2019年夏、親子留学の記録を綴っています。









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水曜日はフィリピンの祝日でレッスンはお休みです。どんな祝日かというと、「ニノイ・アキノ記念日」だそうで、アキノ元大統領のお父さんにあたる方が暗殺された日だそうです。ドゥテルテ大統領って、スタンスは反アキノだったと思うのですが、こういった記念日にはどのように過ごされるのでしょうか。8月6日や9日、15日に、心のこもっていないコピペスピーチを繰り返す某国首相のような感じなのか。それとも、死者に対してはそのスタンスは違えど敬意を払うのか(某国の場合は敬意の払い方が間違ってますがね)。これだけでブログが書けてしまいそうなので、やめておきますが、とにかくお休みです笑。
長女を連れてショッピングモールへ行きたいなぁと思っていたところ、行きたいという人が何人かいたので、連れだって行くことにしました。休日はシッターさんがお休みなので次女も一緒です。タクシー2台に分乗したのですが、降ろされた場所が違って落ち合えず、まぁお互い大人だからなんとかなるでしょ、と、結局は別行動に笑。途中、プレイパークで再会するという偶然がありましたが、全体としては我が家は、隣のお部屋のご家族と一緒にモールを楽しみました。
まずは子どものお土産探しに、その手のお店へ。3つで100ペソのキーホルダーとかを、真剣に選んでいる姿は愛しかったです。一瞬、少ないお金を持たせて値切らせるチャレンジが頭をよぎります。英語のスキルアップとしては、とてもいい機会かもしれません。しかし彼女の英語力はそれに及ばないことと、それ以上に何か失うものがあるような気がすることに思い至りました。
前提として、ものの値段は、そのものにそれだけの価値があると思ってつけられていますよね。それが3つで100ペソだったりするわけですよね。で、値切るという行為は、それが100ペソの価値に値しないという宣言ではないのかな、などと思えてしまったのです。そんな風にひねくれて考えなくても、と自分でも思いますが、私は「値段交渉」にこういうイメージを持っているのだと気づきました。そんなに難しく考えることじゃないし、交渉力や度胸、コミュニケーション力をつけることって大切だっていうのもわかります。うーん。でもなぁ。ただでさえ二束三文の土産物屋さんで、それをする意味が、自分ではうまく見いだせません。
私自身は旅先で値切ったことがあるのです。でも今になってみると、値切る必要ってあったのかなぁと思うのです。ディスカウントを要求する行為は、その商品に見合った価値ではないと一方的に決めつける、顧客側の驕りじゃないか、などと思ってしまったりして。大袈裟かもしれません。でも、自分の交渉力や英語力を確かめ、自己肯定する気持ちが全くないか?と聞かれたら、私は口ごもってしまうようにも思うのです。相手もそのつもりでいる、というのもあるかもしれないですが、私だったらそれを理由に値切られるのはいやです笑。
そして、私が値段交渉をしたのは、東南アジアの国々だけで、ヨーロッパでは値段交渉をしたことがないように思いました。ことここに思い至り、自分の中にあったかもしれない無意識の差別意識に私は恥じ入りました。だから値段交渉にマイナスのイメージがつきまとっていたのだと思います。
さらに、それを買えるだけのお金を持っているのに(お金持ちという意味ではなくて、買い物の予算として、という意味で)、できるだけ安くすませようみたいなことが、私は苦手なのかもしれません。その予算でどうしてもほしいものがあるけど手に入らない、というときにこそ交渉力は発揮されるべきではないのかな。だとすると、子どもの場合は、交渉すべき相手はお店ではなくて、(本当はそのお金を持っている)保護者であるべきだ、とも思えます。
ショッピングモールでの楽しい時間を書くはずが、大きく道をそれてしまいました。でも、よくあるチャレンジが頭をよぎったことで、自分の信じられない恥ずかしい意識にも気づけたし(私はそういう意識とは無縁だと信じていたから、穴があったら入りたいと思いました)、日本にいたら考えなかったことを考えました。お土産以上に得られたものがあったお休みだったなぁと思います。
それから断っておきたいのは、子どもを含めた、この手のチャレンジを否定したいわけではないということです。そうやって英語力を伸ばしたり、自信をつけたりすることもあると思います。それも否定しません。あくまでも、頭をよぎったあとの、私自身の考えに対する考察や内省としてお読みいただけると嬉しいです。
さて、100ペソ払ってそんなことを考えながら笑、お腹を満たしにレストランへ。ここでちょっとしたトラブル発生です。お支払のときにディスカウントになるカードを作りませんか、と聞かれました。トラベラーなんでと、最初は断ったのですが、何度か勧められるので話を聞いてみたら、簡単なショップカードのようなものだとわかり、作ってみることに。ここでカードを作るのが無料かどうかを確かめなかったのです。言い訳すれば、日本だとショップカードってほとんど無料か、100円くらいで作れるじゃないですか。そんな感じだと思って、よく読まずにカードを作りました。
チェックの時には、テーブル分をまとめて支払ったので、このくらいの金額かな、と違和感はありませんでした。ところが店を出て、お友だち家族と精算した際に金額が合わないことが判明。どうやら年会費的なものを差し引かれていました。店が悪いのではなく、確かめなかった私が悪いのですが、お店にとって返して説明し、ショップカードを解約、返金してもらいました。元通りになったのでよいのですが、ぼーっとしてたらいけないのよね、ということを改めて思い出しました。
気を取り直して買い物を再開。授乳したり、タピオカ飲んだりしながら、あっという間に夕方に。最後に、誰も並んでいないゴンチャがあったので入りたかったのですが、タピオカは1日一杯でいいんじゃない、とみんなに言われ、タクシーで帰宅しました。
その後、夕飯に繰り出すことになったのですが、子どもたちが「トライシクルに乗りたい!」と。とくにバイクの後ろの席に乗りたい~!と。レッスンでマーケットに行ったとき、乗ったようなのですよね。トライシクルにも色んなタイプがあって、新しくてちょっと広めな感じのやつに私は乗りたいのですが(狭いのが苦手なのと、抱っこしてると乗りにくそうで)、子どもらの意見に負けて、バイクの後ろに乗れるやつにしました。風をきって横向きに走るのがすごく楽しいみたいで。
保育園までの長女だったら、躊躇したと思うのです。トライシクルには乗りたがったと思うけど、バイクの後ろじゃなくて、普通の座席に座りたいと言ったと思う。小学校に入って物怖じしなくなったなと思っていましたが、この2日での変化もあったと思います。慎重だった彼女が、少しずつチャレンジの幅を広げていくのが手に取るようにわかりました。
休日はこんな風にして過ぎていきました。最初は、レッスンがなくて勿体ないなぁと思っていましたが、親子で出かけることができたので、結果としてはとてもよかったです。毎日が充実している、という長女の言葉を聞いて、何よりだとうれしくなりました。
あと2日のレッスンを残して、ここで親子留学は折り返しです。


