トルクレンチってあるじゃないですか。ネジを絞めていくと設定したトルクになるとカチッってなるやつ。


よくタイヤ交換でトルクレンチ使ってる人がいますね。


あのトルクレンチがカチッってなってからもう一度確認のつもりでカチッってやる人がいますね。

そー!何を隠そう僕の事です!二度打ち大好きhiroです!

夜も二度打ち昼も二度打ち!!


トルクレンチの二度打ちって駄目なんですってね?ネット情報では二度打ちする人に人権無いような雰囲気があります。


そもそもホイールナットごときのトルク管理ってそんなに大事ですか?規定トルクって「範囲」が存在するよ。


↓を見て下さい。デリカD5の説明書




88~108ニュートンメートル


なので真ん中の98からプラマイ10ニュートンメートルの誤差が許される。


てこは…ケッコー大雑把なトルク管理って事ですよ。



トルクレンチの二度打ち禁止って何?そもそも僕は二度打ちがトルクが狂う原因になるとは全く思ってません。二度打ちくらいでプラマイ10ニュートンメートル以上狂う事なんて絶対にあり得ない。10ニュートン狂ってもOKって事なのに、皆はそれ以上狂うから二度打ちを悪く言うんでしょう?たとえそれ以上狂ってても僕はOK。

人間が原因で狂うってのはレンチを回そうとする動きが速いから狂う原因になり、二度打ちのスピードが速いから狂うと推測してます。勢いを付けるような動きが駄目ってこと。


100ニュートンメートル位のトルクになればカチッって衝撃が強くなるけどネジも相当締まってるからカチッて衝撃では動かないと思います。

では、50ニュートンなら?って思いますよね。弱くなればカチッって衝撃も弱くなるから弱い衝撃では何も動かない。


そもそも二度打ちを気にするほどの精度は必要ないホイールナットでしょ?高級なトルクレンチって訳でもなく、メーカーにトルクレンチを毎年点検に出してる訳でも無いでしょう?


そもそもが信用出来ない道具を使って二度打ち議論するのが無駄だなと思います。 

そんなに気にするなら公正済みのトルクレンチを使って走る度にトルクレンチで点検してから走れば?って思う。

てゆーか走った後にトルクチェックしたらそれって二度打ちになるでしょ?トルク管理しっかりしてるレーシングカーは走る前にトルクチェックしてる。タイヤ交換までの間に一体何度トルクレンチをカチカチしてるんだろう?


僕はそもそもトルクレンチ使わない派ですので、数年に一回トルクレンチを使って自分の感覚を鍛えてる。

インパクトレンチを新しく変えたりした時もトルクレンチを使ってインパクトの力がどれくらいなのかチェックしてます。



これはデリカD5のタイヤ交換の時の写真。



トルクレンチ二度打ちどころか滅多打ちしてみた❗


二度打ち嫌いが見たら糞動画だね(笑)

滅多打ちしてもソケットは動いてないよね!これでオーバートルクって言われても文句言いたいだけにしか見えない。



今年から使ってる新しい電動インパクトレンチ。



かなり強いインパクトです。

この設定で体に覚えさせてる。


インパクト打ってる時間とか、握ってる感じを覚える。


んで、トルクレンチを使ってチェック。



僅かに回るナットが1個ありましたね。その他のナットは丁度良い、もしくは設定値よりもオーバートルクだったんでしょう。


プラマイ何ニュートンメートルだったかまでは計ってないが良いところじない?


オーバートルクはボルトが折れるってのがネットでの定説ですが、デリカって車種のトルク値は決まってるが、同じボルトで違う車種ではもっと高いトルク値も存在してる。

つまりボルトの強度はまだ強いトルクでも良い!って事ですよ。 この車ではこのトルク。ってだけの話。このボルトの強度は別の話。このボルトの上限を越えないトルクなら伸びないし折れないって話。 



僕の考えは少しのアンダートルクでも重罪だけどオーバートルクはそれほど罪は無い。


社会が無知だらけだった時代はインパクトレンチのパワー満開で絞め込んでボルト折らずにインパクトのコマを毎年割ってたお店が沢山。

そのお店で組んだタイヤがパンクして自分で緩める時は車載レンチを蹴って折り曲げても緩まない。その時代にそのお店でボルトが折れた事件はほぼ無い。完全に締め忘れてた事が原因での事故はあった。


トルクレンチを使う時代になってからトラックのタイヤ飛んだ事件が増えてる気がする。気がするだけだと思いたいが最近うちのトラックのナット飛んでるからトルクレンチのせいだと思えてしまう。


ネットではオーバートルクに敏感になってる人が多すぎでアンダートルクの事はあまり気にしてないような気がする。これが危ない!

トルクレンチって壊れてしまうとカチッって動く部分が動けなくなってしまうが、経年劣化したトルクレンチはバネがヘタって設定値よりもアンダートルクになってしまいます。


古いトルクレンチはアンダートルクになってるだろうと予想してオーバートルク気味に設定するのが良い。

レンチだけではない。ボルトナットやホイールが新品では無い時点で汚れや磨耗等で抵抗が増えるから。増えた抵抗が原因で正しく回る前に設定トルク値になってしまう。だから抵抗分を少し上乗せしたトルク値にしたりネジを清掃したり油を塗ったり等でアンダートルクに絶対ならないように工夫するべき。


潤滑剤禁止説もあるが僕はそうは思わない摩擦の事をシビアに言うなら何故テーパー部の面積がホイールによって違いがあるの?理屈で言えば面積が変われば摩擦も変わる。アンダートルクにならないようにするには汚れや傷で増えた摩擦を減らす為に潤滑剤は有効だと思う。


オーバートルクはどこまで許容範囲?はっきり言って知らん!!

でも2倍のトルクで折れた事は無い。寿命が縮む可能性があるから2倍なんてアホな事は止めて15%増し位が妥当だと僕は考えてる。トルクレンチも狂うと10%位低くなると言われてます。だから僕は15%オーバー位が良いところでない?って感じ。あくまでも僕の持論。




ホイールナットが緩む原因はまだある。ここからは何かの原因でアンダートルクになってしまったって話。


車検後に緩むなんて事聞いたこと無いですか? 

車検の時にシャシブラック塗装してて、ホイールやブレーキディスク、ドラムにもシャシブラック塗装してる車両が危ない。

ブレーキに熱が加わり塗装が柔らかくなって塗装が潰れた時にホイールが緩む。

ホイールのテーパー部分に塗装が付いてても同じ理屈。

だから知ってる人は塗装を薄く塗るし、テーパー部分に塗らない。



個人のタイヤ交換でしっかりと締めたの緩む事件はどうか?

特に雪が積もってからのタイヤ交換が危ない!

ホイール裏面に雪が付いたままとか、氷が付いたまま装着した車は付着した雪が溶けたらナットは確実に緩くなる。

雪の上に落としたナット。袋ナットの中に雪が入ってナットが入っていかないなんて馬鹿な事があります。いくらトルクをかけても意味がない(笑)



滅多に無いが、裏面錆びだらけの鉄チンホイール&錆びだらけのブレーキ。これは錆が剥がれてきた事で緩くなっていく。トラックではよくある。乗用車ではあまり聞かない。乗用車だとテーパー部の錆が原因って事は多い。



ナットを仮止めしたときにホイールとナットの真が出てないまま締めて緩む人も。

インパクト使わない人はレンチで仮止めした時に弱すぎたり、そもそもずれていたりして、その状態でジャッキ下げて地面に下ろしてから本締めするから絞まってない。


アンダートルクの原因はまだまだたくさんある!書くのがメンドーなほど!


でもオーバートルクって基本的には「強く締めた」ってこと。 

強く締めたからオーバートルク。それ以外に理由なんか無いんです。


外部的な要因なんかほぼ無い。自分で強く回したからオーバートルク!



あと、プチ知恵袋。


再販70ランクルはアルミホイールと鉄チンホイールとでは締め付けトルクが違う。 


正確な数字は知らないけどアルミは130ニュートンメートル位なのに何と鉄チンになると200ニュートンメートル位になるんだってさ!整備工場の人が教えてくれた。

アルミと鉄でトルクが全然違うのにボルトは同じなの?


少し位のオーバートルクで折れる事は無いって僕の話は信憑性のある話でしょ?


ボルトナットって面白いよね。同じ太さ同じピッチ、同じ規格の強度で車種によって様々なトルクが存在します。





最近バギーでスズキ、ヤマハ、ホンダと同じボルトナットなのに規定トルクが全然違って覚えられないからマーカーペンで部品に数字を書いてる。

それもメンドーになってきたから各メーカーの中で一番強いトルク値だけを覚えて、弱いメーカーの車両はオーバートルクで締める事にしたオフローダーhiroでした(笑)




友達は左タイヤのナットは少し強めに締めてるって言ってた。僕は「なるほどな!」と思った。