10年前の京都骨董市の記事を再UPです。
骨董市は面白い!そこに通いだしたのは30年前?40年近く前か?骨董市は生きた勉強会、お宅と言われながら潜んでいるpadaにとってはストレス解消の場になります。骨董屋のおじさんと話していると、何故か人が集まってきます。そして~聞き耳を立ててるんです。何故かと言いますと、自分もそうしているからです(笑)中にはたまらなくなって議論に加わる人も・・・いい年をしているのに、頓珍漢な事を言ってるおっさん~まだ若いのに、よく勉強している若い人~様々ですが、一つ共通しているのは、客も業者も骨董&ガラクタ大好きと言う事です。八百屋~電気屋~普通の商売は、その品が好きでなくても淡々とやって行きますが、骨董は違う!その人が好きでないとできません!骨董屋=趣味家なんですね・・・ここが通常の商売と違う点です。最近~転居して京都に近くなり、簡単に骨董市に行ける距離になりました。3年続きのコロナの影響で市場も寂れたかと思ってたんですが、人の出は昔と変わりません!ですが、並んでいる品を見ますと~インパクト(目指す)のある物が少ないんです。骨董業界では、景気の良い時代には良いものが出て、景気の悪い時には、この様な物が消えるといいますので、この春ぐらいから、ボチボチ出てくるのではないかと期待をしているんですが・・・昔の骨董市はどうだったかと昔書いた記事を見直してみました。投稿したのは、ヤフーブログ・・・この時は長い長い不況から脱出したように思ったんですが・・その様な意味合いで書いてますね。10年前の記事~そっくりそのまま投稿します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2014.06.2307:59バスツアーで京都の骨董市へ①バスツアーで京都大骨董市に行ってきました。6月20(金)~22(日)までの三日間~このうち初日と日曜日にツアーバスがでます。狙いは初日の平日~さすがに乗客は年寄ばかりでした。総勢24名~4か所から乗るんですがpadaの地点からは往復10時間で、運転手2名に随行員が1名付きます。それで値段は何と!6500円です。そしてポイントが1000円で1個(100円)がつきます。6個付きますので次回600円の割引になり、何と往復5,900円になった計算になります。JRを利用しますと普通席で往復18000円&8時間、この値段の差凄いですね。バスに乗りますとギリシャ対日本のサッカーが始まっていました。padaはサッカーは全試合時間をテレビの前で見ることは有りませんが、この日は特別、バスツアーのお陰で前半の途中から最後まで見る事ができました。ワールドカップと言えばスポーツ界の世界の祭典かと思っていたんですが~この試合なんでしょうか?長い予選を勝ち抜いてきたチームがする試合ではないですね!こんなものかと思っていたら、フランスの世論は試合は無かったのと同じ、時間をロスしただけだったとケチョンケチョン、成程と思いました。さてバスを降りて会場に向かいます。随分とお年寄りもいますよ。平日の初日とは言いながら凄い人出~ようやく骨董市場にも活気が戻った感じです。padaの好きな発掘品を扱うお店。関東弁の御夫婦が、随分と見ています。お目当ては右の端の唐津!padaも横から覗きます。お目当ては一番手前の刷毛目茶碗~値段は4万5千円~最盛期から比べますとまだまだ遠い!この会場は場所代も高いはずなんですが~隅の方で、この様な物も?!別の店では、良い鉄味の手押しポンプが有りました。pada家もやがてやってくる震災に備えて、ポンプを付けようと考えたのですが、それ以前にすべきことがあると考えたら無用の物かと思ってきました。このコーナ人気があります。人が押しかけると言う感じではなく、常に誰かが居ると言う感じです。面白いものが有りました。髭徳利~本家ドイツではなくオランダで写されたもので、時代も随分とさがります。裏側に有る、手付きの取っ手が3分割されているのをつないでいます。お値段は4万5千円でした。随分と良いものを置いている、このお店主人は若い!ヘルパーも若い!ムム~10万円以下の品物は有りません!無地刷毛目の少し大きめのホツ平茶碗18万円、良いサイズの李朝堅手30万円~~志野も随分と!見るだけよと見せてもらいます。話していると、お客さんもチラホラと近寄ってきます(笑)店主も嬉しそうに話しだします。この様な客集め、市では絶対必要ですよね。最初から一寸気に成っていたのが、棚の上の蕎麦猪口でした。初期蕎麦猪口~高台付き印判手ですね。随分と数あるソバチョコの中で、百に一つ?~千に一つ?イヤ~万に一つ?その中でも、良い図案の蕎麦猪口です。所で店主さん~この蕎麦猪口~なんで棚の上なんかに置いてるの?と問いかけます!店主さん!益々~恵比寿さんの様な顔になってきました。イヤーこれは特別な物で!特別なんで棚に置いています。良いのは分かるよ!とpada~後ろには野次馬さんも増えたような気配です。店主さん、ここぞとばかり蕎麦猪口を出して、持って見てと言う様なそぶり!この様な物はpadaは持たない事にしているんですね。コンニャク印判の模様も鮮明~江戸中期ですが、状態もいいです。10万円は言うな!イヤもっと15~20万か?そして店主さん自信を持って○○万円と言いました。その途端~ホホ~と言う声が耳をかすめましたよ!出所は野次馬さんからのため息がでした。padaも驚きましたが、知らず存ぜぬで話を続けます。これ蕎麦猪口のなかの名品ですね。一寸話がそれますが、家に帰り調べました。やはり有りましたね!コレコレ「大根に鼠です」~ネットの蕎麦猪口博物館と言う所にありました。同手の物で、品質レベルにも差が無いと思います。店主さんの言った蕎麦猪口の値段は70万円でした。景気の回復~見かけだけの様な気がしていたんですが、骨董の値も随分と上がってきた様です。会場には随分と中国語、韓国語の会話が聞かれ、中国人と思える人が高い物を買い込んでいたのが印象的でした。