こんにちは、白藤(haku)です。
琉球大学名誉教授・矢ヶ﨑先生の本
『内部被曝』で放射能についてお勉強しながら
アウトプットの訓練をしております😊
さて、今回は
α線、β線、γ線について
よく耳にするこの言葉。
一体、何がどう違うのか……
言葉で説明できます?
わたしはできませんでした(笑)😅
先生の本に書いてあった図を
そのまま模写したのがコチラ⬇️
まとめてみると……
α線
一番エネルギーが多く、
人体へのダメージが強い。
粒子が重い。
固体や液体の中で進む距離は40マイクロメートル。
(1マイクロメートル=1/1000㎜)
1本のα線が飛び出して止まるまでに
10万個の分子を切断する。
β線
高速の電子。
空中で進む距離は1m
人体で進む距離は1㎝。
1本のβ線は25,000個の分子を切断して止まる。
γ線
粒子ではなく電磁波。
空中で進む距離は70m。
細胞内でも飛び、人体を突き抜ける。
原子との相互作用が弱く
距離あたりに行う分子切断がとても少ない。
外部被曝を考えた時、
α線は紙1枚で
β線は1㎝の金属板で
γ線はコンクリートや厚い鉛板で防ぐ
というのは聞いたことがあるかもしれません。
上の絵のように
外部被曝で問題になるのは、ほぼγ線のみ。
なので、放射線の測定もγ線だけになりがち💦
でも、固体(人間の体)の中はどうか?
本の中に書いてあった絵を模写したもの⬇️
外部被曝はγ線だけに気をつければ
何とかなりましたが内部被曝は全く別。
図のように
一旦体内に入った放射性物質は
3種類(α・β・γ)の放射線の影響を受けます。
(これだけでも全然違いますね……)
外部被曝で問題になったγ線。
原子との相互作用が弱いので、
分子切断があまり起こらず体を突き抜けます。
粒子ではなく波なので
電子を突き飛ばして進むのではなく
電子を振動させて進むとか。
分子切断という観点からみると
γ線はあまり得意ではないようです。
一方、
一番エネルギーが多く
粒子として重いα線は
分子切断という観点からみると
突き当たる原子の電子を
ことごとく弾き飛ばして進むため
たくさん分子切断されてしまうそうです。
(1本のα線で10万個の分子切断)
β線はα線に比べると
分子切断の個数は少ないですが
(1本のβ線で25,000個の分子切断)
γ線に比べれば、はるかに人体に影響を与える……
のだとか。
矢ヶ﨑先生が
外部被曝より内部被曝の方が
健康被害が大きい
と仰る意味がようやく理解できました😊
何となくのイメージしかなかった
α線、β線、γ線。
1つ1つ噛み砕いていくことで
繋がっていくものですね✨