YLOD=RSX自体の欠陥による導通不良やプロードライザ劣化が原因の大多数を占めていますが、他にも原因があります。

これはCECHA00のBD-400ドライブ用基板(BMD-001)ですが、5V系回路の積層セラミックコンデンサ(MLCC)が故障したためYLODが発生しています。
BDドライブの4ピン電源ケーブルを接続するとYLODとなり、接続しないと正常に起動します。
テスターで検査したところ、取り外したコンデンサのうち片方に問題があることが判りました。

 

正常品に交換し再実装したところ、無事に起動するようになりました!


似たような事例として、HDDやSSDの故障(ショート等)が原因でYLODになっているケースがあります。
最小構成で起動できるかを確認することで、メイン基板またはそれ以外のどちらに問題があるのかを簡易的に判断できます。

実際に修理する場合は、Sysconリーダーを使用してエラーログを取得するなどして、故障原因を正確に特定してから行いましょう。

 

 

※ホームページに掲載した記事の移植です。

2024.2.1 作成

2025.3.7 修正