美容鍼灸をテーマに行われた現代医療鍼灸臨床研究会(その11) | 院長の徒然なるままに。

美容鍼灸をテーマに行われた現代医療鍼灸臨床研究会(その11)

昨日は患者様の合間で英語漬け・・・(泣)。

いずれも発声しているわけではないのですが、
一つは論文の英文アブストラクト、
(これは必須というわけではないの)

もう一つはフランス人との英語でのメールのやりとり。

とても丁寧な対応をしてくれたので
嬉しくて追加してしまいました(苦笑)。


まあ、そんな風に脳みそが変な風に煮えちゃいました。

_______


さて、この連投エントリも11回ですか(笑)。

思えば私のレポート、実際に講演をしていらっしゃる方々のお話に
ちゃちゃ入れちゃうものだから、すっかり長くなっちゃいます。

しかし、閲覧して下さる皆様にはこういった切り口があるという点も
しっておいて欲しいなと考えています。

ところで、土門先生のブログを昨日のエントリでリンクしましたが、
同じアメーバブログ同士ということもあって、読者登録のメールに
私のブログで土門先生の講演の事をレポートします、と書きました。

わあ、土門先生から直接メールが。早っ!
嬉しいっ!(ミーハーだな~)


この学術大会のおかげで
すでに存じ上げている美容鍼灸のトップランナーの方々と
直接の接点ができてしまいました。

私が主催して少し学術的な観点からのレクチャーを
お願いしたいなと考えちゃいます。

さ、レポートに入りましょう。

土門先生の講演で以下の様な骨組みでお話が展開。
このアーキテクチャは本当によくできていた。
(メールに書いてありましたが、実際は1時間の内容の物を
20分間でお話ししたとのこと。1時間聴きたい)

それはこうです。

今回の研究会のメインタイトル
「美容鍼灸の展望と可能性
ー評価と治療法を考えるー」

となっていました。
シンポジストも
治療法、評価法、臨床家、経営学も含めた論説をする先生が
集められたかたち。

土門先生も「臨床家の立場として」と強調しておられました。

ところが、実に歯切れよく
本研究会のすべてを包括したかたちの講演
をご用意頂きました。

タイトルは「美容鍼灸と美顔率」
—表情筋からのアプローチーとなってます。

ところが、土門先生は基本中の基本からアプローチ。

まずは
「シワ・タルミの原因となる要素」として
要素分解を試みます。

その要素は
表情筋
運動神経
脂肪
保持靱帯
表在性筋膜
骨格

ココです。重要なのは。


とりわけ美容鍼灸の世界では
中医学をベースにした方穴と、シワへの直接的アプローチが
先行しており、特にその認定制度に関しても
限られた日程の中で学ぶには「羅針盤」ともなる
基本的知見を「自己復習」に頼らざるを得ない状況。

つまりはその手法、刺鍼法、刺入点に関する知見、
そして、クレーム対処のための方法などを指導するかたちに
なってしまいます。
そうなると東洋医学という枠の中で
オブラートに包まれたような部分が出てくる。

これは今まで出会った美容鍼灸を行っているという
一般的な先生方のお話の中でよく感じることなのです。


土門先生の今回のレクチャーは
そういった興味
(美容鍼灸いいな~、私もやってみたいな~、
儲かるかしら、どこに刺せばいいのかな~、
やったりどうなっちゃうのかな~、みたいな)
を持って集まった聴衆に向け、
一番大切な演繹的手法を展開するのです。

ココが私にとっての最大の収穫(苦笑)。

つまりは
原因をはっきりさせ、
その対処法として考えられている
一般的手法とその知見を咀嚼し、
それらを我々に披露した上で
どういった方法論で

「評価と治療法を考えるべきか」を提言。


素晴らしい!

そこで私達が知るべき重要点がクローズアップされます。

それは
皮膚科学、美容皮膚科学へのアプローチ不足。

これを先行しているのは、勿論
医学であり、美容学なのですね。

土門先生はレジメに自らのスライドを並べた資料を
提示されました。

あの日、立ち見席まで一杯になった会場内で
あのレジメを見返している先生は
一体何人いるのでしょうか。

復習をおろそかにするとまったく知恵は育まれない、
そういうのが私の持論でもあります。


そしてそのスライド資料には当然のことながら

引用文献が明らかになっていました。

特に土門先生の引用文献をリストすると

日本抗加齢学会分科会「見た目のアンチエイジング」
(私、買っちゃいました)
光文社,宮地良樹:「化粧品・外用薬研究者のための皮膚科学」
(私、まだ買っていません)
南山堂,宮地他:「美容皮膚科学」
(私、買っちゃいました)
FACIAL NERVE RESEARCH JAPAN(学会誌)
(私、調査中)


美容鍼灸を標榜するなら最低限必要な知識がここにある。

惜しげもなく提示して頂いたおかげで、
学ぶ上での羅針盤ができた、というわけ。

特に南山堂の「美容皮膚科学」は何と2万円オーバー・・・。
でもこれは、自らへの投資でもありますし、
当然知っておかなければならない
解剖生理、そして病理と疾患各論、それに用いる処方箋
さらに美容整形などの術法の紹介など

美容を語る上で必定な情報です。
(左にアマゾンリンク作ったので、中古なら安く買えるチャンス)

今日も長くなっちゃいました。

続きはまた明日。
そういったところを踏まえて
次回は土門先生の追求する
「美顔率」という名の
客観的評価法へのお話を。

今日はここまで。

明日以降、お楽しみに(苦笑)。

おしまい。


断酒;昨日は赤ワインをボトル3/4。
腹筋;昨日やっている暇がなかった。


応援クリックをよろしくお願いいたします!


にほんブログ村 健康ブログ 指圧・マッサージへ
にほんブログ村

にほんブログ村 健康ブログ 統合医療へ
にほんブログ村



日本東洋医学系物理療法学会は
新年度会員を募集中です。こちらのサイトを御覧下さい。


おわり

治療院サイトから予約状況などツイート最新情報が
ウィジェット表示でごらんいただけるようになりました。
ご予約前に治療院サイトチェック!!お願いいたします。
その日の空き時間、ツイート中です。
治療院サイトはこちら


ツイッターもよろしくお願いいたします。
@oiso_chiryouin



読者登録もご遠慮なくどうぞ。

筆者の出演マッサージ教則用DVDのご紹介

マッサージスコア®を使ってより効率よく練習しましょう。
DVDの詳細は
ソクラー・テクノスのホームページhttp://www.massagescore.info/
からどうぞ(ネットショップ有り)。
$ふわ~っと社長!のブログ
ジュンク堂書店、三省堂書店、アマゾン、医道の日本社ショップに加え、
日本スリービーサイエンティフィック、たにぐち書店様にても取扱い。
平成22年からスゴ腕ネット、22年末から「トワテックメディカルダイレクト」様にて
取扱中です。

DVDの詳細画像をスマートフォン、タブレット端末、
パソコンで閲覧しながら練習できるテクニックブックを
制作しました。
ヤフオクにてDVD(新品)にテクニックブックをつけて
出品中です(お値打ち価格になっています)。


こちらのリンクからどうぞ

$ふわ~っと社長!のブログ



$ふわ~っと社長!のブログ
よろしくお願いいたします。





※当ブログのコンテンツを無断引用、転載することを禁じます。
引用先として当ブログのURLを記載すること、ご一報いただくことを
引用、転載の条件としています。





過去ログは

Purunus amygdalus油
Macadamia integrifolia油

これまでの古い資料の紹介へジャンプ
1 「家庭マッサージ読本」
2 「図解按摩読本」
3 「マッサージ講義」
4 「スポーツマッサージ」
5 「日本マッサージ術講義~應病編~」
6 「オイルマッサージ」
7 「図解オイルマッサージ」

リフレクソロジー考察へジャンプ
その1
その2
その3
その4
その5

以下の広告宣伝文、及びリンクは
アメーバブログの機能により表示されています。
「ふわ~っと社長!」のブログ主はこれらのリンク先を
推奨することはございません。
したがって、リンク先に関わる一切のトラブルには
責任を負うことが出来ません。