ようやく記事の移行が終わりました✨
PS-Customizeの渡邊と申します。
これでやっとブログっぽいことができますね!(PS3関係しかネタがありませんが笑)
というわけで、早速ですが今日はPS3のディスクドライブ(BD-400)についてです。
BD-400は、CECHA00,B00に採用されているディスクドライブです。
このBD-400に搭載されているピックアップレンズは、単眼のKES-400A👇というものなのですが…
ぶっちゃけると、これの品質は良くないです。
(海外ユーザーからも"Cheap laser"などと言われていたり…)
PS2互換機能があるCECHA00,B00は今でも根強い人気がありますが、巷で販売されている機体で
「DVD系のディスクを読み込みません。」や「縦置きだとPS2ディスクが読み込みが不安定になります。」
などの商品説明を見たことがあるかたも多いのではないでしょうか。
赤点滅故障≒いわゆるYLODと同じくらい多い故障が”ディスクの読み込み不良”で、ほとんどはこのKES-400Aが原因です。
もちろん、内部的にはレーザーダイオードがダメになっていたり、レンズにひびが入っていたり…と多岐にわたります。
今回は、
”縦置きだとDVD系のディスクが読み込まなくなる”
という不具合を高確率で直す術を紹介します。
ズバリそれは、
対物レンズの交換
です!
(対物レンズユニットを交換している様子)
対物レンズユニットは、3本のネジで固定されているだけですので簡単に取り外すことができます。
フラットケーブルを取り外す際、無理に引き抜くとコネクタのプラスチック部品が折損しますので、十分に注意してください。
ホコリ等が混入しないように気を付けながら、正確に取り付けます。(位置がズレていると、ディスクを読み込みません。)
以上のように対物レンズを交換すれば直せるのですが、そもそも、横置きで問題なく読み込むということは、レーザー出力量などは正常なはずです。
ではなぜ、縦置きだと読み込まなくなるのでしょうか。
これは私見ですが…
対物レンズユニットには、オープン型アクチュエータ(対物レンズの両脇にある磁石とその回路)があります。
これは、対物レンズの位置を正確に決めたり、傾きを防止するためのものですが、劣化してくると重力に負けて、正確な位置決めができなくなる恐れがあります。
横置き時は対物レンズとその固定部品の向きが地面と平行になりますが、縦置き時は垂直になります。
垂直になると、それらにかかる力が偏るため僅かな傾きが生じます。しかし、劣化したアクチュエータは、これを正しい位置に矯正できないため、この僅かな傾きにより読み込み不良が生じていると考えられます。
ちなみに…👇
3本のネジで留まっている黒い部品は、可動式コリメーターレンズ?ユニットと思われますが、横&縦置きで”DVD系ディスクのみ読み込まない”という不具合は、これを交換することで直せる可能性があります。
ということで、本日はこの辺で…!
ご覧くださいまして、ありがとうございました🙇
2025.3.14 作成
2025.3.15 修正