今回レンタカー訪問した駅のなかでは、いちばん大きな駅、浪江駅に到着です。
駅舎は平屋のコンクリート造、中都市の代表駅クラスの立派な駅舎がありました。
駅前は、バスターミナルがあるようで、とても広かったです。
駅舎に入ってみましょう。
自動券売機があり、指定席券売機も設置されています。
改札です。
自動改札機はありません。
待合室、エアコンが効いていました。
では、ホームに入ってみましょう。
ご存じのとおり、仙台・原ノ町方面からの列車は、ここ浪江までの運行となっています。
以前、竜田駅などにあったバリアフリー仮設通路が設置されています。
駅舎側と島式ホームの駅舎寄りのホームは使用されていません。島式の外側1線だけが使用されています。
素朴な疑問なのですが、駅舎側ホームだけを使用して折り返し運行した方が、コスト的にも安上がりだと思うのですが、それをしない理由があるのでしようか?
では、仮設通路を渡りましょう。
唯一使用されている3番乗り場です。
このホーム、案内板を見ると分かるとおり、震災前から、上下線で共用できる信号設備のある配線になっていたようです。
もしかしたら、信号設備の変更をしなくてすむように、このホームだけを使用して再開したのかもしれないですね。
外側には側線もあります。
構内外側には何やらセメントサイロみたいな設備もみえますから、以前は貨物輸送も盛んだったのかもしれないですね。
こちら、休止中のいわき方面です。
ここから、富岡までは、帰還困難区域が含まれるため休止中になっていますが、2020年3月頃までに再開の見込みだそうです。
それまでは、ご覧のように浪江駅から代行バスが運行されています。
こうやって浪江駅を訪問しているあいだ、人の姿を全く見かけることができませんでした。
代行バスの時刻表です。
区間内の3駅は、いずれも通過です。
クルマでも駅舎訪問をすることはできません(2018年9月現在)ので注意が必要です。
ここから富岡駅までは、途中停車ができない帰還困難区域を含みます。
夏空をながめながら、交通量の少ない国道6号線をひたすら富岡駅に向かいます。約30分程度ですが、とても長く感じました。