1515話:マッサージの技術指導について考える。 | 院長の徒然なるままに。

1515話:マッサージの技術指導について考える。

今日はこんなお話を書くことにしました。

我が治療院、というか、非常勤講師職のお仕事、
オイルマッサージの指導なのですね。

そういう流れから
マッサージスコア®の発明をして

「マッサージの質」に関してのお話をちりばめながら
講義をさせて頂いております。

特にオイルマッサージには一つのストロークのなかで
圧のメリハリが重要で、そのメリとハリの位置一つで
まったく違うマッサージになってしまうのです。

ですから専門学校でその部分を見える化して指導しているのは
今のところ私しかいない・・・。

もっとそういうところに留意してくださる先生が増えるといいなと思います。

そして、近頃感じていることを。

我が治療院では私が指導した学生さんのなかで
私の手技に関心を持って下さった卒業生が
よく練習に訪れます。

先日あったお話。

卒:先生、この流れでストロークをするとその次は
  どうしたらいいですかねえ・・・。
私:それは患者様次第なので、定型はないよ。
  勤め先ではどうなってるの?
卒:勤め先では複数の先生が同じ技術を提供できるように
  一定のルーティンを決めてるんです。
私:なるほど~。


たしかに一つの施術所、という枠があれば
その中で提供できる技術をある程度平準化することは必要。
ところが、患者様は一人一人違いますよね。

私達は鍼灸、あん摩マッサージ指圧を行いますが、

鍼には「さす」
灸には「ひねる、すえる(またはせんねん灸のように「貼る」というのも)」
という基本があります。

これは部位がどこであれ、同じ事。
まあ、それ以外にも付随的なことがあるのですが、それは今日のお話では割愛。

で、
あん摩やマッサージに関しては、

どうしても
「ルーティン」という存在があって、
その上に「オプショナルテクニック」があったり、
その他に「強弱」「遅速」「拍子」などの要素がかかわってくる。

さあ、
こういう要素を持った技術を指導しないといけません。

一方で学校の講義などでは40回なり、35回なりの
法人側で決めた指導回数があり、
その中でカリキュラムの内容を全て網羅しなければなりません。

それは大変な作業。
そこで、「ルーティン」を教えてハイさよなら、となりがちなのです。

なのに、
その先を突き詰めようという方が少ないなあ、と感じるのは
私だけでしょうか。

何となくできていればいいのだ、的な。

そういう点を踏まえ、

より丁寧な教え方ができる様にマッサージのセミナーを開始することにしました。

私の著作にあるような
シーケンシャルフォトを用いた指導テキスト、
マッサージスコア®で表現したストローク中の面圧の強弱が入ります。

そして動画ファイルによる速度への配慮。

さらに、ペアを組んだ相手とのコミュニケーションを駆使して、
実際に患者さん側としてどう感じるかの変化。

こういった情報を一気にお教えする講座。

お値段は高めの設定かもしれませんが、
興味をお持ちの方々には、是非ご参加頂きたいと思います。

5月3,4,5日、場所は池袋と目白の間、
雑司ヶ谷というところです。

詳細を詰めていますのでお楽しみに。



さて、

私、(一社)日本東洋医学系物理療法学会の理事も
お務めさせていただいているのですが、
近頃どうも仕事そっちのけで病鍼連携神奈川の立ち上げをやっておりました。

反省・・・。


そんなわけでこちらの告知を本日は行います。
(一社)日本東洋医学系物理療法学会
きたる3月21,22日の両日、筑波大学文京校舎にて
第39回学術大会を開催いたします。
どうぞふるってご出席下さい。







よろしくお願いいたします。

今日はここまで。


近いうちに
前回の病鍼連携神奈川キックオフセミナー再開催分の
アンケートについてまとめますね。

こちらはメルマガで発表します。

よろしくどうぞ。



それから、
トワテックリサーチ様にご紹介いただきました。
https://www.towatech.net/research/articles/show/275

ご笑覧下さい。




4月から「病診連携神奈川勉強会」がスタートします。
第一回目は、不肖私が講師を。
以下ご参照ください。

http://www.oiso-chiryouin.info/hospital_accu_cooperation_kanagawa.html



今日で344日連続更新中。
通算1515エントリ。



今発売中の作品のプロモ版です。ご笑覧下さい。













ヒポクラテスのことば・・・。


人生は短く、術のみちは長い。
機会は逸し易く、試みは失敗すること多く、
判断は難しい。

ヒポクラテス全集より。


拙著電子書籍のお知らせ。
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「マッサージスコア®で学ぶ
デコルテ・スカルプ・フェイシャルトリートメント
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分解写真で学ぶオイルマッサージ完全マニュアル
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「丁寧でゆったりとしたスタイル」を身につけよう [Kindle版]

ブログ左のバナーからリンクしています。
よろしくどうぞ。



勝手連的宣伝:
織田先生の統合医療講習会は以下の内容で進行中です。



お申し込みは↓↓↓

(一社)統合医療支援センター


第1回 統合医療の理念
    6月28日(金)19:30~
  終了
第2回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき1
    ~慢性疾患の病状管理 in 治療院~
    7月12日(金)19:30~  終了
第3回 関節痛の鑑別
    ~リウマチ患者を医師に紹介するとき~
    7月26日(金)19:30~  終了

第4回 精神科領域の方が来院したとき
    ~注意すべき大切なこと~
    8月9日(金)19:30~   終了
第5回 がん患者と鍼灸
    ~医師が鍼灸師に期待すること~
    9月13日(金)19:30~  終了
第6回 鍼灸マッサージ師が医師と連携するとき2
    ~家庭医との連携に必要な知識~
    10月11日(金)19:30~ 終了
第7回 腹部症状の鑑別
    ~鍼灸で診れる病態、診れない病態~
    11月8日(金)19:30~  終了
第8回 しびれの鑑別
    ~簡単な神経診察法 in 治療院~
    12月13日(金)19:30~ 終了
第9回 胸部症状の鑑別
    ~聴診器をつかってみよう~
    1月10日(金)19:30~ 終了
第10回 産婦人科と鍼灸
    ~婦人科鍼灸と西洋医学~
    2月14日(金)19:30~終了

第11回 患者が治療院で倒れたとき
    ~治療者なら知っておくべき一次救命処置~
    3月14日(金)19:30~

第12回 医療情報の取り扱い方
    ~理解できるEBMの実践法~
    3月28日(金)19:30~


_____________________
医師の目線の統合医療の講演とは異なり、
戦略的に「鍼灸マッサージ師が」どうすべきか、をレクチャー。


席に余裕がないので、急いでお申し込みして下さいね。
※昨日、織田先生の計らいで

学割が設定されました。
学生さんは初回入会4000円、講義4000円のところ
入会1000円、講義4000円と何と!

3000円もお得!!


お早めに~。

来年度からは
仙台、大阪、東京、福岡、名古屋で
織田先生の講義ははじまります。
我々が学んできた内容を年間4回にまとめて講演されることが決定されました。

是非皆様もお受け下さい。




酒;昨日は泡盛を3杯ほど。
腹筋;サボっちゃいました。
スクワット:サボり中。


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