◆仕事とは / 夫をコロスところだった。

仕事とは、大変なもの。

仕事とは、好きなことをする時間も削ってでもやるもの。

仕事とは、睡眠時間を削ってやらなくてはいけない。

そうしないと、認められない。

そうしないと、一人前になれない。

そうしないと、稼げない。

そうしないと・・・・・・・

先日、車を運転しながら、

私、仕事してない！！

大変だ！！

ってふと出てきたんです。

で、同時に、

私、まだ、仕事は大変なモノだって思ってる。

と笑えてきたんです。

両親が寝る間も惜しんで仕事をしてくれた時期があって、

そのおかげで私たちは不自由なく暮らせた。

どこかで私は、

『仕事とは嫌な事を我慢してやらなくてはいけない』

とずっと思っていたんだろうなと思うんです。

そして同時に、

父が寝る間を惜しんで仕事をしていた。

そして、私もそれを見習うように

睡眠時間を削って仕事をしていた。

これが仕事をするって事、

これが仕事を頑張る事

って思っていたようで。

でも、私と父が決定的に違うのではないかと推測するのが、

父は、好きでその仕事をしていた。

ということ。

もちろん、お金を稼ぐ為に

仕事が立て込んで

睡眠時間が削られていたのかもしれない。

生きていくために必死になって

働いていてくれたのだとも思う。

家族を路頭に迷わせない為に。

でも、自分の考えているものを

形にしていく作業で、

自分に妥協が出来なかった結果、

寝る間を惜しんでになったのかもしれないし、

そういうところが多かったのではないかと思う。

そんな父を見ていて、

子供の私は、

仕事とは睡眠を削ってまでする大変なこと

それが仕事をするということ

それが頑張っているということ

と思い込んだのかもしれないなと。

なので私の中で頑張っている姿を見せるというのは

睡眠時間を削る

ということだったのです。

なので、学生時代も社会人になっても

睡眠時間を削って削ってやっていた。

ヘロヘロになって、

体調崩して。

でね、これね、

好きなことをしていて没頭して

気がついたら寝るのを忘れていた

というのとは全く別物で。

今思うと、睡眠時間が少ないことが

頑張っている自分＝かっこいい自分

になっていたということ。

なんじゃそりゃ。と思うのですが。

その当時はそうだったと。

そして、今もその片鱗が残っていたというのが

先日の車の中でわかったのです（苦笑）

だって、今は睡眠しっかり取ってるもん。

なんなら、お昼寝までする時あるもん。

過去の私がみたら、

なにダラけてる！！！

頑張ってない！！！

そんなんだからダメなんだ！！！

と怒り狂うだろう。

がんばってたねぇ、私。

でね、結婚してすぐの頃、

夫を見て思ったことがあるんです。

夫はよく、お夕食食べた後など、

テレビを見ながらごろごろしながら

うとうとするんです。

それを見て私、思ったのです。

寝る間を惜しんで
何かを成し遂げよ！！！！！

と。

何を成し遂げるん？？？

というか、寝る間惜しんでって、

夫を過労死させる気かい。

と、自分で自分にツッコミました。

いまだに

自分の事をほったらかしにして

頑張ろうとするクセがあるのですが、

そういう時はきまって、

夫のその姿を見てザワザワする(笑)

頑張りすぎてるなー

無理してるのかもなー

のいいバロメーターになっています。

頑張りすぎているとき

無理しているときって

自分のナカの声が聞こえ難くなって

センサーの感度が鈍っているので、

目の前に起きているもののや

それが起きているときの自分の反応で

再確認する必要があるね。

と思うのです。

で、好きなことをやっていたとしても、

物理的に身体は疲れるので、

そういう時も

『ちょっと休みなよー』

っていうお知らせだなーと受け取っている。

日々、楽しみつつも、訓練！

あ、やっぱり頑張るの好きなんだ(笑)