で余ったデッドストック品とのことです。


型番はCXD5302A1GBで、CECH-4000系に使用されていたRSXです。

CECHA00などの40nm RSX化のために購入しました!

はんだボールは鉛フリーっぽいので、リボールする必要がありそうですね〜


またのちほど...!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.7 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


久々の投稿です...笑

最近ネタに困っておりまして...とりあえず先月末に行ったCECHA00のメンテナンス&修理作業をサクッと紹介したいと思います!


早速開けます〜👇

ホコリはそれなりって感じですかね...?

まだマシなレベルだと思います👍


基板を取り出して掃除し、RSXの殻割りを行います。


もちろんCELL側も...


グリスを拭き取り、電子部品洗浄剤で綺麗にします。


CMOSバッテリーはギリギリ動作するレベルの電圧ですが、交換した方がいいですネ〜


RSX側のプロードライザはPanasonic製SP-Capに交換!

ファンコンカスタム(Ver.4)+CELL/RSX VDDC低電圧化も抜かりなく行います。


筐体は洗浄し、各種パーツも綺麗に清掃しました✨


動作もバッチリです👌


組み立てて作業終了!!


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.30 作成

皆さまこんばんは🌙
PS-Customizeの渡邊です。


だんだん記事の書き方が雑になっているのは気のせい....ではありませんね...笑

それはさておき、先日修理を終えたCECHB00の作業内容をご紹介します!


残念ながら、この機体はGLODでしたので基板交換となりました...

新たな基板は、becountで総使用時間が5日のもので、型番は1-871-868-22です。

90nm RSXの欠陥によるYLOD対策のため、CELL/RSXの低電圧化ファンコンのカスタムを行います。

*CELLに欠陥はありませんが、どちらも下げることによって10Wほど消費電力を削減できます。


低電圧化とファンコンのカスタムについては、やり方は解説しませんが、これらが重要な理由は近いうちに記事にします。


プロードライザの劣化によるYLODも対策するため、CELL/RSXの両側のプロードライザを交換します。


CELL側は、Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9
RSX側は、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R
にそれぞれ交換しました!

CMOSバッテリーも0V近くでしたので、3.0V以上の純正品に交換...!

CELLは、CXD2964GB('06年製)
RSXは、CXD2971DGB('06年製)
です。

BDドライブは、全てのディスクを読み込んだので流用しましたが...

ピックアップレンズの平行移動時にギー」「ガガガガ」という音がする(レールのグリスが完全に落とされていた)ので、新たにグリスを塗布しておきました。

ネジが黒色→銀色に変わっていたり、テープが剥がされているなど、一度分解されているかと思います。

ピックアップレンズを交換したのでしょうか...


オーバーホールも終えて組み立てる前の様子です!


組み立てて...動作確認をして...完了!!

以上で作業は終了です!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.4 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


先日修理を終えたCECH-3000Bの作業内容のご紹介です。


不具合の内容は、8002F1F9アップデートループです。

何度繰り返しても👆の画面が出て正常に起動できなくなります...

(実は修理せずに抜け出す方法もあるのですが、今回は割愛します...笑)


早速分解しました👇

ホコリは"そこそこ"という感じですね〜

ネジを外していき、基板を取り出します。


CECH-2000〜3000系で発生する8002F1F9アップデートループは、9割方RT8057GQW(レギュレーター)の故障です。

1.8V回路の電圧を計測したところ、0Vでしたので間違いなさそうです。


基板をしっかり予熱した後に取り外して...


ペーストハンダ(有鉛)を塗布します!

鉛フリーはんだは大嫌いです笑


一旦チップを実装せずに溶かして...


その後、新しいレギュレーターを載せます!

修理前後で大きな違いはないかと思います!


修理後に動作確認したところ、アップデートループは無事に解消され、無線接続もできるようになりました✨



*余談タイム

CECH-3000Bの基板は、KTE-001というものです。


XDR DRAMはELPIDA製(国産ロット)でした!


CELLはCXD2996GB

RSXはCXD5301A1GB

です。


閑話休題...


オーバーホールも終えて組み立てます!


BDドライブのシールドやスイッチユニットの光沢部分も輝きを取り戻しました笑


組み立て完了です!

筐体も綺麗になりましたネ✨



というわけで、以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.31 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


昨日終えた、DECHA00Jの修理作業のご紹介です!
DECHA00Jは、いわゆる"開発機"と呼ばれるもので、正式名称はデバッギングステーション(DEBUGGING STATION)です。
一般での購入はできず、ゲームソフトの開発メーカー等で使用されていたものです。

BANDAI NAMCOで使用されていたようですネ!


天板にはTESTと印刷されています。


一度YLOD(3034)で修理したとのことで、アルミテープが貼付されていました。

今回は、ファン爆音シャットダウンRLODの修理をします。


前回の修理では、リボールかリフローをしたようです。


-12基板で、CELL,RSXともに2007年製です。


XDR DRAMはELPIDA製(国産ロット)です。


CELLはCXD2964AGBでした!


ファンが爆音になる原因は、ほとんどの場合CELLのヒートスプレッダとダイ間のグリスの劣化によるものです。

殻割りしてグリスを塗り替えました!


シャットダウンRLOD(シャットダウン時に赤点滅で電源が落ちる不具合、A0901001)は、CELL側のプロードライザを交換することで改善します。

Panasonic製SP-Cap EEF-UE0E471ERに交換しました!


RSX実装側の2個は吉満さんにお任せして...笑


RSX裏側のプロードライザ2個をPanasonic製SP-Cap EEF-GX0E471Rに交換いたしました!


プロードライザに貼付されていた遮熱シール?は、前回修理時の加熱によりヒキガエルの皮膚のような状態でしたが、一応貼付しておきました...笑


電源ユニット側面の無線アンテナ線の固定テープは破れていたため...


新しいものに交換!


修理後も安心してご使用いただけるよう、90nm RSXの欠陥による影響を最小限に抑える処置(詳しくは吉満さん経由でお伝えします。)もさせていただきました!


また、システムソフトウェアは4.30(DEX)でしたので、吉満さんとも相談のうえ、最新?の4.81(DEX)にアップデートさせていただきました。



動作確認をしたところ...

・起動OK!

・ファンの動作OK!

・ディスク読み込みOK!

・シャットダウンRLODの発生なし!

問題なさそうです


近日中にPLAYSTATION.FACTORYにお戻しして、最終仕上げ&組み立てをしていただきます!


以上になります。

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.27 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


連投させていただきます...笑

またまた先日完了した修理&メンテ依頼品の作業のご紹介です!


早速分解します!

ホコリはうっすら堆積している程度ですね〜


うわ、RSXにフラックス痕!!

リフローしたな〜?

という冗談は置いておいて...

RSXがCXD5300A1GBに換装されているリファービッシュ基板ですね!


エラーログを取得すると、2120→2203→1002の複合エラーです。

リファービッシュでこのエラーが出ていれば、ほぼ間違いなくRSX側のプロードライザの劣化です。

(A000〜030ですので、1秒未満のYLODになります。)


お客様からのご要望もあり、CELL/RSXの両側を交換いたしました。

CELL側は、Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9

RSX側は、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R

にそれぞれ交換しました。

YLODは直りました!


その後、筐体の清掃やファンの交換を行い...


組み立てて作業終了!


とりあえず作業のご紹介は以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.22 作成

皆さまこんばんは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


本日投稿するネタは、先日完了した修理&メンテ依頼品の作業です...!


早速分解してみると...

かなり綺麗な状態ですね!✨


基板を取り出し、グリスを拭き取りました。

-12ボードですね〜


エラーログを取得すると...

A0801002でしたので、RSX側プロードライザの劣化が濃厚ですね〜


ササッと交換します!


使用する代替コンデンサは、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471Rです。

YLODは無事に直りましたので、メンテナンスに進みます!


グリスを再塗布して...


筐体の穴あけ+ファン取付加工も...


完成!!


上下ファンの取付とCMOSバッテリーの外付け化を行いました!



ということで、この機体は以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.22 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


まともに投稿するのは1週間ぶりくらいになるでしょうか...?


早速ですが、記事を連投していきます笑

まずはこのネタから...!👇


当店では、プロードライザの代替コンデンサに高品質&高信頼なPanasonic製のSP-CapまたはPOSCAPを採用しております。

左下から順番に

・Panasonic SP-Cap EEF-KX0E471RB

2.5V、470μF、3mΩ、125°C 5500時間

・Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R

2.5V、470μF、3mΩ、105°C 2000時間

・Panasonic SP-Cap EEF-UE0E471ER

2.5V、470μF、12mΩ、105°C 1000時間

・Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9

2.5V、330μF、9mΩ、105°C 2000時間


RSX側に使用する代替コンデンサは、修理依頼品においてはKXGXシリーズを...メンテ品の製作ではGXUEシリーズをそれぞれ使用しています。

UEシリーズについての説明は割愛し、記事の最後の方で少し触れます。)


KXシリーズについては、単価が高く一度に大量入荷はできない(一注文で50〜100個程度)ため、ご依頼の時期や在庫状況により、お応えできないまたはお時間を頂戴する場合があります。


なお、KXGXシリーズの違いは寿命のみとなり、基本的に性能や特性は同じです。

GXは105°C 2000時間であるのに対し、KXは125°C 5500時間となります。


アレニウスの法則に基づき「常時65°Cの環境で24時間使用」したと仮定して推定寿命を計算すると、

GXシリーズでは...

温度の差から指数を算出:(105-65)÷10=4

寿命(時間)を算出:2000×2^4=32000

時間を年に直す:32000÷24÷365=3.652...

ということで、約3.6年


KXシリーズでは...

(125-65)÷10=6

5500×2^6=352000

352000÷24÷365=40.18...

ということで、約40.1年


温度は少し高めに見積もっていますが、KXシリーズではこのような条件下でも40年持つ計算になります笑


寿命の話はさておき...


CELL側はA0901001(いわゆるシャットダウンRLOD)が出ている場合にのみ交換し、基本的にPOSCAPを使用しています。


KXシリーズより上の製品(TXシリーズ 135°C品)もあるのですが、残念ながら「2.5V 470μF 3mΩ」の要件を満たす製品はありません...

TXシリーズでプロードライザを代替できるコンデンサを挙げるとすれば、EEF-TX0E391RB(2.5V、390μF、3mΩ、135°C 5500時間)が最良だと思います。


390x4=1,560μFですから、0E128等のプロードライザ(1,200μF)を置き換えるには問題なさそうですね!


470μFでも支障はないかと思いますが、静電容量が低いほどESLが下がる傾向にあるので、敢えて330〜390μFを採用するのはアリかもしれません。

(SP-Capクラスになると、そもそも低ESLなので、気にする必要は皆無だと思います笑)


余談ですが...

はんだにもこだわっており、gootのSD-64を使用しています。

Sn(60)+Pb(37.5)+Ag(2.5)の構成で、少量の銀を含有しています。

銀を含んでいるので、ぬれ性や拡散性、温度サイクル耐性、クラック耐性にも優れています。

接合部の信頼性が高くなるので、余計な抵抗やノイズが発生しにくくなり、長寿命化が期待できます。


最後に実装例を載せて終わりにします👇


・SP-Cap EEF-GX0E471R

各種マザーボードに実装されているSP-Capといえばこの製品です。PS3にも採用されています。

見た目が同じような中華のパチモノも出回っています...


・SP-Cap EEF-KX0E471RB

高級感があって一番カッコいいです✨

サーバーなどの常時稼働システムや信頼性が求められる環境で採用されるコンデンサです。一般向けの製品でこれが採用されている例はないかと思います...


・SP-Cap EEF-UE0E471ER

SP-Capの中でも初期の製品で、既に生産が終了しているコンデンサです。

現行製品と比べると劣る点は多いですが、一般タンタルコンデンサよりは信頼性が高く、安定した性能を持っています。

厚さが4mmですので、写真のようにCELLやRSXが実装されている側に取り付ける必要があります。


・POSCAP 2R5TPE330M9

グラフィックボードで見ることが多いコンデンサで、PS3のFBVDDQライン等にも採用されています。

タンタルコンデンサの一種ですが、ポリマー自己修復機能等により安全性を確保しています。


ということで、このネタは以上!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.21 作成