皆さま、おはようございます☀️

PS-Customizeの渡邊です。


本日は、2台の機体を修理&メンテナンスする予定です。


その間に3034基板のベーキング作業(125°C 2時間半)を行います✨


今は杪冬〜春の湿気が少ない時期なのでいいのですが、梅雨〜夏は最悪ですな...

時期や湿度により、8〜最大24時間行います。



水分をしっかり蒸発させないと、ポップコーン現象(加熱中に"パチッ"と破裂音がしたり、基板の水分が蒸発して層が剥離し膨らんだり...)が起きて基板がダメになってしまいます。


-22(1-871-868-22)基板は地雷と言われているので、今回は実験として90nm RSX(CXD2971GB)に交換します。(新品のCXD5301DGBも数が少ないので...笑)


"RSXとEE+GS間I/Oが原因のPS2起動不良"の修理にも有効かもしれませんネ!


ちなみに、リボールまたは90nm→90nmへの交換は根治修理にはなりませんのでご注意を...

90nm RSXは、NVIDIA系GPU バンプゲート/不良アンダーフィル問題の影響を受けていると考えられているためです。(RSX自体に欠陥があります。

*バンプゲート/不良アンダーフィル問題の詳細については、今度記事にします。


もちろん、3034にも原因が複数あるため、基板とRSXパッケージ間のはんだボールのクラック(3034の原因とされている)は必ずしも間違いではありませんが、大多数はRSX自体の欠陥によりYLODとなっている恐れがあります。


よって、3034の確実な修理方法は、

バンプゲート問題の影響を受けていない65/40nm RSXへの交換

と考えられます。


余談が長くなってしまいましたが...笑

今から頑張るぞ〜٩( 'ω' )و


また後ほど...!!

ご覧くださいまして、ありがとうございました🙇


 

2025.3.20 作成