みなさまこんにちは
健やかで心地よい暮らしを提案するナースセラピストにゃおです
自分史続きます。
さて、帰国しました!
が、一つ氣になってることがありました。
それは母がニュージーランドに遊びに来ていた時に
「最近、不正出血がある。」
「お腹が張ってあんまり食べれんのやけど体重は増えた気がする」
と言っていたので
ちゃんと婦人科に罹るように言ってはおいたものの
やはり不安だったのか罹っておらず。
帰国後、渡航前に勤めていた病院の仲の良かった先生に連絡をします。
(その先生の専門は消化器内科だったので、誰か知り合いの産婦人科の先生を紹介して欲しいと頼んだら
自分が勤めてる職場の先生を紹介してくれました。
改めてあの節はありがとうございました)
その先生が当時働いていた愛知県内の病院で検査をしてもらい、
結果は
【卵巣嚢腫】でした。
大きくなる嚢腫は良性腫瘍であることが多いですが
確定診断は病理検査をしないと何とも言えないし、
ここまで大きくなってる(画像診断で約30㎝といわれました)と
そのまま放置というわけにもいかず手術を勧められました。
手術を、この愛知県内の病院でやるか、
地元の病院でやるか、
地元は田舎ですし、産婦人科医は一人、
検査をしてもらった病院は規模も大きいし私にとっては内科医とはいえ頼れる先生もいる。
私の希望としては、愛知県内のこの病院で手術を、と思いましたが
母の選択は地元で自分の職場で、顔見知りの先生にやってもらう、でした。
母の嚢腫は大きすぎ、ほかの骨盤内臓器も圧迫していたため、
子宮付属器全摘出術(両側の卵巣も、子宮も取ってしまう)でした。
(22~3年前の田舎での手術でもあり生殖年齢も過ぎていたためこのようなことになったのかと思いますが、
今は腹腔鏡で腫瘍部だけ、とか
大きくて開腹するとしても癒着が無ければ腫瘍部だけ、とか、
病巣以外の臓器はなるだけ残すことが主流だと思います。
そして、ものや大きさによっては自然治癒する状態のものもありますし
小さくても悪性が疑われる場合や捻転の恐れがある場合は摘出を推奨されます)
手術の結果は良性でしたが、腫瘍は30㎝に及び、重さも8kgもありました!!凄いな!!
良性だったのでこれで終わりかと思いきや、
医者は抗がん剤を勧めてきました。
嚢腫は大きくても良性なんだし、転移も癒着も無かったので、やらなくていいと思う、
抗がん剤ははっきり言って毒薬劇薬だよと母に伝えましたが
母は、今後何かあった時にやらなかったことを後悔したくないと、やる方を選択しました。
大変でしたよ。。。
食べれないし、髪の毛抜けるし、、、
それでも何とか回復し通常の生活が戻ります。
(もうあれから20年くらい経った今もおかげさまで元気です)
私は母の闘病中は地元の産婦人科でバイトしていました。
婦人科領域の患者さんは前職の職場でも経験があったものの
産科領域で仕事するのは学生時代の実習以来初めてでしたが、
外来も病棟も母親学級も経験させてもらえました。
幾度かの出産にも立ち会わせてもらったし、
沐浴や授乳もさせてもらえたし、
産まれる瞬間に立ち会うこともあれば、
何らかの理由で堕胎せざるを得ない、という場面にも出会いました。
堕胎に対しては
胎児を親の勝手で!という人もたまにいますが
胎児自体が鼓動を止めてしまえば、母体から出さなくてはいけないし
予定外の妊娠や望まない妊娠で育てられるような環境に無い、ということもあります。
両親が揃っていても産むことのリスクが高いと判断して堕胎されることもあります。
堕胎することで女性側が叩かれることが多いですが
カラダもココロも辛いのは堕胎する本人です。
人知れずひっそり産んで生まれた子供を遺棄してしまう事件もありますが
これも遺棄した女性が叩かれることが多いですが
出産は出血も多く命がけです。
子宮口は全開大しても10㎝、出産時の赤ちゃんの頭囲は約30㎝あります。
上手にいきまないとお母さん側も苦しいし、赤ちゃん側も苦しいのです。
それを一人でやり遂げたって、それだけでもすごいことなんです。
母体に負担がかかって母親側が死んでしまうことだってあるんです。
もちろん、遺棄して良いわけではない。
然るべき場所に繋がれていたならそんな悲しい思いはしなくて良かった。
堕ろさなきゃと思っても、体内で胎児の動きを感じてしまって踏み切れなくて堕胎の時期を逃してしまうこともあります。
妊娠は女性一人で出来るものではありません。
必ず男性の精子が必要です。
男性にも責任があります。
だからこそ、ちゃんとした性教育が必要で
自分も相手も大切で
お互いを思いやることが大切で
セックスには性的同意が必ず必要なのです。
私が正しい性のことを伝えたいのは
こういう想いがあるからです。
続きます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます